一般に――
試験というものは――
60点を超えれば、
――合格
とみなされますが――
同じ“合格 = 60点超え”であったとしても、
――60点を狙って60点を超える。
のと、
――80点を狙って60点を超える。
のと、
――100点を狙って60点を超える。
の3種類があると思っています。
これらのうち――
いちばん簡単なのが、「80点を狙って60点を超える」であり――
次に簡単なのが、「60点を狙って60点を超える」であり――
いちばん難しいのが、「100点を狙って60点を超える」であろうと思います。
このことは、「試験」のことを離れても十分に通用すると思っています。
すなわち――
「60点を狙って60点を超える」とは、理想を掲げずに現実を見据えて、課題をひたすら堅実に解決していくことであり――
「100点を狙って60点を超える」とは、理想を掲げつつも現実を見据えて、課題を堅実かつ華麗に解決していくことです。
いいかえると――
「60点を狙って60点を超える」の場合には、「60点」に僅かに至らず、「57点」くらいで頓挫しやすく――
「100点を狙って60点を超える」の場合には、「60点」に遠く及ばず、「20点」くらいで頓挫しやすい――
そういうことです。