八尋さんから『漢字バトン』を頂きました。
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1 好きな漢字 三つ
3つは少ない。どう考えたって足りないでしょう。
敢えて3つに絞るなら、
風 舞 東
です。形と意味と、両方が好き。とくに「舞」や「東」は、自分の小説の主人公の名に使っています。
2 前走者の挙げた三つの漢字に自分の持つイメージ
八尋さんが挙げられたのは、次の3つ――
死 詩 史
「死」のイメージ――
無、静、空――
けど、猥褻をからめると甘美になる。
いかにも臭ってきそう――ときに匂ってくる。
「詩」のイメージ――
小学校の作文みたい――ハッキリいって良いイメージなし――
昔は、この字が嫌いでした。
今も、なるべく使わないようにしています。使うのは「詞」ですね。「詩」とは微妙に違う意味らしいけど――
「史」のイメージ――
記録、真実、断固――絶対に変えてはならないもの――尊重すべきもの――
妙に男性的です。例えば、女性の名に用いると妙な感じ――
3 次の人に回す漢字 三つ
この漢字のイメージを、次の人に答えてもらうのですね。
せっかくなので、僕が好きな漢字で――
風 舞 東
4 大切にしたい漢字 三つ
これは意外と多くないですよ。
太 云 今
「太」――当然です。僕の本名なので――
皆さんも大事に使ってやって下さい(平伏
「云」――よく使います。これからも使い続けるでしょう。
シンプルな形がよい。「言」がイヤだということもあります。
「今」――仮名で書くことが多いのですが、本当は漢字で書きたいのです。
何より形が美しい。
5 漢字についてのイメージ
東アジア文化の中枢――
日本文化の本丸――
6 最後に好きな四文字熟語を三つ
四字熟語は好きではありません。小説でも随筆でも、まず使わない――どうしても陳腐に感じるので――あ、会話なら使うかな。
強いて挙げるとするならば、
盛者必衰 美辞美麗 花鳥風月
の3つです。
「盛者必衰」は音が好き――
「美辞美麗」も音――
「花鳥風月」は音に加え、四字の配列がよい。
7 次に回す七人と、イメージする漢字
7人はいけません。欲張りすぎです。
ここは、ひとつ、ぽち(仮)さんに――イメージは「柔」――
ちなみに八尋さんの僕のイメージは「理」だそうです。
(なるほどねぇ)
と思いました。
僕は「知」でありたいと思っています。
ときにムリして「知」が「恥」になったりするけど――