マル太の『道草日記』

ほぼ毎日更新――

2012-12-01から1ヶ月間の記事一覧

コミュニケーションはタイミング

コミュニケーションはタイミングです。 やりとりされるインフォメーションの中身は―― 実は、それほどには重要ではないのですね。 何を伝えたかよりも―― いつ伝えたかのほうが―― より重大な意味を含みえます。 ですから―― もし、タイミングが適正からズレてし…

その無為すらも

時間に追われていると―― 人は、楽しめませんね。 とにかく楽しめない―― すべてが楽しめない―― 遊びすらも楽しめない―― 時間に追われているという……ただ、それだけで―― たまに、 ――限られた時間でガツっと集中して遊ぶのがよい。 という人がいますけれど――(…

組織人として優秀であればあるほどに

いわゆる組織人は―― 組織人として優秀であればあるほどに、他者と共感しあう感性が研ぎ澄まされにくいのかもしれません。 同じことを感じ、分け合い、喜び合う―― そのために必要な感覚や性質が鈍りがちになる―― 理由は簡単で―― 同じ組織に属していれば、ただ…

孤立するのは当然

――どうでもいいおしゃべり の大切さが説かれています。 例えば―― 有名企業を定年退職した老年の男性が―― 現役時代の肩書を失い、地域の集まりに参加したときに―― この「どうでもいいおしゃべり」ができなくて孤立することがある―― というように―― この「どう…

世界の変え方を知っている

野心的な子供は、 ――世界を変えたい! などと大それたことを思うものですが―― 十分に成熟した大人は―― そんなことは思いません。 なぜか。 世界の変え方を知っているからです。 世界を変えるには、どうすればよいのか―― 簡単です。 自分が変わることです。 …

きょうは12月26日

きょうは12月26日―― キリスト教文化圏におけるボクシング・デー(Boxing Day)ですね。 ボクシング・デーとは―― 上流階級の家庭で、クリスマス・イブやクリスマスも仕事をしてくれた従僕や侍女たちに、家族との時間を過ごさせるための日です。 主人が贈り物…

自然現象に向き合うときは

自然現象に向き合うときは―― できるだけ虚構を排除するほうがよいのです。 ここでいう「虚構」とは―― 自然現象の解釈や意味づけ、あるいは、自然現象の分類や規格化を含みます。 解釈も意味づけも、分類も規格化も―― ヒトの心ないし脳が、自然現象とは別個に…

すごく、もったいない

何か書きたいと思うことがあって――それについて、いったん書き終えてしまうと―― あとはスッキリ忘れてしまう―― ということが、時々あります。 これは、気をつけたほうがいい―― 例えば―― ちょっと心に引っかかっていることがあって―― 例えば―― ある洋楽の歌詞…

ただ漫然と見つめていてはいけない

美しいものを、ただずっと見つめていても―― その美しさは、しだいに色あせていくのです。 美しいものをみて、 ――美しい と感じ入る――その感情の追体験こそが―― 美しさを色あせさせない唯一の秘訣ではないでしょうか――おそらくは―― 美しいものは―― ただ漫然と…

冗談のセンス

冗談のセンスというのは―― なかなか共有されないものです。 ある人にとっての優れた冗談が―― 別の誰かにとっての拙い雑言になりえます。 だから―― 冗談というものは決して不用意にいわないほうがよいと、僕は思うのですが―― ただ―― 自分の周りの人が不用意に…

人は側面攻撃に弱い

人は側面攻撃に弱いのですね。 もしかしたら―― 動物も、そうなのかもしれませんが……。 もちろん、背面攻撃のほうが、側面攻撃よりも、もっと弱いだろうと思いますけれど―― なんといっても「背面」は気づきにくいので―― 攻撃に気づいたときには、 ――きょとん …

大過なく一日がすぎていった

きょうは―― 特にこれといった事件もなく―― つまり―― 大過なく一日がすぎていったような気がしています。 こういう日は―― もしかしたら、すごく貴重なのかもしれませんね。 何かがあった一日―― とても特別な一日―― そういう日は、いつまでも記憶に残ります。 …

頑固には頑固を

頑固な人に対し、柔軟に接していたら―― どこまでも無理強いを迫られるので―― 頑固な人には―― 頑固に抗いつづけるしか、ないと思うのですよね。 そうしたら―― 当然のことながら、頑固対頑固の不毛な消耗戦になってしまうので―― とっても億劫です。 ですから――…

物事を決めていくセンス

何か一つ決めなければならないことがあったときに―― その「一つ」を一気に全て決める必要は、必ずしもないように思います。 その「一つ」のうちの何分の一かでも決められれば、それでいい―― 例えば、「5分の1」でもいいし、「15分の1」でもいい―― ただし…

権力闘争は政治の一部ではない

(けっきょく、民主党の幹部の人たちは政治の本質をわかっていなかったんだろうな……) と思わずにはいられませんでした。 きのうの衆院選の結果をみての感想です。 有権者の下した結論は―― 与党・民主党の議席を4分の1以下に減らしました。 これは、おそらく…

