マル太の『道草日記』

ほぼ毎日更新――

2006-04-01から1ヶ月間の記事一覧

イカをスルメにする作業

先日の「どっちバトン」は―― 質問に答えるよりも質問を考えるほうが面白いと思うのです。 だから、自分でアレンジしたくなったわけですが―― しかも、あの面白さは、学問的な面白さに通じるものがある思うのです。 物事を単純化し、何か一対の両極端な事例を…

結婚の装飾性/道草随想

道草随想『結婚の装飾性』を掲載しました。 リンク「道草随想のページ」から御覧になれます。 * 三十路に入ると、結婚を意識しないわけにはいきません。 僕だけではないでしょう。 周りが未婚者より既婚者で占められるようになるからです。 だからというわ…

やりたいこと、やるべきこと

人は、どういうときに達成感を覚えるのか―― やりたいことをやったときにか――いや、そうではない―― やるべきをやったときに人は達成感を覚え、充足感を噛み締めるのだ―― そういう考え方があるそうです。 さる高名な作家の御指摘だったと記憶しておりますが―― …

ブラック・マル太、参上!/道草随想

道草随想『ブラック・マル太、参上!』を掲載しました。 リンク「道草随想のページ」より御覧になれます。 * 昨日の「どっちバトン」マル太バージョンへの回答です。 ブラックです。 かなり深刻な身勝手も書いております。 偽悪的です。 今日の『道草日記』…

偽悪、偽善

20代の頃、よく、 ――お前は偽悪的だ。 と、いわれました。「偽善的だ」といわれるよりは遥かにマシだと思い、(そういうものか) と納得していたわけですが―― 最近では、 ――偽悪も偽善も変わらないな。 と思うようになっています。 どちらも自分を隠している…

昨日の「どっちバトン」が面白かったので

昨日の「どっちバトン」が面白かったので―― 僕なりにアレンジしてみました。 いかがでしょう? 気に入っていただけた方は、もっていっちゃって下さい。 僕の回答は明日にでも『道草随想』のほうで――

「どっちバトン」マル太バージョン

◆どっちが好き?→バカ or アホ◆どっちが好き?→月 or 太陽◆どっちが好き?→自然科学 or 古典芸能◆どっちが好き?→恋 or 愛◆恋の告白の後、OKされたら?→相手の真意を疑う or 信じる◆好みでない人に恋を告白されたら?→はぐらかす or 明確に断る◆では、愛を告…

どっちバトン

yuriさん(『客間』参照)から「どっちバトン」を頂戴しました。 *★どっちが好き? →東京 or 大阪? 東京(多感な時期に住んでいました)★どっちが好き? →沖縄 or 北海道? 沖縄(小説に書きたいと思っています)★久しぶりの再会。してほしいのはどっち? …

小・中学生に本当に教えるべきこと

教育の仕事に携わっていると、 ――小・中学生に本当に教えるべきことは何だろう? と考え込むことがあります。 どうも主要5教科(4教科)ではないような気がするのです。 例えば―― 多くの小学生が、人は、ある程度、算数ができなくても立派に生きていけること…

美しい女性が

僕は、美しい女性が好きです。 大好きです。人として、大好きです。 が、そのことを公言するのに―― かなりの躊躇を覚えます。 なぜか――(そんなこという資格なんかオレにはないんだよ) と思うからです。 だって―― 僕自身が全然、美しくないので―― * だから…

セクシーだね

学者さんに向かって、 ――You're sexy!(セクシーだね) といったら、かなりの褒め言葉となりえます。「セクシー(sexy)」には2つの意味があるのですね。 ジーニアス英和辞典第3版(小西友七・南出康世編、大修館、2001年)によれば、 sexy 1.性的な 2.性的…

花見

寒い夜空の桜が嫌いではありません。 むしろ好き―― 仙台の4月の夜は、まだまだ寒いのです。 やや厚手のコートでないと辛いくらい―― そんな夜―― 街灯の明かりに照らされて、白く輝く桜には―― 格別の趣があります。 コートのポケットに両手を突っ込み―― 吐く息…

何事もバランスが

何事もバランスが大事なのですね。 * 昨日の『道草日記』で触れた話――車の話です。 今日、再度ディーラーさんにいってきました。 実は僕の車、昨日から入院していたのですね、そのディーラーさんのところに―― で、いつもの整備士さんとお会いし、「エンジン…

不調の原因を突き止めるのは

――現代医療は高度に発達し―― などと、よくいわれますが――(そんなのは嘘だ) と思っております。 たまたま高度に発達したところだけをみているから、そう思えるのであって―― 人体の仕組みには、まだ、わかっていないことが多いのです。 だから、不調の原因が…

桜の色が妙に眩しく

近年、お年寄りたちが、桜をみて思わず嘆息をもらされる御様子に、しばしば遭遇します。 ――今年も桜をみることができた。 と、皆さん、口を揃えていっておられる。 もちろん―― 近年のお年寄りたちが、皆さんで申し合わせて一斉に桜を嘆じ始めたわけではない…

