マル太の『道草日記』

ほぼ毎日更新――

2014-10-01から1ヶ月間の記事一覧

たぶんズボンのチャックが開いているのと同じような

きのうは、朝から天気が良かったので―― (よし! ちょっと、いい汗かこう!) と思い立って―― 通勤のために自宅から駅へ向かう際に―― けっこう張り切って、はや歩きをしてみたのです。 僕は、通勤カバンに、少し大きめのリュックを使っています。 着替えなど…

空腹を一心不乱に満たせる喜びというものが

40歳を過ぎて―― (おいしくないものは、できるだけ食べたくないな~) と、強く思うようになりました。 正確には、 ――おいしく感じられない食べ物で、空腹を満たしたくはない。 ということです。 どうせ空腹を満たすのなら、美味な物で満たしたい―― 美味でな…

物を売りたければ

物を売りたければ―― 決して売り込んではいけないのだそうです。 ――ぜひ買ってください。お願いします。 といってはいけない―― 売り込むのではなくて―― 人々の心を操作する―― それら人々が、 ――これは大変だ。早く買わないと損をする! と思うように仕向ける―…

セカセカしているときには、あえて丁寧に

人が人であるためには、 ――感情のコントロール が必要条件であると思っています。 「必要条件」というのは―― 感情のコントロールができるからといって、常に人らしく振る舞えるとは限らないけれども―― 感情のコントロールができなければ、とうてい人らしく振…

どんなに長く同じ街に住んでいても、決して知り尽くせない街並みが残るから

きのう仙台で駅伝がありまして―― 全日本大学女子駅伝対校選手権というのが正式名称だそうです。 毎年、TV中継されるので―― 今年も、TV画面を通し、仙台の街並みをみることができたのですが―― 仙台に移り住んで20年が経つというのに、 (え? ここ、どこ…

ものすごく偏った思想の持ち主でも

ものすごく偏った思想の持ち主でも―― 逆に、すごくバランスのとれた思想の持ち主でも―― その人が、オリジナルの小説を書いてみるとき―― その作品がどんな思想を伝えているかは―― その作品が書き上げられて推敲が終わる最後の瞬間まで―― 予断を許さないような…

2人の閣僚は、なぜ辞任する必要があったのか

今週のはじめ頃―― 自民党の2人の閣僚が、政治資金や選挙活動の不正を取り沙汰されて辞任に追い込まれました。 (またか……) という感じがしています。 が―― 今に始まったことではありません。 この国では、よくみられる政治風景です。 それを今さら悲観した…

普遍的人間性のようなものを感じとったのだと

――人は、障害者になると、「まわりの人たちが自分に合わせるのが当然……」と思うもののようです。 という言葉を聞いて―― ハッとしました。 それは、実際に障害を負われている方の言葉でした。 中年期までは健常者として普通に暮らしていて―― その後、初老期に…

日本語なのに、なぜ日本語だとわからなかったのか

飲食店でご飯を食べていたら―― 若い女性のお客さんが入ってきて―― 若い男性の店員さんにむかって、 ――ano otoire wa dokodesuka? と訊いてきました。 店員さんは、すっかり気が動転してしまったようで、 「あ、すみません。ちょっと俺、日本語以外ダメなん…

すべてが、一瞬、どうでもよくなった

巨大な自然現象を目の当たりにすると―― 心は静止します。 きょうもネットのニュースをみていたら―― ふと竜巻の写真が目にとまりまして、 (ほ~) と思わず心の中で溜め息をつきました。 先日は、もっと強烈な溜め息をつきましたよ。 先週、日本列島を台風19…

白黒映像の誤解

近代の白黒映像をデジタル化し、精密な時代考証を元に色を着けるという試みが―― フランスの番組制作会社を中心に行われているそうです。 その会社とNHKとが協力し―― 大正や昭和前期の東京の白黒映像にも色が着けられている、とか―― その映像をチラッとみ…

世の中の嫌なところをみないで生きていけたら

世の中の嫌なところをみないで生きていけたら―― どんなにか楽だろうと思うのですが―― 世の中で普通に生きていたら―― よほど現実逃避を徹底させない限り―― 世の中の嫌なところは、必ず目にします。 利己的な人どうしが醜く争いあっているところとか―― そうい…

「○○を説明せよ」というレポート課題は絶対に出さないと決めている先生も……

――説明をする。 という行為は―― 結局は、 ――より平易な言葉に置き換える。 という行為なのですが―― 何をもって「より平易な言葉」とみなすかが、難しいのですね。 つまり、「より難解な言葉」に置き換えたのでは、説明の体を成しませんし―― また、「同じくら…

解決すべき問題が、あまりにも大きいと

解決すべき問題が、あまりにも大きいと―― たとえ、その問題に多くの人たちが取りくんでいても―― 一向に解決されない―― ということが、よくあります。 皆が、めいめい勝手に取りくんでいるものだから―― 問題が一向に解決されないばかりか―― 問題の全容が明ら…

性質の異なる2つの組織に本気で所属しようとは思わないけれど

(自分の体が2つあったらいいな) と思うときが、たまにあります。 例えば―― 性質の異なる2つの組織があって―― そのどちらにも自分が所属していれば、自分が得をするばかりか、各々の組織にとっても有益に違いない―― そう信じられるときです。 まあ、「各…

