マル太の『道草日記』

ほぼ毎日更新――

秘密をもったら腹をくくる

 人は――
 自分が秘密をもつと、誰にも心を開けなくなり――
 誰にも心を開けなくなると、周囲に対して防衛的にり――
 周囲に対して防衛的になると、しだいに威圧的になったりして――
 
 つまり――
 人は、自分が秘密をもつと、ろくなことになりません。
 
 だから――
 できるだけ秘密をもたないように生きていくのがよいのですが――
 
 そうもいかないでしょうね。
 
 ――誰しも人に触れられたくないことが1つや2つはあるものだ。
 
 などといいます。
 
 では――
 もし、自分が秘密をもってしまったら――
 どうするのがよいのか――
 
 いちばん簡単なのは――
 それを秘密でなくしてしまえばよい――
 
 といっても――
 何も「その“秘密”を自分から率先してバラしてしまえ!」というのではありません。
 
 腹をくくることです。
 
 例えば、その“秘密”について、
 
 ――誰かに感づかれても、別にかまわない。
 
 とか、
 
 ――人に訊かれたら、その時は正直に伝える。
 
 とかいうように――
 しっかりと腹をくくることです。
 
 自分から率先してバラすのは、ちょっと品がないでしょう。