マル太の『道草日記』

ほぼ毎日更新――

2020-08-01から1ヶ月間の記事一覧

“広い思考”ではアクセルとなり、“狭い思考”ではブレーキとなる感情

――不安は、“広い思考”ではブレーキとなり、“狭い思考”ではアクセルとなる。 ということを―― きのうの『道草日記』で述べました。 では―― その、 ――不安 と対をなす感情というのは―― あるでしょうか。 すなわち、 ――“広い思考”ではアクセルとなり、“狭い思考”…

不安は、“広い思考”ではブレーキとなり、“狭い思考”ではアクセルとなる

――日本人は“広い思考”が苦手であり、“狭い思考”が得意である。 ということを―― 4日前の『道草日記』で述べました。 ここでいう―― “広い思考”とは、 ――本質的思考(批判的思考) や、 ――創造的思考(逸脱的思考) のことで―― “狭い思考”とは、 ――改善的思考(…

一見、制御できないようでいて、実は、巧みに制御されていた

――政権の首班は権力闘争に強くなければ話にならない。 ということを―― きのうの『道草日記』で述べました。 ――権力闘争に強い。 ということは、 ――優れた政権を築く。 ということにとっての―― 十分条件ではないが、必要条件ではある―― ということです。 きの…

安倍総理の政治的遺産

安倍総理が辞意を示されましたね。 今夕、大きなニュースが飛び込んできました。 突然の辞意表明でしたから―― おそらくは、ご病気のためでしょう。 安倍総理は持病に潰瘍性大腸炎があることを公にされていました。 この潰瘍性大腸炎が急激に悪化をしたのだと…

“広い思考”が苦手――そう悪いことばかりでもないのでは?

――日本人は戦争に向いていない。 という話を―― きのうの『道草日記』で述べました。 その理由として、 ――日本人は“広い思考”が苦手であるから―― とも述べました。 このことを―― 僕は―― そんなに否定的にはとらえていません。 (場合によっては肯定的にとらえ…

日本人は“広い思考”が苦手

――本質的思考(批判的思考) ――確認的思考(懐疑的思考) ――創造的思考(逸脱的思考) に次ぐ4つめの思考として、 ――改善的思考(拘泥的思考) が挙げられる―― ということを―― 2日前の『道草日記』で述べました。 ――広さ・狭さ や、 ――明るさ・暗さ に着目…

改善的思考の具体例:カイゼン

――狭くて明るい思考 として、 ――改善的思考 あるいは、 ――拘泥的思考 というのを考えたい―― ということを、きのうの『道草日記』で述べました。 この「改善的思考」の「改善」は―― いわゆる、 ――カイゼン(kaizen) のことだとお考えいただいて結構です。 ――…

狭くて明るい思考:改善的思考

――懐疑的思考 は狭くて暗く、 ――批判的思考 は広くて明るい―― ということを―― 8月8日の『道草日記』で述べました。 ――懐疑的思考 の美名は、 ――確認的思考 であり、 ――批判的思考 の美名は、 ――本質的思考 である、ということは―― おとといの『道草日記』で…

世間話は創造的である

僕のいう、 ――逸脱的思考 は、 ――挨拶のスピーチ や、 ――世間話の会話 で威力を発揮する―― ということを―― 3日前や2日前の『道草日記』で述べました。 一方―― きのうの『道草日記』では、 ――僕のいう“逸脱的思考”は「創造的思考」と呼びうる思考である。 と…

“逸脱的思考”は「創造的思考」――

――批判的思考 ――懐疑的思考 ――逸脱的思考 の3つについて―― 7月15日以降、この『道草日記』で繰り返し述べています。 が―― 何だか、気持ちがのりません。 その理由は明らかで―― ――批判 だの、 ――懐疑 だの、 ――逸脱 だの―― 語感の悪い言葉で―― それら3つの…

“逸脱的思考”の大きな特徴

――逸脱的思考 の威力が最も発揮されるのは、 ――挨拶のスピーチ である―― ということを―― きのうの『道草日記』で述べました。 その次に―― 威力が発揮されるのは―― おそらくは、 ――世間話の会話 です。 いわゆる、 ――雑談 ですね。 ――世間話の会話 というのは…

“逸脱的思考”が最も威力を発揮すること

――講義や講演の上手・下手 は、 ――“逸脱的思考”の活用の有無 で決まる―― ということを―― きのうの『道草日記』で述べました。 実は―― “逸脱的思考”の活用が最も威力を発揮するのは、 ――挨拶のスピーチ です。 例えば―― 職場での就任、離任の挨拶―― …… …… 極…

講義や講演の上手・下手は何で決まるのか

――逸脱的思考 の概念について―― おとといから『道草日記』で述べています。 この概念に僕が興味をもったのは―― 以下の問題意識が発端です。 ――講義や講演には上手な人と下手な人とがいる。その違いは何なのか。 …… …… 誤解のないように述べておきますと、 ――…

かなり“逸脱的思考”っぽい流れ

――批判的思考 以外の“自由な思考”の例として、 ――逸脱的思考 というのが挙げられる―― ということを―― きのうの『道草日記』で述べました。 簡単にいうと、 ――論理的な整合性に拘らず、自由な連想に基づき、何となく進めていく思考 です。 ――随想的思考 とか…

逸脱的思考:“批判的思考”以外の“自由な思考”の例として

日本の教育現場の狙いは、 ――ひとたび“懐疑的思考”が行えるようになったなら、“懐疑的思考”の限界を知り、“懐疑的思考”に拘泥をしない自由な思考を行うようになってほしい。 という示唆にあるようだ―― ということを―― 8月11日の『道草日記』で述べました。 …

