マル太の『道草日記』

ほぼ毎日更新――

2006-10-01から1ヶ月間の記事一覧

ちょっと気にかかる

学校のイジメや職場の人間関係などによると思われる自殺の報道が、相次いでいる。 TV番組のキャスターが、 ――絶対に死んではいけない。 と呼びかけたりもしている。 気持ちはわかる。 が―― 逆効果かもしれぬ。 実は―― これ以上、自殺者を増やさない最も確実…

自分で自分を疑うこと

同じ文章をよんでいても―― それは―― 詩でも、小説でも、随筆でも、評論でも、何でもいいのだが―― よむ人によって、受け取り方が違ってくる、ということが―― どうにも恐ろしい。 よむ人によって違ってくるだけなら、まだ、よいのである。 同じ人であっても、…

豊かで平和な国

午後早い時間に、自宅近くを歩いていたら―― 片側3車線はある大通りが、突然、封鎖され、交通規制用のカラー・コーンが次々と立ち並べられた。 全日本大学女子駅伝(「杜の都」駅伝)である。 車を運転していたほうは、たまらなかっただろう。 片側3車線もあ…

日本人は忙しい

――最近の日本人は忙しい。難しい物語なんて売れないよ。 みたいな話をきいた。(その通りかも――) と思った。 たしかに、今の日本人は忙しい。 仕事に忙しいし、子育てに忙しいし、遊びに忙しいし、TVに忙しいし、ゲームに忙しいし、ネットに忙しい―― こんな…

今年のアジア・シリーズは危ない

今年の日本シリーズが集結した。 4勝1敗で日本ハム・ファイターズが中日ドラゴンズを破った。 44年ぶりの日本一である。 中日が勝てば52年ぶりであった。 が、ファイターズがリーグを制覇し、日本シリーズに進出したのは、実に25年ぶり―― ドラゴンズが2年ぶ…

世界史を必修にするくらいなら

今日も、高校必修科目問題に絡む話から―― * 2003年度の指導要領より、世界史が必修となっているらしい。 世界史には「世界史A」と「世界史B」とがある。 世界史Aは、近現代史に力点が置かれている他、各文化圏の交流など、いわゆる「歴史の横糸」を重視した…

本当に教育再生内閣か?

必修科目を教えていなかったのは、富山県の公立高校だけではなかったようである。 今日になって、各地で同様の事例が発覚した。 おそらく、多くの高校3年生が、貴重な受験直前期を必修科目の補習にあてることになる。 気の毒である。 大学入試は重要な関門だ…

富山県の公立高校で

富山県の公立高校で、受験を控えた3年生が深刻な問題に直面しているという。 去年、必修である地理・歴史2科目を履修しそこねた結果―― この時期に、大規模な補習を受ける羽目に陥ったらしい。 このような事態を招いたのは、学校側の不注意だ。少なくとも直接…

荒唐無稽なシーン

以前にも、どこかで書いたことだが―― もう一度、書いてみる。 * SF映画をみていたら―― 何台もの空中自動車が、高層ビルの合間を、ものすごい勢いで飛び回っているシーンに出くわした。 すごいのはスピードだが、もっとすごいのは密度である。 狭い高層ビル…

他人の書いた小説に

他人の書いた小説に、 ――ここが悪い、あそこは詰まらない―― ――こうしたら良くなる、ああしたら面白くなる―― などと、否定的に口を出すことは、厳に慎まねばならぬ。 口を出すほうは批評のつもりでも、たいていは見当違いに終わっている。 一般に、作品のこと…

俳優の中村梅雀さんが

俳優の中村梅雀さんが、25歳年下の女優さんと結婚されたそうである。 今日のネットで流れたニュースである。 25歳の年下である。(え? そんなのありなの?) と思った。 ま、ありだろうな。 * いいニュースだ。 正直、嬉しくなった。(まだ17年も待てるじ…

「おばさん!」の気持ち

ここ5年ほどで―― 十代後半の女の子と二十代前半の女の子との違いが、如実にわかってきた。 ――何を今さら! と、お思いの向きもあろうが―― 僕にとっては大きな事件だった。 違いというのは、外見の違いである。 どちらも若くて美しいに違いはないが―― でも、…

サボってしまった気分

朝から断続的に執筆していたら―― 夕方になって眠くなり、思わず3時間あまりも眠ってしまった。 おかげで、今夜は眠れそうにない。 明日は朝七時の電車で出かけねばならぬのに―― 困った。 ものを書いたり、ものを読んだりすると、頭が疲れる。 頭が疲れると、…

悩んでいてもよい

人は悩みを探しながら生きているのではないかと思うときがある。 一つの悩みが解決すると、また、すぐに別の悩みをみつけてくる。 そうやって、いつも、 ――つらい、苦しい、大変だ、やる気がでない。 などといっている。 自分自身のことを振り返っても、そう…

精神年齢の見解は一致せぬ

ある人をみて、 ――あの人は大人だ。 とか、 ――あの人は子供だ。 とかいう。 周囲の見解は、だいたいは一致する。 だから、いわゆる精神年齢というものが、少なくとも見かけ上は、存在しているといってよい。 が、驚くべきことに―― ときに一致せぬことがある…

