日記
――科学の流れ に乗ることには、 ――ゲーム(game)で遊ぶ楽しさ が感じられる。 ――科学のゲーム性 である。 むろん―― ここでいう、 ――ゲーム とは―― 例えば、既製品のコンピュータ・ゲーム(computer game)のような物を指すのではない。 そういうゲームの楽…
――検証可能な科学 を、 ――観測可能な宇宙 かのように感じ取ってしまうのは―― ――科学の流れ を感じられなくなっているからである―― …… …… ――科学 とは、 ――仮説を設け、実験や観察を行い、その仮説の検証を経て、新たな仮説を設ける。 という一連の流れをいう…
――神様が、今日の日の入りの時刻に現れる。なぜなら、神様の気配らしき実体が人の世へ到着をしたことが、先ほど感じられたからである。 という仮説は―― 一見、 ――反証可能性が現実的に認められぬ仮説 であるが―― 状況が変わり―― この仮説を唱える者の脳の内…
――神様が、今日の日の入りの時刻に現れる。なぜなら、神様の気配らしき実体が人の世へ到着をしたことが、先ほど感じられたからである。 という仮説は―― 一見、 ――反証可能性が現実的に認められぬ仮説 であるが―― もし―― この仮説を唱える者の脳の内部で起こ…
――反証可能性が現実的に認められぬ仮説 とは、 ――実験や観察に依る検証が可能か不可能かが判らぬ仮説 である。 例えば、 ――神様が、今日の日の入りの時刻に現れる。なぜなら、神様の気配らしき実体が人の世へ到着をしたことが、先ほど感じられたからである。…
――反証可能性が原理的に認められぬ仮説 と、 ――反証可能性が現実的に認められぬ仮説 とは―― どちらも、 ――実験や観察に依る検証が不可能そうな仮説 であった。 このため―― どちらの仮説も、 ――検証可能な科学 に、活気は齎(もたら)し得ぬ。 そういう意味で…
――実験や観察に依る検証が不可能そうな仮説 とは、 ――反証可能性が原理的に認められぬ仮説 ないし、 ――反証可能性が現実的に認められぬ仮説 である。 ここでいう、 ――反証可能性が原理的に認められぬ仮説 とは―― 事前にせよ、事後にせよ、自在に書き換えられ…
――実験や観察に依る検証が不可能そうな仮説 として、 ――反証可能性が原理的に認められぬ仮説 および、 ――反証可能性が現実的に認められぬ仮説 が挙げられる。 ――反証可能性が原理的に認められぬ仮説 とは―― 例えば―― 次のような仮説だ。 ――神様が、明日の日…
――検証可能な科学 に、活気を齎(もたら)すには、 ――“検証可能な科学”の境界 を行ったり来たりすることが、必要であり―― それをするには、 ――実験や観察に依る検証が可能そうな仮説 だけでなく、 ――実験や観察に依る検証が可能か不可能かが判らぬ仮説 も数…
――“検証可能な科学”の境界 を行ったり来たりするには、 ――実験や観察に依る検証が可能か不可能かが判らぬような仮説も数多く立てる。 ということが、必要である―― といえる。 それには―― 職業研究者が、そのような仮説を数多く立てるようになれば良い。 さら…
職業研究者に―― 実験や観察に依る検証が可能か不可能かが判らぬような仮説も数多く立てるような余裕を与えるには―― どうすれば、よいか。 …… …… ――サバティカル(sabbatical) の徹底―― が解決策の1つである。 ――サバティカル とは―― 簡単にいえば、 ――理由…
――“検証可能な科学”の境界 を行ったり来たりする―― とは―― 具体的には、 ――実験や観察に依る検証が可能か不可能かが判らぬような仮説も数多く立てる。 ということである。 が―― それは―― 果たして現実的か。 …… …… 21世紀序盤の現代―― ――検証可能な科学 は、…
――“検証可能な科学”の境界 を行ったり来たりすることで―― ――検証可能な科学 それ自体に―― 活力を齎(もたら)し得る。 その意味で―― その“境界”の所在を察しておくことは―― 重要だ。 では―― ――“検証可能な科学”の境界 を行ったり来たりするには―― 具体的に、…
――検証可能な科学 を活力のある営みに保つには―― ――“検証可能な科学”の境界 の所在を察することが―― 欠かせぬ。 その“境界”の内奥に閉じ籠り―― その所在に気付かぬうちは―― ――検証可能な科学 に活力を齎(もたら)すことは―― 到底、出来ぬ。 …… …… ――“検証可…
――科学の淀み に嵌(はま)り難(にく)い者は、 ――知的好奇心 に駆られている。 そういう者は―― 決して、 ――検証可能な科学 の内に留まりはせぬ。 ――知的好奇心 に駆られるままに―― 必要に応じて、 ――“検証可能な科学”の果て を越えようとする。 ――観測可能…
