マル太の『道草日記』

ほぼ毎日更新――

漢字バトン

 八尋さんから『漢字バトン』を頂きました。

     *

1 好きな漢字 三つ

 3つは少ない。どう考えたって足りないでしょう。
 敢えて3つに絞るなら、

   風 舞 東

 です。形と意味と、両方が好き。とくに「舞」や「東」は、自分の小説の主人公の名に使っています。


2 前走者の挙げた三つの漢字に自分の持つイメージ

 八尋さんが挙げられたのは、次の3つ――

   死 詩 史

「死」のイメージ――
 無、静、空――
 けど、猥褻をからめると甘美になる。
 いかにも臭ってきそう――ときに匂ってくる。

「詩」のイメージ――
 小学校の作文みたい――ハッキリいって良いイメージなし――
 昔は、この字が嫌いでした。
 今も、なるべく使わないようにしています。使うのは「詞」ですね。「詩」とは微妙に違う意味らしいけど――

「史」のイメージ――
 記録、真実、断固――絶対に変えてはならないもの――尊重すべきもの――
 妙に男性的です。例えば、女性の名に用いると妙な感じ――


3 次の人に回す漢字 三つ

 この漢字のイメージを、次の人に答えてもらうのですね。
 せっかくなので、僕が好きな漢字で――

   風 舞 東


4 大切にしたい漢字 三つ

 これは意外と多くないですよ。

   太 云 今

「太」――当然です。僕の本名なので――
 皆さんも大事に使ってやって下さい(平伏

「云」――よく使います。これからも使い続けるでしょう。
 シンプルな形がよい。「言」がイヤだということもあります。

「今」――仮名で書くことが多いのですが、本当は漢字で書きたいのです。
 何より形が美しい。
 

5 漢字についてのイメージ

 東アジア文化の中枢――
 日本文化の本丸――


6 最後に好きな四文字熟語を三つ

 四字熟語は好きではありません。小説でも随筆でも、まず使わない――どうしても陳腐に感じるので――あ、会話なら使うかな。
 強いて挙げるとするならば、

   盛者必衰 美辞美麗 花鳥風月

 の3つです。
「盛者必衰」は音が好き――
「美辞美麗」も音――
「花鳥風月」は音に加え、四字の配列がよい。


7 次に回す七人と、イメージする漢字

 7人はいけません。欲張りすぎです。
 ここは、ひとつ、ぽち(仮)さんに――イメージは「柔」――

 ちなみに八尋さんの僕のイメージは「理」だそうです。

(なるほどねぇ)
 と思いました。

 僕は「知」でありたいと思っています。
 ときにムリして「知」が「恥」になったりするけど――