芸の道

芸を志すには―― ある種の不遜が必要だと思っている。 ――今の芸はなってない。このオレの芸をみろ! というくらいの意気込みなしに―― 人は、芸を志したりはせぬものだ。 芸を志す者たちは、皆、概して痛々しい。 その悲しみの根源に潜むのが、不遜である。 人…

そこそこの女優さん

最近になってTVや雑誌でみかけるようになった女優さんたちをみていると―― 時々、(あれ?) と思うことがある。(僕が高校の頃のまんまで出てるよ) と感じることが、あったりするのだ。 結構、嬉しかったりする。 もちろん、実際には同じ女優さんではない。…

語るということの難しさ

何かを、きちんと語るのは難しい。 話し言葉にせよ、書き言葉にせよ―― 挨拶にせよ、講演にせよ―― 小説にせよ、評論にせよ―― 語っているうちに、(これって、かなり下らないことじゃないか?) とか、(他の人には、どうでもいいことじゃないか?) とか思う…

男も女も人間だ

――いい女は男に厳しい。 という話をきいた。 女性側の見解だ。(そんなもんか) と思う。 男側からみれば、ちょっとおかしい。 ――男に厳しい女は、そんなにいい女ではない。 というのが実態ではないか。 女性側からみた「いい女」と、男側からみた「いい女」…

体調が悪い

この一週間は、結局、体調が悪いままに過ごしてしまった。 文句はいうまい。悪いのは自分である。 僕は季節の変化に弱い――というより、疎い。 適応力がないともいう。 この適応力のなさは、冬から春にかけてなら問題はない。 もう、すっかり春らしくなってい…

北朝鮮の暴発を招かぬために

北朝鮮が核実験の実施を宣言した。 北東アジアの情勢が緊迫している。 報道によれば―― 日本国政府は、今日、独自の経済制裁に踏み切ると共に、いわゆる国連安保理の制裁決議に向けて関係各国に働きかけている。 こうした動きは北朝鮮の態度を、ますます硬化…

大事をとりすぎた安静は

風邪をひいた。 毎年、秋が深まる季節に風邪をひいている気がする。 僕の体はトロいので、風邪にも巧く対応できないようだ。 先週から何となく体調がおかしかった。 風邪のような調子の悪さだった。 土曜の夜まで色々と用事が詰まっていたので―― 寝込むなら…

プロがプロであるために

ここ数日、いわゆるプロと呼ばれる人々の判断ミスが目立っている。 低気圧の急激な発達で、海や山が大荒れの天候となった。 天候の異変を事前に察知できずに、多くの犠牲者が出た。 惨劇の背景にはプロの判断ミスがあったと、報道機関は伝える。 また、北朝…

過去は別世界かもしれぬ

過去の映像や写真をみていると、たまらない気持ちになる。「時の流れ」という名の刃を、喉元に突きつけられた気分になる。 過去の映像や写真は、できれば目の届かぬところにしまっておきたい。 が、まあ―― そんなことをいっても始まらぬ。 人は所詮、永遠の…

真面目に、真面目に

(今のオレは、髄分、不真面目に生きているなあ) と感じ入らずにはおれなかった。 どうやら―― 十代、二十代の頃に、無理に真面目に生きようとした報いを受けているようだ。 あの頃に、もっと不真面目に生きていれば、今ごろは、もっと真面目に生きていたこ…

迷惑オジさんは健気オジさん

僕の自宅の近くを―― 片側3車線の大通りが走っている。 その大通りを―― スタコラサッサと走っている迷惑オジさんがいた。 今夕のことである。 あまりにも奇妙な光景に―― 僕は思わず足を止めた。 迷惑オジさんは、 ――いや~、すまんね~、みんなに迷惑かけて~…

男女のことの不条理

この世に難しいことは、山ほどあるが―― わけても難しいのは、男女のことだと思っている。 これほどに理詰めがきかず、また先読みがきかぬことも、ないのではあるまいか。 誰かが誰かを好きになるときに―― 好かれたほうも好きになったほうを好きになることは…

科学と科学技術との境界

科学と科学技術とは、やはり別物だと思う。 少なくとも、別物とみたほうが、理解はしやすい。 評価のされ方が違う。 良い科学や良い科学技術の判断基準が異なる。 科学は多くの人々に淡い夢を与え、科学技術は特定の人々に確かな益を与える。 科学の場合、「…

紆余曲折を経て

紆余曲折を経て―― 結局、ネット環境は、主に以前のものを活用することで落ち着きました。 どうやら、私が使っているPCとプロバイダーとの相性が、うまくいっていないようなのです。 これまでのネット環境でも、特に困ったことはなかったので―― しばらくは、…

PCは復活したけれど

PCは復活したけれど―― どうも問題山積です。ネット環境の復活が、いまひとつなのです。『道草日記』の再開までは、もうしばらくお待ちください。