マル太の『道草日記』

ほぼ毎日更新――

2014-07-01から1ヶ月間の記事一覧

魅力のない目標は、さっさと諦める――確実に諦める

僕は、自分のことを、 ――諦めが早い人間 だと思っています。 実際―― すぐに諦めます。 子どもの頃から、そうでした。 例えば―― 友だちと鬼ごっこをしていて―― 鬼に捕まりそうになると、すぐに逃げるのをやめていました。 鬼役の友だちには、 「がんばって逃…

本当に欲しいものをいかにして抑えるか

健康を維持する上では、 ――食べたいものを食べる。 ――飲みたいものを飲む。 が一番なのですが―― ふつうの人は、意志が薄弱なので―― つい、うっかり―― 食べたいものを食べたいだけ食べてしまったり―― 飲みたいものを飲みたいだけ飲んでしまったりするのですね…

5分でも手をつけていれば

50時間前に入った仕事が、何かの都合で、そのままになっていたところへ―― 5時間前に新たな仕事が入った―― どちらも同じくらいに手間のかかる仕事だという―― さて、あなたなら、どちらから先に手をつけますか。 …… …… 老練なビジネスパーソンは―― 「5時間前…

映画づくりの第1歩

どんな「美少女」も記号化されうるということを―― きのうの『道草日記』で述べましたが―― 記号化されたものが、1枚の写真やポスターになっているのではなく―― 多量に集まって組織だって配列されている場合はどうか―― ということを考えてみましょう。 つまり…

どんな美少女だって記号化されてしまう

どんな美少女も―― 写真にして、額に飾ったりポスターに使ったりしてしまえば―― それは―― たんなる記号に成り下がってしまうものです。 20歳の頃は―― それが信じられなくて、悔しくて、 ――記号化されえない美少女こそが真の美少女だ。 などと頑なに信じ込んで…

流行に秘密はない・再考

おとといの『道草日記』で、 ――流行に秘密はない。いま流行しているものが流行しているだけ。 と述べましたが―― これをもう少し詳しく説明しましょう。 一般に、何が流行するかを事前に予想するのは難しいことだとされています。 難しいというより、ほぼ不可…

鏡の視野は狭い

――広告は時代を写す鏡 といわれますが―― (なんで広告が時代を写してると考えるわけ?) と不思議に思っていました。 だって―― 広告というのは、どれも、 ――これあげるから、おカネちょうだい。 といっているにすぎない―― と思っていたからです。 今でも、そ…

流行に秘密はない。いま流行しているものが流行しているだけ

流行しているものほど、背を向けたくなる―― という習性が―― 僕にはあります。 (へえ。それハヤってるの。じゃあ、いいや) と放り出す―― あまのじゃくといえば、あまのじゃくですが―― 純粋に興味がわかないのですよね――いま流行しているものには―― ――これか…

「社会正義」

――正義 というと―― いわゆる、 ――正義の味方、スーパーヒーロー を思い出して―― 何となく幼稚な印象を抱く人が――いたいけな子供を除けば――けっこう多いのではないかと思います。 ところが―― その「正義」の前に「社会」をつけ、 ――社会正義 とすると―― 急に…

事実の連なりを伝えるだけの報道は

事実の連なりを伝えるだけの報道は―― 中立で公平な報道かもしれませんが―― まったく面白くはありませんよね。 (……で、いったい何がいいたいわけ?) と、かえって苛立ってしまう―― それよりは―― 思いっきり右側に寄った報道と思いっきり左側に寄った報道と…

何かを主張したいときは

何かを主張したいときは、 (縦糸と横糸に注意だな~) と思います。 ――縦糸 とは、日頃から自分が主張したいと思っている持論―― ――横糸 とは、周囲が今の自分に主張させたがっている見解―― これら「縦糸」と「横糸」とがしっかりと組みあわさって、ある程度…

プロスポーツの究極の目標は

プロスポーツの究極の目標は、 ――良き敗者 だと―― 僕は思っています。 負けてもファンを喜ばせ、元気にし、あすからの暮らしに活力を与えるような―― そういう敗者です。 もちろん、「良き勝者」だって立派な目標ではありますが―― 勝ってファンを喜ばせ、元気…

「ぶざま」は誰にでも即座に理解されうる

きのうの『道草日記』で、 ――美・醜の基準は主観的 ということを述べました。 では、巧・拙の基準はどうでしょうか。 * 僕は、巧・拙の基準なら、ある程度は客観的なものにできると思っています。 「客観的に」というのは、例えば―― 巧・拙に関わる具体的な…

美・醜の基準は主観的

何が美しくて、何が醜いかということは―― 結局は、個人が自分の記憶に基づいて主観的に判定しているにすぎないと―― 僕は思っています。 つまり―― その個人が、過去に、 ――これは美しい! とか、 ――これは醜い! とか刷り込まれた記憶が主観的基準となって―― …

「などといい……」

TVの報道などで、 ――「AはBである」などといい……。 という言い回しをよく耳にしますね。 例えば、 ――○○容疑者は、警察の調べに対し、「身に覚えはない」などといって容疑を否認している模様です。 というように―― この「などといい……」という言い回し―― …