細い繋がりで、思いがけず――

僧侶で教育者の無着成恭さんが、ラジオで、 「そりゃぁ、あんた。型(かた)がある人間が型を破ると『かたやぶり』、型がない人間が型を破ったら『かたなし』ですよ」 と、おっしゃったのを―― 若き日の歌舞伎役者・十八代目中村勘三郎さんが聴いていらして――…

“型”無し = 形無し

――かたやぶり と、 ――かたなし との違いは何か、について―― きのうの『道草日記』で述べました。 僧侶で教育者の無着成恭さんが子ども向けのラジオ番組で語られた――と、されているご指摘、 「そりゃぁ、あんた。型(かた)がある人間が型を破ると『かたやぶ…

「かたやぶり」と「かたなし」と――

――“批判的思考”に則った教育が必要かどうかは、年齢ではなく、僕のいう“懐疑的思考”がある程度はできるようになっているかどうかで、判断をするのがよい。 ということを―― きのうの『道草日記』で述べました。 ――ある程度は―― ということの真意は、 ――完璧に…

小学生か高卒者かは問題ではない

――“批判的思考”に則った教育は、少なくとも高卒者には、必要であるはずだ。 ということを、きのうの『道草日記』で述べました。 本当は、 ――小学生にも、必要であるはずだ。 と、僕は思っています。 それは―― いわゆる、 ――守(しゅ)・破(は)・離(り) …

日本の教育現場の狙いは、いかにも無力――

――ひとたび“懐疑的思考”が行えるようになったなら、“懐疑的思考”の限界を知り、“懐疑的思考”に拘泥をしない自由な思考を行うようになってほしい。 という示唆が、日本の教育現場の狙いであるようだ―― ということを、きのうの『道草日記』で述べました。 そう…

“懐疑的思考”と“守・破・離”の思想と

――日本の教育現場では、僕のいう“懐疑的思考”が武道や芸能の“型”のようなものとみなされているようだ。 ということを、きのうの『道草日記』で述べました。 要するに―― 日本の学校では―― 英語圏で重視をされる、 ――批判的思考 が、ほとんど扱われず、受験勉…

“懐疑的思考”は武道や芸能の“型”――

――日本語圏の高学歴の人たちが、ここ10年くらい、僕のいう“懐疑的思考”の大切さを熱心に説いている。 ということを―― 8月2日の『道草日記』で述べました。 必ずしも高学歴の人たちだけが説いているわけではなく―― どちらかというと、 ――日本の教育現場に深く…

思考の神髄は“懐疑的思考”に宿る

――懐疑的思考 は狭くて暗く、 ――批判的思考 は広くて明るい、ということを―― きのうの『道草日記』で述べました。 7月15日の『道草日記』で―― 僕は、 ――「批判的思考」は「本質的思考」と呼ぶことを推したい。 と述べました。 これにならえば、 ――「懐疑的思…

狭くて暗い思考、広くて明るい思考

――懐疑的思考 と、 ――批判的思考 との違いについて―― 僕なりに思うところを述べてきました。 同じことを―― 少し言葉を変えて述べるならば、 ――“懐疑的思考”は閉じていて、“批判的思考”は開いている。 といえます。 ここでいう、 ――思考が閉じている とは、 ―…

受験勉強と学問との関係

いわゆる受験勉強に絡めて―― 僕のいう、 ――懐疑的思考 と、いわゆる、 ――批判的思考 との違いを―― きのうの『道草日記』で述べました。 …… …… ――受験勉強 といいますと、 ――それは学問の本質からはズレている。 などと、よくいわれます。 が―― 同時に、 ――「…

“懐疑的思考”と“批判的思考”と――受験勉強に絡めて――

――僕のいう“懐疑的思考”の実際は、いわゆる受験勉強に関連した書籍に、かなり豊富に示されている。 ということを―― きのうの『道草日記』で述べました。 ここで―― 僕のいう、 ――懐疑的思考 と―― それとは全く異質の思考である、 ――批判的思考 との関係を―― …

“懐疑的思考”が明示的に記されている書籍

――日本の学校の教科書は、僕のいう“懐疑的思考”を伝え尽くしている。 ということを―― きのうの『道草日記』で述べました。 ――それは少しいいすぎではないか。 と訝る向きもあるでしょう。 たしかに、 (いいすぎだ) と、僕も思います。 が、 (あながち的外…

教科書は“懐疑的思考”を伝え尽くしている

――日本の学校の教科書は、僕のいう“懐疑的思考”を伝え尽くしている。 ということを―― きのうの『道草日記』で述べました。 ――え? どこに書いてあったの? と感じられた向きもあるでしょう。 実は―― 僕のいう“懐疑的思考”―― つまり、 ――理屈を正しく、わかり…

質問力を磨く前に必要なこと

英語圏で重視をされている、 ――批判的思考 に対し―― 日本語圏で重視をされ始めている、 ――懐疑的思考 というものを考えてみたい―― ということを、きのうの『道草日記』で述べました。 この“懐疑的思考”は、いわゆる、 ――質問力 の基礎となる思考であることも…

日本語圏で重視をされ始めている思考

――あらゆる言説に懐疑の関心を向け、論理的に確認を行う結果、何らかの誤りや綻びを見出し、それら誤りや綻びから示唆を得て、創造的に質問を行う思考 を、 ――確認的思考 または、 ――懐疑的思考 または、 ――質問的思考 と呼びたい―― ということを、きのうの…