マル太の『道草日記』

ほぼ毎日更新――

2015-01-01から1ヶ月間の記事一覧

座談が巧くなりたい

どうにかして座談が巧くなりたい―― と思っています。 ここでいう「座談」とは―― 例えば、宴会の席などで複数の聞き手に向かってお喋りをするようなことです。 僕は、自分で自分のことを、 ――座談下手 だと思っています。 もう20代の頃から―― ずっと、そう思…

“当たり前”と思ったから書いたんだと思う

――そんな話、当たり前だから、わざわざブログになんか書くな。 と批判されているブログを時々みかけます。 きょうも、ちょっとネットで調べものをしていたら、みかけまして―― (う~む) と思いました。 (“当たり前”と思ったから書いたんだと思うんだけどな…

物語への関心が薄れてきた

僕は―― 10代や20代の頃は、すごく物語に興味をもっていて―― 小説やマンガや映画やTVドラマなど、色々な物語に触れるように努力をしていました。 が―― 30代を過ぎ、40代にさしかかって―― だんだん物語への関心が薄れてきたのを感じています。 それは、おそ…

病気を治す、病気の症状をとる

――病気を治す。 ということと、 ――病気の症状をとる。 ということとは―― 根本的に異なる概念なのですが―― これら2つを混同していると思われる話を―― ときどき見聞きします。 「病気を治す」というのは―― 治療を継続しなくても、症状が完全に消失している状…

自分にとっての「やりたいこと」は、自分で探し出すしかない

この世の中では―― 人には―― やりたいことと、やるべきこととが、与えられていて―― やりたいことをやっていれば、楽しいし、面白いし、やりがいが感じられ、生きがいも感じられる一方で―― やるべきをやっていれば、その時はツラくて苦しく、楽しくはないけれ…

嫌なニュースが続いて

このところ―― 嫌なニュースが続いていますね。 シリアでの邦人人質事件は―― その最たるものでしょう。 そういうニュースには、できれば触れたくないのですが―― 他のニュースを幅広く知ろうと思ったら―― 触れないわけにはいかないのですよね。 嫌なニュースと…

読むのではなくて、聴かなくてはいけない

歌詞というものは―― 読むのと聴くのとでは―― 大違いなのですね。 読んでいて今一つピンとこない歌詞であっても―― それが旋律や伴奏にのせられているのを聴いていたら、 (すごく、いい) と感じられることが―― 度々あります。 当たり前といえば、当たり前で…

政治家にとって重要な資質の1つに

政治家にとっての重要な資質の1つに、 ――胆力 があると思います。 政治家にとっての「胆力」とは―― 何か重大な政治決断を下す際に―― 最後まで平静を保つ精神力のことですね。 ある政治家に十分な胆力が備わっているかどうかをみるには―― 表情をみればよいで…

同じ“合格 = 60点超え”であったとしても

一般に―― 試験というものは―― 60点を超えれば、 ――合格 とみなされますが―― 同じ“合格 = 60点超え”であったとしても、 ――60点を狙って60点を超える。 のと、 ――80点を狙って60点を超える。 のと、 ――100点を狙って60点を超える。 の3種類があると思ってい…

能動よりも受動のほうが頭を使う

書くよりも―― 読むほうが―― 話すよりも―― 聞くほうが―― 教えるよりも―― 教わるほうが―― 説得するよりも―― 説得されるほうが―― 頭を使うように思います。 能動でいるより受動でいるほうが―― 自分の頭をより繊細に調整し続けないといけません。 が―― 一般的に…

込み入ったことをわかりやすく丁寧に説明するのは

込み入ったことをわかりやすく丁寧に説明するのは―― それなりに大変なことです。 時間や手間を十分にかけて―― 相当に頭を使って考えないと、そのような説明はできないのですが―― そんなふうに丁寧に説明してみせたところで―― たいていの場合は、そんなに深く…

パズルの何が面白いのか

僕は―― 今年で42歳になりますが―― 小さかった頃から、 ――パズル に特段の関心を抱いたことがありません。 パズルの何が面白いのか―― よくわからないで生きてきました。 例えば―― 父は、クロスワード・パズルが大好きで―― 日曜の朝などに、自宅の居間でクロス…

職人気質

仕事の報酬ではなく―― 仕事の品質に誇りをもつ人は、 ――職人気質 といわれます。 つまり、「職人」とみなされる人たちは―― 自分が、どれくらい多くの報酬を得ているかには関心がなく―― 自分が、どれくらい高い品質を保てているかに関心が向かう―― ということ…

だから、人は占いの文化を継承してきた

困難な仕事に挑戦をしたことのある人なら―― たぶん誰にでもわかることと思いますが―― 人知の及ぶ範囲には―― 限りがあるのですね。 どんなに豊富な情報を集め、どんなに詳細に分析をし、どんなに緻密な計画を立ててみても―― その計画が、予期せぬ形で頓挫する…

人間は、つい争いごとを起こしてしまう

一つの争いごとが何か別の争いごとを生む―― ということが、よくあります。 ですから―― 何か争いごとを見かけたら―― 少なくとも自分が原因となって新たな争いごとが起こることのないように―― 僕自身、慎重に立ち回っているつもりなのですが―― たぶん―― そんな…

