マル太の『道草日記』

ほぼ毎日更新――

汎症根治と不老不死と

 ――医療の世界の“摩天楼”

 で想定をされうる「天」は、

 ――不老不死

 だけではなく、

 ――あらゆる病気の症状の原因が特定をされ、その治療方法が確立をされること

 もありうる、ということを――

 きのうの『道草日記』で述べました。

 

 今、

 ――あらゆる病気の症状の原因が特定をされ、その治療方法が確立をされること

 を、便宜上、

 ――汎症根治(はんしょうこんち)

 と記すことにします。

 

 ――汎症根治

 は、

 ――不老不死

 よりは現実的ですが――

 現代医学が未だに解き明かせていない病理が山積をしている現実を踏まえれば――

 その差は、

 ――五十歩百歩

 と、いわざるをえません。

 

 さらにいえば――

 

 僕は――

 もし、人が、

 ――汎症根治

 を成しえたら――

 その次は、必ず、

 ――不老不死

 を目指すであろう――

 と考えています。

 

 その目指し方は――

 かつて古代中国において、秦の始皇帝漢の武帝が目指したように、

 ――自然界に妙薬を見出す

 といった純朴な目指し方ではなくて――

 例えば、

 ――有機物から成り立つ自分たちの体を無機物に置き換え、その無機物の体を永続的に保ちうる仕組みを作り上げる。

 といった目指し方にはなるでしょう。

 

 が――

 

 いずれにせよ――

 

 仮に――

 人が、

 ――汎症根治

 を成しえたら――

 その次は、必ず、

 ――不老不死

 を目指す――

 ということが真実であれば――

 その差は、

 ――あって、ないようなもの――

 といえます。

 

 そういう意味でも、

 ――汎症根治

 と、

 ――不老不死

 とは、

 ――五十歩百歩

 であると思うのです。