高1と思しき男の子と女の子とが――

毎年この季節は、微笑ましい光景に出あいます。 この春、中学を卒業したばかりの高校1年生たちです。 今日も退勤途中の電車の中で―― 高1と思しき男の子と女の子とが―― 微妙な距離感を保ち、話をしていました。「そのガクラン、いつまでなの?」 と女の子――「…

ああ、腹立たしい

以前、買って読んだ本を探していて―― それが、いつまでも見つからないと―― 妙に腹が立ちます。 今やらなければならないことを全て放り出して―― 明日にでも引っ越しをしたくなります。 もっと広い部屋に引っ越せば、大きな本棚を幾つも入れることができ、こん…

若いという概念を

若いという概念を、いかにとらえるか――わりと難しい問題だと思っています。 例えば、お年寄りにむかって、 ――いつまでも、お若くいらっしゃる。 といえば褒め言葉です。 が、本当に若い人に向かって、 ――若いな。 といえば皮肉となります。 ――まだ世間を知ら…

睡眠不足 → 過食

最近、睡眠時間が思うようにとれず、困っております。 トータルでは結構、寝ているのですが―― コマ切れなのですよね。 連続して十分な睡眠時間がとれていないのです。 僕の場合、睡眠時間がとれないと、即、食生活に影響が出ます。 食べる量が増えるのです。…

甥と昼メロをみる

先ほど、岡山から戻って参りました。 向こうにいる間は、ずっと子守りをしていました。 甥の相手です。 妹夫婦の息子です。今年で4歳になります。 * 昨日のこと―― お昼御飯を食べ終わってすぐに、「TVがみたい」 と、甥がいうものですから―― いわれるままに…

今日から

今日から仙台を留守にします。 帰りは木曜日です。 岡山の実家にいっております。 今日・明日の『道草日記』は、たぶん、お休みです。

頭でっかちの生き方とは

今日は、実に平凡な一日でした。 スケジュールは、それなりにタイトでしたが、とくに目新しいこともなく―― 全くなかったわけではないですけれど―― こういう平凡な一日に感謝したいと思っております。 ただ元気に生きていられるだけの幸せを噛み締めたいので…

物語の補完的解釈

物語を味わう上で欠かせないステップに、補完的解釈があると思っています。 補完的解釈とは―― 例えば、主要登場人物とみていた人物が唐突に死んでしまったときに、 ――なんで簡単に殺すかなぁ。もっと引っ張ればいいのに! などと思ったりせず、 ――なんで、こ…

ついに、この方が

ついに、この方が立たれましたか―― 民主党の小沢一郎さんです。 昨日の両院議員総会で代表に選ばれました。 * 僕が高校のとき、小沢さんは政権の中枢におられました。 ハッキリいって、恐かった――(イヤな奴――) とも思っていました。 予備校時代、友人に、…

恋した女性を愛せる喜び、愛した女性に恋する驚き

愛と恋との違いを、五木寛之さんが論じておられます(『愛について――人間に関する12章』角川文庫、2004年) 簡単にまとめてしまうと、 ――愛は知性的で理性的、恋は盲目的で感情的―― ということです。 愛は、人の意志でどうにかなるものですが、恋は、そうは…

今後も、よろしく――

――私の第一印象は絶対に外れない! というのは、母の口癖です。 僕が高校の頃から、そういっています。(何いってんだか) と、話半分にきいていたのですが―― 最近、僕も似たようなことを思います。(オレの第一印象って結構、外れない) ということです。「…

「文系人間」「理系人間」?

僕は、人を文系や理系に区分する意義は、きわめて薄いのではないかと考えています。 ――オレって理系だからさ。 とか、 ――あの人は、ずっと文系で……。 とかいう言葉を、僕はなるべく使わないようにしております。(使ってもしょうがない) と思っているのです…

「恋すてふ」に「忍ぶれど」

今日も百人一首から―― 夢枕獏さんの『陰陽師』(文春文庫、1991年)に「恋すてふ」と「忍ぶれど」とが紹介されています。 主人公・安倍清明と、その親友・源博雅との会話です。「恋すてふ」とは、次の一首―― 恋すてふ我が名はまだき立ちにけり ひと知れずこ…

電車が強風で止まる

電車が遅れました。 風の影響です。 今日の仙台地方は風が強かったのです。 僕が通勤に使っている電車は、強風に弱いのですね。 すぐに止まります。 いつもは1時間でいくところを、今日は2時間近くかかりました。 まあ、それでも―― ――強風で煽られ転覆! な…

めぐり逢ひて

百人一首で最も好きな歌を挙げろといわれたら、これを挙げます。 めぐり逢ひて見しやそれともわかぬ間に 雲隠れにし夜半(よは)の月かな ――めぐりあって、かつてみたあの月かどうかもわからない間に、雲に隠れてしまった夜中の月であることよ。 紫式部の歌…