自分の直感を信じることが大好き

僕は―― 何か対象を分析し、考察を重ね―― その結果を基に、何らかの理屈をこねることが大好きなのですが―― にもかかわらず―― 自分の直感を信じることが、もっと大好きです。 例えば―― テレビや雑誌やネットなどの占いをみて、 (あ、これ、当たってるかも……)…

“趣味は何ですか”

――趣味は何ですか。 と訊かれると―― 多くの人たちが、 ――答えづらい。 と感じるのだそうです。 ――やってて面白いと思うことはあるけど、“趣味”と公言できるほどハマってるわけでもないし……。 とか、 ――いま本気で○○にハマってるってことがバレたら、白い目で…

「無理が通れば道理が引っ込む」

――無理が通れば道理が引っ込む。 との言い回しがありますね。 道理にかなわない誤ったことが通用するときは、道理にかなった正しいことが通用しなくなる―― あるいは―― いくら道理を主張しても聞き入れられないときは、身の安全のためには引っ込んでいるほう…

「自由」には固さ、暗さ、厳しさもある

――自由 という言葉は―― 一見、柔らかく、明るくて、優しい言葉に感じられますが―― よく考えていくと―― 案外、固く、暗くて、厳しい言葉にも感じられます。 なぜか―― どんな自由にも責任が伴うからです。 自由を楽しむのなら、それに見合った責任を果たさなけ…

パセリをずっと飾りだと思っていた

ふだん滅多にテレビをみないのですが―― ごくたまにみていて―― もの凄く影響を受けることがあります。 影響を受けて―― その直後から、実に様々なことを感じ、考え、行動に移すようになる―― 去年―― あるテレビ番組で、 ――パセリは日本では飾りに用いられること…

高校数学の特徴

自分の結論が明確になっていて―― その結論を他者に提示したいと強く思っているときに―― その「強い思い」に頼って、勢いで自分の結論を提示してしまうと、 ――で、何がいいたいわけ? と困惑されることがあります。 結論が明確になっていても―― その結論に至…

無題

すべての物事には―― 良い面と悪い面とがあるのですよね。 良い面だけということはないし―― 悪い面だけということもありません。 その物事の―― 悪い面しかみないというのは、とうてい健全な精神とはいえませんが―― 良い面しかみないというのも―― ちょっと、ど…

世間が「良い」と思っているらしいこと、自分が「良い」と思っていること

自分が「良い」と思っていることを、世間は「良い」とは思っていないらしい場合と―― 世間が「良い」と思っているらしいことを、自分は「良い」とは思っていない場合とでは―― どちらが懸念されるべきなのでしょうか。 もちろん―― どちらの場合も、“自分”の感…

物語に新鮮味をもたらすものは

物語に新鮮味をもたらすものは―― 結局のところは、 ――倒錯 ないし、 ――逆転 しかないのではないか、と―― 僕は思っています。 新鮮味のある物語というのは―― 例えば―― 一般には善良とみなされることが悪徳とみなされている世界での物語とか―― 一般には疎まれ…

争いごとへの3通りの対応

人は、何か争いごとに接した時に―― ざっと3通りの対応をとるように思います。 (1) 争いを鎮めようとする (2) 争いを煽ろうとする (3) 争いの存在それ自体を無視しようとする 当然ながら―― いちばん素晴らしい対応は、「(1) 争いを鎮めようとす…

真心のこもった作り笑いというのも

僕は、作り笑いをするのがイヤなのですが―― それは、 ――作り笑いには真心がこもらないのではないか。 と考えてきたからです。 ところが―― 最近、 (どうも違うな) と思うようになってきました。 (もしかしたら、真心のこもった作り笑いというのも、あるの…

まるでドーナツの穴のよう

きのうまで―― お正月気分をなかなか味わえていなかったのに―― きょうになって急に―― お正月気分を実感しております。 (ああ、お正月だったな~) と―― 誤解のないようにいっておきますと―― 実感しているのは、あくまで、きのうまでのお正月気分であって―― …

お正月気分というものは

このお正月は―― まったくといってよいほどに、テレビをみませんでした。 とくにみたいと思わなかったし―― 行きがかり上みることにもならなかったから―― みなかっただけなのですが―― こうしてテレビをみないでいると―― いわゆるお正月気分を実感するのは、そ…

“意識的な計算”か“無意識の計算”かが事前にわかっていれば、どんな小説でも読みようがある

小説には―― 作家の意識的な計算によって書き出される作品と―― 作家の無意識の計算によって書き出される作品とがあるといえましょう。 つまり―― 作家が、あらすじを最初から最後まで明確に決め、構成を練り上げて書き上げる場合と―― 作家が、あらすじを決めず…

歌は一回性を帯びている

聴きたい歌を―― 聴きたい時に「よし、聴こう!」と思って聴くのと―― 何かの拍子に「え?」と思って聴くのとでは―― まったく印象が違います。 例えば―― 自分で音楽プレイヤーを操作して聴くのと―― たまたまラジオで流れているのを聴くのとでは―― まったく違う…