マル太の『道草日記』

ほぼ毎日更新――

2015-09-01から1ヶ月間の記事一覧

面白いけれどガッカリする議論

論客2人が激しく議論を闘わせていて―― 各々の主張を冷静に聞き取ってみたところ―― 実は、2人とも本質的には同じ主張をしている―― ということが―― 時々あります。 2人とも、相手の主張を微妙に誤解ないし曲解した上で―― その誤解ないし曲解した主張に対し…

やけに有名芸能人の結婚報道が相次いだ

きのうは―― やけに有名芸能人の結婚報道が相次いだと思ったら、 ――大安 だったんですね~。 …… …… どうりで……(笑 …… …… たぶん、ご当人たちないし所属事務所の人たちが、とくに日柄の良い日を選んで発表をした結果であろう、と―― 想像いたしますが―― これだ…

1週間の周期は、なぜ7日なのか

1週間の周期は、どうして7日なのでしょうね。 なぜ5日や10日ではないのでしょうか。 毎週月曜日になると―― つい考えたくなることです(笑 * 子どもの頃は―― 毎週月曜日になると、 (ああ~、また学校か。1週間が5日だったら、もっと楽なのにな~) な…

ネットがなかった頃のことを巧く説明できない

僕は1970年代の生まれで―― 僕の両親は1940年代の生まれです。 よって―― 今から30年前の1985年頃―― 僕は小学生でした。 この頃―― よく両親にいわれていたことは、 「今はテレビがあるから、世の中は、私たちが子供だった頃とはスッカリ変わってしまった」 と…

“女優魂”の見せ方を間違えない

女優さんというのは―― 概して、 ――舞台に立ったら隙を見せず、舞台を降りたら姿を隠す。 そういう女性だろうと思います。 “舞台に立ったら隙を見せず”というのは―― 舞台の上では芝居をしているからであって―― もちろん、演じる役柄によっては、隙を見せたよ…

僕が風呂の掃除をサボっていたら

やるべきことをやって得られる充足感というのがありますね。 やりたいことをやって得られる満足感とは、また別の―― 心から安らげるような満たされた気持ち――とでもいいますか―― この、やるべきことをやって得られる充足感の根源は何なのかが気になって―― き…

成功の幻

成功の幻を―― 人は、つい見てしまいがちです。 成功は―― 再起不能の失敗を回避し続けるうちに―― 何らかの幸運に恵まれることによって―― もたらされるのですが―― この“ふとした幸運に恵まれる”という点を見落として―― 成功が、あたかも人為的にもたらされると…

「よくわかりません」と告白する勇気

組織の中では―― よくわからないことを、 ――よくわかりません。 と告白する勇気が―― もう少し積極的に認められても―― よいと思います。 よくわからないのに、「よくわかりません」と告白できなくて―― 組織の状況を悪くするということが、しばしば起こります。…

やっぱり「女優」がいい

若いタレントの女性が、 ――俳優 という肩書きで紹介されている記事をみかけました。 (え? 「俳優」? 「女優」じゃないんだ) と首をかしげて―― 思わず「女優」という言葉を辞書で調べてみると、 ――女性の俳優 と記されています。 よって、 (ことさら女性…

「正しい人などいない」と鬼の首でもとったかのように

ときどき、 ――世の中に正しい人などいない。 という人があります――まるで鬼の首でも取ったかのように―― (そんなの、当たり前だろう) と―― 僕は思っています。 常に正しい判断をし、正しい発言をし、正しい行動をする―― そんな人が、もし、いたとしたら―― …

失敗の準備とは何か

失敗から学ぶには―― 準備が必要です。 漫然と失敗をし―― その後、失意の時間を漫然と過ごしていたのでは―― 失敗から学べることは何もありません。 ――“失敗から学べることがある”ということ すらも学べない―― ただ―― 失意の時間を漫然と過ごせていたのであれ…

与野党の攻防?――どっちが攻めて、どっちが守ったのか

安全保障関連法制が、本日未明、成立したそうですね。 この法案を巡る国会の採決の仕方は、 ――強行採決だ! ――いや、強行ではなかった! と、法案への立場によって様々に異なるようですが―― それくらいに“激しい”やりとりが行われたという事実認定については…

不快な皮肉とそうでもない皮肉との境界

皮肉というものは―― 言葉にとどまっていれば、可愛げも感じられますが―― 行動にまでいってしまうと、見苦しく感じられるものですね。 つい本音が出かかって―― 慌てて社交辞令で包んだ結果が―― いわゆる、 ――皮肉 でしょう。 皮肉とは、本来、意図せずに無意…

会話を途切れさせない能力というのは

会話を途切れさせない能力というのは、 ――この人とは、いつまでも会話を続けていたい。 と思えるような人が相手の場合ではなく、 ――この人とは、できれば早く会話を終わらせたい。 と思ってしまうような人が相手の場合にこそ―― 重要です。 いつまでも会話を…

“自由すぎて困る”の本当の理由

あまりにも制約がなさすぎて、かえってどうしたらよいのかわからない、ということは―― 皆さんも、しばしば経験されるでしょう。 僕は、しばしば経験しています。 (自由すぎて困るんだよ……) というやつです。 でも、これ―― 困る本当の理由は、“制約がなさす…