性別を騙る文芸

男性が女性を騙って書く―― あるいは―― 女性が男性を騙って書く―― それが―― 文芸の一つの極みだと思っています。 これ―― 肝(きも)は、 ――とにかく、バレないこと―― なのですね。 異性を騙っていることが読み手にすぐにわかってしまうようでは―― 逆に―― これ…

恨みに思う人を赦すということは

恨みに思う人を赦すということは―― 第一には、その“恨み”を忘れることです。 が―― 恨みは、そう簡単には消せません。 いつまでもいつまでも消え残って―― 心の奥底に沈殿していくものです。 もし恨みが永久に消えないのならば―― 恨みに思う人を許すということ…

きょう中に片付けようと思っていたことが

きょう中に片付けようと思っていたことが―― 片付けられずに困っています。(さあ、これから取り掛かろう!) と思ったときに―― 予期せぬ形で横槍が入ったのですね。(え~え~? これからやろうと思ってたのに~!) みたいな―― きっと―― このことは、きょう…

アナログがいい

デジタルって―― 嫌ですね。 アナログがいい―― …… …… 何をいっているのかというと―― 健康診断の結果です。 今週、健康診断を受けて―― きょう結果をもらったのです。 そのときにデジタルで示されているものだから―― 厄介なのです。 例えば―― いわゆる「正常値…

あまりにも長い年月なので

きょうは、 ――2012年12月12日 ですね。「12」が3つ並びます。 こういう日付に気が付くと―― 何だか嬉しくなるのですね。 あるいは、(1212年12月12日は、どんな日だったんだろう?) などと、想像が膨らみます。 今から、ちょうど800年前ですね。 800年という…

喧嘩の目的を喧嘩をすることなく達成できれば

会話の相手が自分を不快にさせるような発言を繰り返すときは―― 我慢をしないほうがよいでしょう。 ――そういう発言を繰り返していると、私は腹を立てますよ。 ということを―― 間接的に伝えるように工夫するのがよい―― ただし―― 直接的に、かつ感情的にいって…

話し手が話したがっていない話を

話したくない話は、話さないほうがいいのです。 話したくないことを無理に話せば―― その話し手は、あとで、きっと悔いることになるでしょう。 悔いは、喉に刺さった棘です。 忘れ去ることが難しい――いつまでも覚えている―― だから、いつまでも拘っている――い…

まずは現実という“風”をとらえる

仮定の議論というのは―― 砂上の楼閣です。 前提とする仮定が間違っていれば―― 以後の議論は―― たとえ、それが、どんなに精緻に組み立てられそうに思えたところで―― まったく意味をなしません。 仮定は“砂の土台”なのです。 砂漠の砂山は風に吹かれて姿を変え…

無駄を省くには

一見、無駄に思えることにも、 ――ひょっとして、それにも何か意味があるのかも……? と思える感覚は―― おそらくは―― 心の余裕に根ざしているでしょう。「一見、無駄に思えること」が、そのまま無駄に感じられるときには―― たぶん、その人の心に余裕がないので…

感情を込めて発言をすると

感情を込めて発言をすると―― 発言の内容は伝わらずに、感情だけが伝わるのですよね。 もし、それが「負の感情」である場合は――例えば、憤怒、嫉妬、嫌悪である場合は―― かなり不幸です。 発言の内容とは裏腹に、それら「負の感情」だけが伝わったことで、無…

「“人らしさ”の嫌らしさ」から解放される

ひたすらにパズルを解き続ける人たちがいますよね。 クロスワードパズルとかジグソーパズルとか虫食い算とか迷路とか―― ひとたび取りかかると―― 何時間でも没頭できるのだとか―― 僕も―― 例えば、高校数学の問題などを何時間でも考え続けることが苦ではありま…

大風呂敷を広げすぎている人たちが目立ちすぎ

衆院総選挙に立候補する皆さんが出揃いましたね。 街路での演説の声などを聞くと、(いよいよ選挙だな~) と感じ入ります。 ところで―― 立候補者の皆さんの演説を聞いていて思うのは、(全員が党首のつもりなんじゃないか) ということなのですね。 ちょっ…

「波長が合う」とは

日頃から気をつけていることが同じ人というのは―― ちょっと話をしただけで、すぐにわかりますね。 ――あ。この人も、私と同じことをいつも気にかけているんだな。 と―― そういうのを、 ――波長が合う。 というのでしょう。「波長が合う」というと―― 物理現象か…

暇で暇で……

――暇で暇で何もすることがない。 というのは―― その「暇で暇で……」を体感していない人にとっては、 ――なんて素敵な贅沢だ! と思えるのですが―― 現在、体感している最中の人――あるいは、かつて体感し、辟易とした経験がある人――にとっては、 ――なんて退屈な…

たぶん節操がないから

自分の嫌いなことが―― 得意だったりします。 例えば―― 僕は、いわゆるアメリカ式のディベートが嫌いなのですが―― でも―― いざやってみると、意外に得意だったりする―― また―― それをそれなりに楽しめたりもするのですね。 そんな自分を―― 気味わるく感じます…