「ぶざま」とは何か

きょうも、また、 ――美・醜 の話―― * ――ぶざま という言葉がありますね――「無様」と書いたり、「不様」と書いたりします。 この「ぶざま」と醜とは、似て非なる観念だと―― 僕は思っています。 美が「ぶざま」から遠いように―― 醜もまた、「ぶざま」からは遠…

人類史上まだ誰も目にしていないかも

きょうも、 ――美・醜 の話を―― * ――美しいものをみようと思ったら、目は閉じなければならぬ。 とは、さる文豪の言葉だそうですが―― もし、そうならば、 ――醜いものをみようと思っても、目は閉じなければならぬ。 といえそうです。 本当の美に、そう簡単には…

美・醜は、ひとまずの記号

おとといの『道草日記』で、 ――絵画の美・醜 について述べました。 その続きです。 * 美しいものをずっとみていると、何が美しいかがよくわかってくる―― とは、よくいわれることですが―― 僕は―― 醜いものをずっとみていても―― 何が美しいかが、よくわかって…

真夜中に、ひっそり楽しむからこそ

小説でもマンガでもTVドラマでも―― 真夜中に、ひっそり楽しむからこそ、面白いと感じられるものが―― 多々あると思っています。 朝の清々しい時間帯に読む小説―― のどかな昼下がりに読むマンガ―― 宵の口のゴールデンタイムに観るTVドラマ―― もちろん―― みな、…

「美しい、醜い」と「巧い、拙い」と

何気なくみていて、 ――ぎょっ! としてしまう絵というのが―― ありますよね。 (うわ~、気持ち悪い) や、 (う~む、不愉快だ) と思わせる絵が―― そういう絵であっても―― それが、みている人のほとんどを「ぎょっ!」とさせるのであれば―― それは、間違い…

プロスポーツの娯楽性に潜む“原理的な残酷さ”

当初、ここに書くつもりはなかったのですが―― 2日が経っても、いまだに、 ――呆然 の感覚が残っているので―― 書くことにします。 * サッカーのワールドカップ・ブラジル大会・準決勝のことです。 開催国のブラジルが 1-7 でドイツに敗れました。 1-7 という…

「強く反発して」は時に「惹かれて」と同じ

4日ほど前に―― ある本の帯に書かれてあった文言に惹かれて―― 衝動買いをしました。 「惹かれて」というのは、半分はウソかもしれません。 実際は、「強く反発して」です。 帯に書かれてあった文言をみて、 (……んなわけねえだろ!) と思ったのです――心の中…

考え方の柔軟性が

ここ半年くらいで―― 自分の考え方に柔軟性がなくなってきたような感じがしています。 具体的には、 (いわんでいい結論を、あえて焦っていおうとしてるな~) とか、 (自分が好きな内容の本や雑誌ばかり読もうとしてるな~) とか―― 考え方の柔軟性というの…

躍動性か確実性か

人が何らかの活動を行うときに―― 遅かれ早かれ、深刻な矛盾に行き当たります。 それは―― 躍動性を重んじれば、確実性が軽んじられ―― 確実性を重んじれば、躍動性が軽んじられ―― という矛盾です。 この「矛盾」に打ち克つ術は―― ちょっとやそっとでは会得でき…

異性のモデルさんや異性の俳優さんが

ここ数年―― 異性のモデルさんや異性の俳優さんが、みんな同じ顔にみえてきて―― (すわ、感性の老化か?) と焦っております(苦笑 去年デビューしたばかりの20歳前後の人を―― 僕が20歳だった20年前くらいに、よくTVでみかけていた人と間違えていたり―― 一応…

物事の原因をとことん突きつめていく思考法は

物事の原因をとことん突きつめていく思考法は―― 50年先、100年先をみる場合には、有効かもしれませんが―― 5か月先、10か月先をみる場合には―― そんなに有効ではない、と―― 僕は考えています。 有効でないばかりか―― かえって思考を硬直させ、行動を無効にし―…

この国で礼の規範は共有されているのか

礼を尽くせば、礼を尽くされ―― 無礼をはたらけば、無礼をはたらかれ―― それが人の世のならいだと思うのですが―― なかには―― 自分は礼を尽くさずに、相手には礼を尽くさせて―― 自分は無礼をはたらきつつ、相手の無礼は咎めだて―― そういう不均衡な言動の人が―…

夕方にノンビリ気分を味わえるのは

夏至が過ぎて久しいのですが―― 日の長さは夏至の頃と、まだそんなには変わりませんよね。 かれこれ2週間くらいは経ちますか、夏至が過ぎてから―― それでも―― 夕方遅くまで、けっこう明るい―― 僕が住んでいる宮城県では―― だいたい午後7時くらいまでは、そ…

秘密をもったら腹をくくる

人は―― 自分が秘密をもつと、誰にも心を開けなくなり―― 誰にも心を開けなくなると、周囲に対して防衛的にり―― 周囲に対して防衛的になると、しだいに威圧的になったりして―― つまり―― 人は、自分が秘密をもつと、ろくなことになりません。 だから―― できるだ…

中年期以降も議論を楽しむために

何か物事について質問をするときに―― その背景をよく知らないからこそ、本質を突いた質問ができる―― ということがあります。 背景を知りすぎていると―― 逆に枝葉末節の質問しかできなくなる―― もちろん―― 背景を何も知らないと―― なんら意味のない質問しかで…