決して取り返しのつかないことが、世の中では、ときに起こる

スポーツの試合をみていて―― 思わず、 (う~む) と唸ってしまうのは―― 決して取り返しのつかないことが、世の中では、ときに起こる――確実に起こる―― ということを実感できるからです。 例えば、野球の試合で―― 最終回のちょっとした送球ミスで勝敗が決して…

本質的な問題点には、あえて近づかない

雑談の難しさは―― 話題の選び方もさることながら、 ――その話題が含んでいる本質的な問題点には決して触れないようにする。 というところにあります。 ――あえて表面的なやりとりに終始する。 といっても、よいかもしれません。 例えば―― 仕事上の愚痴などが好…

「あ。また、あのカフェに……」と思うそのときまで

見知らぬ街で人に連れられて入ったカフェというのは―― あとから探すのが大変です。 (あ。また、あのカフェに入ってお茶を飲みたいな) と思っても―― 容易には、たどりつけません。 見知らぬ街でなら、あきらめもつくのですが―― 自分が住んでいる街にすら、…

なぜ、100 の次が 300 なのか。なぜ、300 の次が 1000 なのか

きのうの『道草日記』で―― 僕は、 ――100年、300年、1000年、3000年 と年数を刻んでいったのですが―― もしかすると、 ――なんで、そんな刻み方をするんだ? と訝られた方がいらしたかもしれません。 ――なぜ、100 の次が 300 なのか。なぜ、300 の次が 1000 な…

1000年、3000年後の人によっても、同じように

人の知恵は―― 人の寿命を超えて、遥かに長い期間にわたって、後世に伝えられます。 ときに何世代にもわたって100年、300年、1000年と―― 人の心が発見し、体得したことは―― やはり、人の心によって、正確に理解され、体得され、継承されていくのですね。 そう…

あえて気づかないふりをしてあげるということが

(あれ? あの人、なんかヘンだぞ) と気づいても―― あえて気づかないふりをしてあげるということが優しさになりえる、と―― 僕は考えています。 何でも気づいたら指摘していくというのは―― むしろ、優しさの正反対ではないか、と―― 僕は思うのです。 だって…

ぜんぜん関連のない文脈で知った人物と人物とが

ぜんぜん関連のない文脈で知った人物と人物とが―― あるとき、思いがけず、スルスルっと繋がることがあります。 例えば―― 先月に人から進められて読んだ書籍の著者と―― 3ヶ月前に自分で買った学術入門書の監修者と―― たまたまネットの記事で見聞きした人の近…

おしゃれの起点は意外性

(ああ――あの人、おしゃれだな~) と思える人たちの服装をみていて―― つくづく感じることは、 ――どこかに必ず人々の予測を裏切っている風情がある。 という点です――「予測」というのは、「期待」に言い換えたほうが、よいかもしれません。 おしゃれのポイン…

こうやって人の感性は磨耗していくのか

ラジオを聴いていて―― 感じの良さそうな歌が流れ始めて―― (お? 新曲か?) と思って―― 聴き耳を立てていたら―― …… …… 学生時代に聴いていた歌でした。 あとで確認したら、1999年のリリース―― …… …… 15年前の歌を、 ――新しい。 と感じてしまったことに驚き…

台風を丸裸にした上で、かつ嵐の不気味さを保つには

きのうの午後に―― 台風18号が宮城県の太平洋沖へと抜けていったようですね。 天気予報の通りでした。 以下のことは―― いつぞやも、この『道草日記』で書いたように記憶しておりますが―― * 本来は恐ろしいはずの嵐も、その嵐をもたらす台風の位置や勢力が、…

いま自分が気になっているニュースを、家族や友人・知人らと共有するのが

何かニュースをみて、 (あ、面白そうだな!) とか、 (なんか気になる……) などと強く思うときには―― それがTVのニュースであっても、新聞や雑誌の記事であっても、あるいは、ネットのサイトであっても―― たいていは、プライベートな動機に根ざしています―…

人生は登山か

人生を登山に喩えた上で、 ――いかに安全に下山するかがポイントだ。 という話をきいたことがあります。 警句の一種です。 つまり―― 山頂に登りつめたあとで転んでしまって、そのまま滑落死する人生もありうるのだと、警鐘を鳴らしているのですね。 たしかに…

大人だって、相応の「不安感・恐怖感」を抱いている

子供が病院に行って泣き出すのは―― 痛みの伴う治療を受けてのことだと、つい思いがちですが―― 実際には、 ――何をされるかわからない不安感・恐怖感 で泣き出すのだといいます。 もちろん、注射などで相応の痛みを覚えて泣いているのは間違いないとは思います…

「真に高度で正確な技術」をたぶん僕らは頻繁に目にしているけれど

真に高度で正確な技術というのは―― ごく簡単なことのようにみえるのだそうです。 例えば、プロ・スポーツのゲームなどをみていて―― 選手の皆さんが、なんでもないようにやっていらっしゃることが―― 実は、 ――ものすごく高度で正確な技術 であったりするとい…

本棚に本を並べるときに

本棚に本を並べるときに、 ――テーマごとに並べるか、大きさごとに並べるか。 で―― いつも迷います。 皆さんは、迷いませんか。 本棚は、テーマごとに並んでいるほうが、あきらかに使い勝手がよくなるのです。 どこに何があるか的確に把握できるから、読みた…