マル太の『道草日記』

ほぼ毎日更新――

2019-08-01から1ヶ月間の記事一覧

結んでは破られ、結んでは破られ

――約束は、ときには破っても構わない。 と考える人は―― 心身ともに余裕のない人であろう、ということを―― きのうの『道草日記』で述べました。 そのような人と関係を保っていくには、どうしたらよいのか―― 厳密にいえば―― ――約束を守ることが、個人間ないし…

余裕がないから、労を惜しむ

――約束は、ときには破っても構わない。 と主張する人は、たんに約束の結び直しの労を惜しんでいるにすぎない、ということを―― きのうの『道草日記』で述べました。 では―― なぜ「約束は、ときには破っても構わない」という主張する人は、約束の結び直しの労…

約束の結び直しの労を惜しんでいるにすぎない

――約束は、ときには破っても構わない。 と考える人が世の中には少数派ながらもあるようだ、ということを―― きのうの『道草日記』で述べました。 そのように考える人の主張は、僕には、よくわからないのですが―― 見聞きするところによれば―― どうやら以下のよ…

約束を破っても構わないと考える人と関係を保っていくには

――約束を守ることが、個人間ないし組織間の関係を良好に保つのに必要だ。 と考える人が世の中の多数派であろう、と―― 僕は思いますが、 ――約束は、ときには破っても構わない。 と考える少数派も―― 世の中には、あるようです。 約束を守ることが必要だと考え…

AとBとが、ある約束を交わしたとする

――理詰めで物事を考えすぎる。 と、 ――理詰めで物事を考えすぎない。 と、 ――理詰め抜きで物事を考える。 との違いについて―― きのうの『道草日記』で述べました。 ちょっと抽象的すぎて、わかりにくかったと思います。 きょうは、もう少し具体的に述べまし…

「理詰めで物事を考えるな」ではなくて

――理詰めで物事を考えるな。 と、よくいわれます。 とくに年配の方々に好まれる警句です。 この警句を、20代の僕は、年配の方々から何回か受けました。 その都度、反発を覚えたものです。 (理詰めでなかったから、考えようがないではないか) と―― が―― 年…

引っ越しました

引っ越しました。 ちょっと時間がかかってしまいました。 当初は、早々に引っ越しを終え、8月15日すぎには『道草日記』を再開するつもりでしたが―― 引っ越し先のこと(“はてなブログ”のこと)を色々と調べ、生じうる問題点を洗い出し、それらの対策を練って…

引っ越しです

来月の1日以降―― “Yahoo!ブログ”が使えなくなるとのことですので―― この『道草日記』は―― 他のブログへ引っ越しです。 引っ越し先は―― 今のところ“はてなブログ”を予定しております。 * ――引っ越し と一口にいっても―― その手続きは、なかなかに煩雑のよう…

人工知能は患者に共感を示せないか

精神科医の仕事も、他の多くの職業の仕事と同じく、大半は人工知能に奪われるけれども―― 唯一、 ――患者に共感を示すこと だけは―― 精神科医の仕事として残るであろう―― ということを―― きのうの『道草日記』で述べました。 …… …… これは―― 裏を返すと、 ――人…

精神科医の仕事も大半は人工知能に奪われるけれど

人工知能によって将来とって代わられやすい職業として、 ――販売員 ――事務員・秘書 ――運転手・輸送員 ――工場作業員 などが挙げられていて―― 逆に―― 人工知能によって将来とって代わられにくい職業として、 ――設計者・デザイナー ――芸術家 ――経営者 ――弁護士 …

「現象」や「物質」に代わる新概念の前に

気分の浮き沈みは―― 遠い将来―― 脳の中の何らかの現象や物質を反映した数値によって記述されるであろう―― ということを―― きのうの『道草日記』で述べました。 その際―― 「現象」や「物質」といった従来の概念ではなく―― 今の僕らが思いもよらないような新奇…

気分の浮き沈みについてのBMIのような数値化

気分の浮き沈みについても―― 23世紀や24世紀には―― BMI(body-mass index)のような数値化の手法が見出されているであろう―― ということを―― きのうの『道草日記』で述べました。 ――BMIのような数値化 とは、 ――人の主観が入り込みにくい数値化 という…

「病的か否か」は「異常か否か」

――“気分の沈み込み”や“気分の浮き上がり”が病的か否かは、了解可能か否かで判断をする。 ということを―― おとといの『道草日記』で述べました。 ただし―― 了解可能か否かの判断が多分に主観的であるために―― 例えば、病的な“気分の沈み込み”――つまり、鬱(う…

別次元とはいいきれない理由

気分の沈み込みや浮き上がりは―― 19世紀ドイツの哲学者ディルタイのいう「説明」の対象ではなく、「了解」の対象である―― ということを―― きのうの『道草日記』で述べました。 ディルタイは、 ――我々は、自然現象を説明し、精神生活を了解する。 といった主…

病的なレベルか否かの判断

気分の沈み込みや気分の浮き上がりのうち―― 病的なレベルのものを、それぞれ、 ――鬱(うつ) ――躁(そう) と呼んでいる―― ということを―― きのうの『道草日記』で述べました。 …… …… では―― 病的なレベルか否かは―― どうやって判断をするのか―― …… …… 実は…

得体の知れない不気味さがあった

――鬱(うつ) とか、 ――躁(そう) とかいった言葉を―― できる限り使わないようにしている―― ということを―― きのうの『道草日記』で述べました。 その理由についても―― やや理屈っぽいことを述べました。 …… …… 正直なところをいえば―― 僕が「鬱」や「躁」…

別次元とはいいきれない

――気分の沈み込み とか、 ――気分の浮き上がり ということを―― きのうまでの『道草日記』で触れてきました。 …… …… ほとんどの方は―― ご存じかと思いますが―― 「気分の沈み込み」が病的になると、 ――鬱(うつ) と呼ばれます。 同様に―― 「気分の浮き上がり」…

ないとやっていられないので――

――人は、概して、気分の沈み込みを嫌い、気分の浮き上がりを好む。 と―― おとといの『道草日記』で述べました。 が―― 実際には、 ――気分の沈み込みより、気分の浮き上がりの方が余計なトラブルを招きやすい。 ということを―― きのうの『道草日記』で述べまし…

気分の浮き上がりは誰の問題か

――人は、気分が浮き上がっているときは、余計なトラブルを招きやすい。 ということ――つまり、気分の浮き上がりの問題について――を―― きのうの『道草日記』で述べました。 …… …… 気分の浮き上がりは―― もちろん―― 第一には、気分が浮き上がっている人自身の問…

気分の浮き上がりの問題

気分が沈み込んでいるときは―― ツラくて苦しいのですね。 逆に―― 気分が浮き上がっているときは―― ラクで楽しいのです。 ですから―― 人は、概して、気分の沈み込みを嫌います。 気分の浮き上がりを好む―― …… …… が―― それは落とし穴です。 人は―― 気分が沈み…