能力主義は平等・不平等の問題か

能力主義を平等・不平等の観点から捉える人は―― 決して少なくないと思います。 能力主義とは―― 能力が高い人には重要な地位や役職を任せ―― 能力がさほど高くない人には、さほど重要でない地位や役職を任せる―― といった組織運営の方針のことです。 能力主義…

姑息は必ずしも卑怯ではない

医療の現場に、 ――姑息的治療 とか、 ――姑息手術 といった言葉があります。 今日、「姑息」といえば、 ――卑怯である。正々堂々としていない。 といった意味で用いられることがほとんどですが―― 本来は、 ――しばらく息をつく。休息をする。 くらいの意味で用…

CMで流される『ズンドコ節』の替え歌が妙に気になって

朝、テレビをつけていると―― 最近、賃貸物件の情報検索サイトのCMをよく耳にするようになって―― そのCMで流される『ズンドコ節』の替え歌が妙に気になってきました。 なので―― その元歌を調べてみたのですが―― 『ズンドコ節』といえば―― 氷川きよしさん…

例えば、「宇宙人は地球にやってきているか」というテーマで

いくつになっても思考の柔軟性を保つには―― ときに、日常の憂さを忘れて―― 一見バカバカしい議論を大真面目にやってみるのが―― よいのかもしれません。 例えば、 ――宇宙人は地球にやってきているか。 というテーマで真剣に討論をしてみる―― あくまで「真剣に…

「品格」という言葉がハヤっていた理由

ひところ、 ――品格 という言葉が物すごくハヤっていました。 なんで、あんなにハヤったのでしょうね。 当時は、よくわかりませんでしたし―― 今も、そんなにわかっているわけではないのですが―― 一ついえることは―― 品格の有無は―― しょせん、誰か個人の主観…

人生の出来事の連なりには途切れがある

人生の喜びと悲しみとは、 ――紙一重 と感じます。 何らかの条件が、ほんの少し変わっただけで―― 喜び事が悲しみ事に変わったり、悲しみ事が喜び事に変わったりする、と―― しばしば、 ――人生は一喜一憂するものではない。 といわれますが―― (それは、その通…

“わがまま”に上手に突き動かされる

――わがまま といいますと―― その“わがまま”をいかに上手に抑えるかが大切―― と思われがちですが―― 僕は―― その“わがまま”にいかに上手に突き動かされるかも同じくらいに大切―― と思っています。 “わがまま”に上手に突き動かされるとは―― どういうことか―― 第…

親子関係や夫婦関係を小説に描こうと思ったら

小説家が、親子関係や夫婦関係を小説に描こうと思ったら―― その小説家自身の親子関係や夫婦関係が少なからず邪魔をするように思います。 自分自身の親子関係や夫婦関係の現実が―― 小説で描こうとする親子関係や夫婦関係の創造性を薄めてしまうのではないか、…

論理性だけが数学ではないけれど

数学の特徴を一言で表すとしたら、 ――論理性と定量性 でしょう。 「論理性」とは、理詰めで考えること―― 「定量性」とは、数値で見積もること―― です。 しばしば、 ――数学的思考 が、 ――論理的思考 と同じ意味で用いられますが―― これは、数学に定量性という…

テレビをつけると時が早く過ぎる

テレビをつけると―― あっという間に時が過ぎていくのは、なぜなんでしょうね。 もちろん―― つけたテレビの画面を、じーっと、ないし、ぼーっと見続けていたら―― あっという間に時が過ぎていくのは、当たり前と思うのですが―― とくに画面をみていなくても―― …

「準決勝の難しさ」は、実は日常生活の隅々に

どんなトーナメント(勝ち残り式のトーナメント方式)でも、おそらくは、そうだろうと思いますが―― ――準決勝が、いちばん難しい。 といわれます。 ――決勝よりも準決勝が難しい。 ということです。 トーナメントで優勝するには―― 当たり前ですが―― 決勝戦だけ…

「残念な人」は誰にとって「残念」なのか

近年、啓発書のタイトルなどとして、 ――残念な人 というフレーズを―― しばしば見聞きするようになりましたが―― このフレーズ―― 僕は、あまり好きになれないのですよね。 表面的な理由は―― 誰にとっての「残念」なのかが、曖昧だからです。 当の“残念な人”に…

同じ“歩きながら”であっても

歩きながら考えごとをすると、良いアイディアが生まれる―― といいますが―― 同じ“歩きながら”であっても―― たっぷり食べたあと、お腹をいっぱいにして歩いているのと―― お腹をすかせて、いらいらカリカリしながら歩いているのとでは―― 生まれてくる“良いアイ…

会社をもうけさせて、かつ社員に温かく接する社長なんて……

会社をもうけさせる社長は、社員につらくあたり―― 社員に温かく接する社長は、会社をもうけさせない―― そういった主旨の話が―― 昨今、アメリカなどで―― まことしやかに、ささやかれています。 いま「まことしやかに」と述べましたが―― この話―― 実は、かなり…

2つの断定表現で1つの推定表現を挟み込む

2つの断定表現で1つの推定表現を挟み込む―― という文章スタイルがあって―― 読解の際には、十分に注意をしなければなりません。 どういう文章スタイルかといえば―― 例えば、 ――AはBである。BはCかもしれない。CはDである。 というものです。 うっかり…