マル太の『道草日記』

ほぼ毎日更新――

2015-06-01から1ヶ月間の記事一覧

結局は自分が10代の頃に考えていたことに戻っていく

高名な学者さんが、 ――自分の学説は、結局は自分が10代の頃に考えていたことに戻っていく。 といったことをおっしゃっていました。 似たようなことは―― 他の学者さんたちも、しばしばおっしゃっているので―― たぶん本当のことでしょう。 10代の頃に思いつき…

「千年に1人の美少女」? なかなかにいいじゃないか

10代の女性タレントの売り込み文句で、 ――千年に1人の美少女 というキャッチコピーを目にしたときには―― 思わず―― 笑ってしまいました。 (ホントに「千年」かよ) と―― (「十年」の間違いじゃないのかよ) と―― (せめて「百年」くらいにしておけよ) と―…

私事と公事との差異――たとえ、どうしようもなく乱世に陥ったとしても

人の用事には、 ――私事 と、 ――公事 とがあると考えています。 そして―― これら2種の用事に向き合う時の姿勢は―― 根本的に異なる、といえましょう。 私事に向き合う時は、少なからずチャランポランがよいと思っています。 ――いいよ、そんなとこまで今から決…

ふかふかの布団の心地よさを、うんちくを絡めて論じるかのような

――美しい という言葉は、 (注意して使わないとな) と思っています。 というのは―― 人が、何かを「美しい」と評する場合―― おそらく、ほとんどは―― その“何か”を見たり、聴いたりして、 ――心地よい。 と感じた結果の「美しい」であろうと思うのですよね。 …

たぶん意味はわからない

ひところ、 ――オワコン という略語を目にして、 (何それ?) と戸惑ったものですが―― きのうは、 ――オワハラ という略語を目にして、 (今度は何?) と―― 再び戸惑いました。 「オワコン」というのは、“終わったコンテンツ”のことで―― ブームが去ったコン…

80代くらいのお婆さんがヨーロッパ・サッカーの話を

街角で―― 80代くらいのお婆さんがヨーロッパ・サッカーの話をしていました。 かなりのギャップです。 いまカナダで女子サッカーのワールド・カップが開催されていますから―― なでしこジャパンの話をするなら、まだ、わかるのですが―― スペインのクラブ・チー…

20年くらい前に僕に会釈をされた男性の気持ちが

今から20年くらい前のこと―― まだ僕が大学生だった頃に―― 20歳くらい年上の知人の男性に会釈をしたところ―― なぜか一顧だにされずに、 (なんでだろう?) と思って近づくと―― まったくの別人だった―― ということがありました。 その時のその男性の戸惑った…

自分のひとり言には自分で責任を

ここ1~2か月くらい―― 僕は、ひとり言で、 しょぼーん しょぼーん と―― やたらというようになりまして―― ところが―― これをいわれるほうは、いくらひとり言だとわかっていても、なかなかにイヤな気持ちになるらしく、 ――それ、やめてほしい。 と暗に釘を刺さ…

まるで写経をしているみたい

――数式を書き写していると、心が落ち着く。まるで写経をしているみたいだ。 といっている人がいて―― (たしかに、そうかも……) と共感しました。 僕も数式を書き写していると―― なぜか心が落ち着きます。 数式といっても―― 一目みて意味がわかってしまうよう…

会話力と対話力とは違う

――会話力と対話力とは違う。 という話を知りました。 例えば―― サークル活動の学生に必要な能力は「会話力」であって「対話力」ではなく―― 就職活動の学生に必要な能力は「対話力」であって「会話力」ではない、と―― 会話力は、とにかく会話を途切れさせない…

鏡をみている気分に

あの『ポケットモンスター』のキャラクターの一つに、 ――ドクターピカチュウ というのがありまして―― ぬいぐるみも販売されているのですが―― 先月、妹一家が我が家に遊びに来た時に―― 中学生の甥と小学生の姪とが、 「これ、おじちゃんに似てる」 といって――…

いかなる応用も、基本の単純な組み合わせにすぎないはずだ

小学校や中学校に通っていた頃―― 算数や数学の授業などで、 ――いくら基本をやっても応用は身につかない。 などと―― よくいわれたものです。 が―― 高校を卒業したあとでいわれたことは、 ――とにかく、基本が大事―― や、 ――基本を疎かにするのが一番こわい。 …

芸術家の人格者というのは

自分が、 ――美しい! と思って描いたり作ったりしたものを―― 誰かに茶化されてしまったときに―― 自分も一緒になって笑ってみせる―― そういう人は―― 心が実に逞しいのだと思います。 一緒になって笑ってみせるということは―― 自分が「美しい!」と思って描い…

規則性の鬼子

ビジネスの経営をみていて―― しばしば思うことですが―― 人は、規則性に強く、不規則性に弱い存在ですよね。 もう少し具体的にいうと、 「規則性」というのは、 ――何らかの出来事が規則的に続いていくこと であり―― 「不規則性」というのは、 ――その「規則性…

インタビューの宿命的な特質

インタビューというのは―― するほうより、されるほうが難しいように思います。 僕自身はインタビューをされたことが、ほとんどなく―― もっぱら、するほうなのですが―― そうやってインタビューする時に―― いつも感じるんですよね―― インタビューをされた人と…

