歩きながら考えごとをすると、良いアイディアが生まれる――
といいますが――
同じ“歩きながら”であっても――
たっぷり食べたあと、お腹をいっぱいにして歩いているのと――
お腹をすかせて、いらいらカリカリしながら歩いているのとでは――
生まれてくる“良いアイディア”にも、おのずと違いが出てくるでしょう。
お腹をいっぱいにして歩いていると――
一見どうでもいいような――ほんわかとした温かいアイディアが生まれ――
お腹をすかせて歩いていると――
自分自身の生き死にのかかった――凄みのあるアイディアが生まれる――
そんな気がします。
なので――
歩きながら考えごとをする習慣のある人は――
そのどちらにも偏らないように気をつけるのがよいでしょう。
歩きながら考えごとをするときに――
いつもお腹をいっぱいにして歩いている人は、何となく地に足がついていないような生き方になり――
いつもお腹をすかせて歩いている人は、遊び心を楽しむ余裕のないような生き方になってしまう――
どちらも――
度が過ぎてしまえば――
危険な生き方といえるでしょう。