――超一流と超一流未満との違い
について考えています。
……
……
よく指摘をされることは――
――超一流は、高い目標を掲げ、その目標に達するために、妥協をせず、諦めず、とことん自分を追い込んで、長大な時間を費やし、あらゆる工夫を凝らしていく。
といったことです。
それは、その通りと思うのですが――
その指摘は、
(何も答えたことにならない)
と、僕は思います。
肝心なのは、
――なぜ超一流は、高い目標を掲げるのか。
です。
あるいは、
――なぜ超一流は、妥協をせず、諦めず、とことん自分を追い込んでいくのか。
あるいは、
――なぜ超一流は、長大な時間を費やし、あらゆる工夫を凝らしていくのか。
です。
……
……
色々な答えが可能です。
――ある種の狂気を秘めているからだ。
という答えもありでしょう。
……
……
現時点での僕の答えは、
――自己が置かれている現状に何らかの違和感を覚えているから――
です。
超一流は――
超一流未満が覚えていない違和感を常に強く覚えているのではないでしょうか。
さらにいえば、
――どうやら、私以外の人たちの多くは、ほとんど違和感を覚えていないようだが、私は強く違和感を覚えている。これは、なぜなのだ?
との疑問ないしは好奇心ですね。
こうした思いに駆られるようにして――
超一流は、何らかの高い目標を掲げ、最後まで妥協をせず、諦めず、とことん自分を追い込んで、長大な時間を費やし、あらゆる工夫を凝らしていく――
そういうことではないか、と――
僕は思っています。
裏を返すと――
超一流未満は、自己が置かれている現状に、ほとんど違和感を覚えていないのです。
むしろ、世界に巧く適応できている――
超一流は、世界に巧く適応できていない――
だから、世界を変えようとする――
そういうことではないでしょうか。