予想外の「面白い!」や「大切だ!」が思考の偏りを防ぐ

ネットだけで情報をとっていると―― 情報に偏りが生じますね。 情報に偏りが生じると―― 思考に偏りが生じる―― これは危険です。 やはり、テレビやラジオは貴重ですね。 実は、新聞や雑誌にも、ネットと同じことがいえます。 基本的には、情報に偏りが生じる――…

「戦国武将型民主主義」――異形の言葉

――戦国武将型民主主義 という言葉を知りました。 (面白い言い方だな) と思いました。 湯浅誠さん――2008年の“年越し派遣村”で有名な社会活動家――が、橋下徹さん(大阪市長)の政治信条を評するのに考案された造語のようです。 ――戦国武将型 というのは―― 権…

悪くなってしまった機嫌を容易には直したくないと思う心理

機嫌が悪くなってしまった時に―― その機嫌を―― 容易には直したくないと思う心理が―― 少なくとも―― 僕にはあります。 …… …… 僕だけですかね。 …… …… 皆さんには―― ありませんか。 …… …… ないかもしれませんね。 …… …… その心理を一言で表すとしたら、 ――臥薪…

一点集中の発想が許される組織、許されない組織

――民間企業が生き残っていくためには、ヒット商品を作り続けるしかない。 という考えを知りました。 (なるほどな) と感じます。 民間企業は、ふつうは営利目的で経営されますから―― まさに利益追求・利益獲得型の組織の典型です。 そういう組織なら、たし…

80年周期から100年周期へと本当に変わっているのだとしたら

ここ200年くらいの日本の歴史を振り返って、 ――歴史は、だいたい80年周期で繰り返す。 と、指摘する向きがあります。 具体的には―― いわゆる“幕末の動乱”が、1853年の黒船来航から1869年の戊辰戦争まで―― いわゆる“15年戦争”が、1931年の満州事変から1945年…

衣紋かけ、昭和も遠く……

昭和を最も思わせる言葉として、 ――衣紋(えもん)かけ を挙げた人が最も多かったのだそうです。 きのう、ネットの記事で見かけました。 (たしかにな……) と思います。 祖母が、よく使っていました――「ほれ、衣紋かけ、ここにあるぞ」と―― 僕らは、まず使い…

闇路に闇路を踏みそえて

ついうっかり愚痴をもらしそうになるということは―― 誰しも日常的に経験していると思いますが―― 僕も、経験している一人です。 そうやって愚痴をもらしそうになって―― もらさずに済んだときは、 (ああ、よかった) と―― 清々しい気分になるものですが―― つ…

男気

――男気(おとこぎ) という言葉を、 ――男らしい。 という意味で使う人が増えていると―― 警鐘を鳴らしていらっしゃる方がいます。 たしかに―― 辞書などによると、「男気」とは、 ――弱い者が苦しんでいるのを見逃がせない気性、損得をかえりみずに弱い者を助け…

2週間遅れだった

東京六大学野球のリーグ戦で東京大学が連敗を止めたのは、 ――先週 だと述べましたが―― 実際には、 ――先々週 の誤りでした。 …… …… いや~。 困った(笑 …… …… ということは―― 僕は、1週間遅れではなく、2週間遅れで、新聞を読んでいたわけですね。 …… …… 気…

また勝ったの?

新聞を1週間遅れくらいで読むことが多くなりました。 けさは起きて先週の土曜日の新聞から読み始めました。 新聞が読めないくらいに忙しいわけではないはずですが―― なぜか、未読の新聞が溜まっていきます。 20年前なら―― 新聞を読んでいないと、世間から隔…

これほど後ろ向きの言葉もなかったはず

仮に、どうしようもなく辛気くさい人の、どうしようもなく後ろ向きの愚痴であったとしても―― ニコニコ顔で、朗らかに語られれば―― 聞く人の印象は、まったく変わります。 何かを語るときは―― 何を語るかではなくて―― どうやって語るかが大切なのですね。 ど…

判断と情報との“のっぴきならない関係”

物事の判断は―― その物事に関わる情報をどれだけ多く握っているかにかかっています。 情報を最も多く握っている人が―― 最も間違いの少ない判断を下せるのです。 ですから―― 判断を下す人は、情報を多く集めなければなりませんし―― その周囲の人たちも、判断…

零「0」

――零(「0」) という概念は―― それを当たり前と思って使っていると―― これ以上ないくらいに、 (当たり前) に思える概念ですが―― ひとたび、 (「零」って何だ?) と考え始めると―― とたん不思議な概念に思えてきます。 このことを僕が最初に意識したの…

「何のために勉強するか」と、子に訊かれ

――何のために勉強するのか。 と、子に訊かれ、 ――将来のためだ。 と、あいまいに答えたり―― あるいは、 ――社会で広く通用する学識や技能を習得するためだ。 とか―― もっと露骨に、 ――多くの人たちから一目おかれる学歴を取得するためだ。 と答える親は―― 少…

作詞

僕が10代の頃から傾倒している作詞家・作曲家の方がいらして―― その方の詞は―― 言葉遣いに豊かな情緒があるだけでなく―― 形式的な美しさや論理性の明らかさがあって、 (すごいな~) と、ずっと感じ入っているのですが―― 40歳を過ぎてから―― その方の傑作の…