――科学の淀み に嵌(はま)り易い者は―― 概して、 ――科学 を、 ――事実に基づき、論理的に考えること と思い込んでいる。 一方―― ――科学の淀み に嵌り難(にく)い者は―― 概して、 ――科学 を、 ――この世界を知り、解ろうとする方法 と割り切っている。 ――この…
――科学の淀み には―― 嵌(はま)り易い者と嵌り難い者とが居る―― と考えられる。 ――科学の淀み に嵌り易い者とは―― 概して、 ――科学 を、 ――事実に基づき、論理的に考えること と思い込んでいる。 たしかに―― ――事実に基づき、論理的に考えること は、 ――科…
――検証可能な科学 が齎(もたら)す知見は日々、増え続けていて―― その増多の速さが著しければ著しいほどに、 ――“検証可能な科学”の果て は、より遠くに在るように感じられる―― それ故に―― 人は、 ――科学の淀み に嵌(はま)り得る―― そのように、いえそうだ…
――科学の淀み に嵌(はま)っている時―― ――“検証可能な科学”の果て は、 ――“観測可能な宇宙”の果て と同じように見える―― といえそうだ。 つまり、 ――見えそうで見えぬ。 ということである。 …… …… ――“観測可能な宇宙”の果て は、地球に届き得る光のうちの最…
――科学の淀み に嵌(はま)っている時に、 ――科学の果て と錯覚をされ得るのは―― ――“観測可能な宇宙”の果て である―― と考えられる。 この時―― ――科学 とは、 ――検証可能な科学 を指し、 ――科学の果て は、 ――“検証可能な科学”の果て を指している。 つまり…
――科学の淀み に嵌(はま)っていると―― ――科学の果て が、 ――宇宙の果て かのように感じられる。 …… …… ――宇宙の果て には―― 現代宇宙論に依れば―― 少なくとも2つある。 1つは、 ――“この宇宙”の果て であり―― もう1つは、 ――“観測可能な宇宙”の果て であ…
――科学の果て を、 ――宇宙の果て と思い込むことは―― ――科学の流れ から外れて、 ――科学の淀み に囚われている―― という意味で―― 危うい。 …… …… ――科学の淀み とは、 ――科学の流れ の、 ――淵 を指す。 ――瀬 に対して、 ――淵 である。 現実の、 ――川の流れ …
科学の定見で自然を観たり―― 科学の発想で世界を描いたりするなどして―― 常に、 ――科学の流れ に乗っていると―― 時に―― それが“流れ”であることを忘れそうになる。 特に、 ――瀬 から、 ――淵 に差し掛かる頃が―― 危うい。 それは―― さながら、 ――科学の淀み …
――科学の発想で世界を描く。 とは―― 簡単にいえば―― ――科学の発想 で示せそうな仮説だけで―― 世界を描いて、世界を知ろうとする―― ということである。 これに対し、 ――科学の発想で世界を描かぬ。 とは―― 簡単にいえば―― ――科学の発想 では言及が出来なさそ…
――科学の流れ に乗るとは―― 例えば、 ――科学の定見で自然を観る。 ということであり、 ――科学の発想で世界を描く。 ということである。 ――科学の定見で自然を観る。 とは、 ――これまでに科学によって得られた知識や理解の体系に基づき、自然の在り方を知ろう…
――科学の定見で自然を観る。 とは―― 簡単にいえば―― ――科学の定見 と矛盾をせぬように―― 自然を観て、自然を知ろうとする―― ということである。 これに対し、 ――科学の定見で自然を観ぬ。 とは―― ごく簡単にいえば―― ――科学の定見 と直接の関係が生じぬよう…
――科学の流れ に乗る、とは―― どういうことか。 …… …… それは―― 例えば、 ――科学の定見で自然を観る。 ということである。 あるいは、 ――科学の発想で世界を描く。 ということである。 …… …… では―― ――科学の定見で自然を観る。 とは―― どういうことか。 …… …
――宇宙の果て を考えるように―― ――科学の果て という概念を―― 考えてみたい。 ――科学の果て とは何か。 …… …… ――科学 を、 ――仮説を設け、実験や観察を行い、その仮説の検証を経て、新たな仮説を設ける。 という一連の流れと見做すならば―― ――科学の果て は―…
――科学 とは、 ――仮説を設け、実験や観察を行い、その仮説の検証を経て、新たな仮説を設ける。 という一連の流れをいう。 ここでいう、 ――流れ とは、 ――手順 とか、 ――推移 とかいった意味である。 このため―― 実験や観察で検証を行えぬ仮説は、 ――科学の流…
――夥多(かた)宇宙論 と、 ――知的設計(intelligent design)論 とでは―― どちらが有望か―― あるいは―― どちらが真相か―― といった問いは―― 討論の試合の主題としては、面白い。 が―― 科学の議論の起点としては、不毛であろう。 おそらく―― 多くの科学者が…