マル太の『道草日記』

ほぼ毎日更新――

2022-03-01から1ヶ月間の記事一覧

今回のロシア政府の選択の非合理性に説明がつく分析

アメリカ政府は―― 今回のロシア政府によるウクライナ侵攻に関し、 ――ロシア政府の最高指導者に正しい情報が届けられていない。 と分析をしているそうですね。 報道で知りました。 以前から―― そのような憶測は飛び交っていましたし―― ヨーロッパ諸国の政府も…

人類の歴史には“権威主義から民主主義へ”の流れがあるけれど……

――新型コロナ危機が終息した後で第3次世界大戦が始まるかもしれない。 との懸念について―― 2020年4月18日の『道草日記』で述べました。 ここでいう、 ――第3次世界大戦 というのは、 中国 対 アメリカ の対立を基軸とした、 権威主義 対 民主主義 の擾乱で…

ロシア政府も中国政府も北大西洋条約機構の軍門に簡単には降れない理由

――ロシア政府も中国政府も北大西洋条約機構の軍門に簡単には降るまい。 ということを、きのうの『道草日記』で述べました。 その理由は―― ロシア政府も中国政府も、 ――大国意識 をもっているから―― ということは、きのうの『道草日記』で述べた通りです。 が…

ロシア政府も中国政府も北大西洋条約機構の軍門に簡単には降るまい

21世紀序盤の現代における地球上の国際情勢が―― もし、武力によって統一をされるとしたら―― その武力統一は―― ロシア政府や中国政府が、自分たちの主導権を奪われる形で、 ――北大西洋条約機構 への参加を強いられることによって、もたらされるのではないか――…

地球上の国際情勢が武力統一をされるとき

今後、もし、 ――世界政府の樹立 が成し遂げられるとしたら―― それは、 ――民主主義国家の陣営 によって、 ――これで、しばらく戦争はなさそうだ。 との安堵の実感が、世界中の人々にもたらされるときであろう―― ということを、きのうの『道草日記』で述べまし…

権威主義国家は、いつまで経っても戦争を終わらせようとしないから――

21世紀序盤の現代における地球上の国際情勢において、 ――世界政府の樹立 が、民主主義国家の陣営によって成就をされるか、権威主義国家の陣営によって成就をされるか、それ以外の価値観を奉じる陣営によって成就をされるかは―― ほとんど誰も気に留めないであ…

絶え間なく続く戦争を終わりにする武力統一

21世紀序盤の現代における地球上の国際情勢にとって、 ――世界政府の樹立 という概念は―― 16世紀における日本列島の国内情勢にとっての、 ――天下統一 の概念に似ている―― ということを、きのうの『道草日記』で述べました。 どこが似ているのか―― …… …… ――絶…

日本列島の“歴史の一本道”:群雄割拠 → 天下統一

――やはり世界政府は必要だ。 ということを―― きのうの『道草日記』で述べました。 こうした発想は、 (ひょっとすると日本人に固有かしれない) と思っています。 どういうことか―― …… …… きのうの『道草日記』で述べた、 ――世界政府の樹立 は―― 日本人にと…

やはり世界政府は必要だ

今回のロシア政府によるウクライナ侵攻の報道に接し―― 痛切に思うことは、 ――やはり世界政府は必要だ。 という見解です。 この場合の、 ――世界政府 とは、 ――世界中の人々が等しく世界市民となって一つの統治機関を支えていく。 といった、 ――世界政府の理想…

筋を通して戦争を挑む者と筋を曲げて戦争を避ける者との闘い

――戦争を望む者と望まない者との闘い について―― きのうの『道草日記』で述べました。 一方―― おとといの『道草日記』では、 ――筋を通して戦争を挑むか、筋を曲げて戦争を避けるか。 ということを述べました。 これら2つのことを併せると、 ――戦争を望む者…

戦争には2つの闘いがある

――戦争には2つの闘いがある。 と―― 2006年12月8日の『道草日記』で僕は述べました。 一つは、 ――敵と味方との闘い です。 もう一つは、 ――戦争を望む者と望まない者との闘い です。 今回のロシア政府によるウクライナ侵攻の報道をつぶさに見聞きしていて―― …

筋を通して戦争を挑むか、筋を曲げて戦争を避けるか

――たとえ一方的に侵攻をされた場合であっても、その侵攻に対して軍事的な抵抗を試みれば、いわゆる戦争となって大勢の軍人や民間人が殺されるので、軍事的な抵抗は試みずに、降伏をするのがよい。 というような主張をしている識者がいるということを―― 3月13…

この現実を理性的に受けれいるのは難しい

ウクライナの戦禍は―― 日を追うごとに、明らかに酷くなっていますよね。 実際の戦争ですから―― 当たり前でしょう。 ――戦争 というのは、 ――政治の課題に対処をするために行う人々の殺し合い と説明をされます。 その、 ――政治の課題に対処をするために―― と…

悪魔と悪魔のような人と

戦争のニュースを現在進行形で追っていると、 (戦争は人の感覚を麻痺させる) ということが、よくわかります。 例えば―― 戦争をしている一方の軍隊に密着をした報道陣からの報告を見聞きしていると―― その軍隊に属している兵士たちが、敵方の兵士たちの乗る…

なぜ「近くに爆弾が落とされたかも……」と思わなかったのか

――独裁者が戦争を仕掛けたり、仕掛けられたりすることが多い理由 について、きのうの『道草日記』で述べる文章を書いていたら―― 強い揺れに見舞われました。 すぐに地震とわかりました。 (やれやれ、また地震か――) と思いながらも―― (この揺れ方だと、11…

独裁者が戦争を仕掛けたり、仕掛けられたりすることが多い理由

――戦争は独裁者が誤算をしたときに起こる。 という話を―― ロシア政府によるウクライナ侵攻が勃発をしてから―― よく耳にするようになりました。 現在のロシア政府の最高指導者は、 ――独裁者 と呼ばれることが多いので―― 今回のロシア政府によるウクライナ侵攻…

胸の底から吹き上がるドス黒いマグマのような呪詛の言葉との闘い

ロシア政府の侵攻を受け、今のウクライナの人々の気持ちがどんなものなのか―― それを推し量るのは、並大抵のことではありませんが―― 少しの創造力や想像力とを用いることで―― その疑似体験をすることが、少なくとも僕には、できるような気がしています。 な…

相手が“同じヒト”とわかるかどうか

――たとえ一方的に侵攻をされた場合であっても、その侵攻に対して軍事的な抵抗を試みれば、いわゆる戦争となって大勢の軍人や民間人が殺されるので、軍事的な抵抗は試みずに、降伏をするのがよい。 というような主張について―― きのうの『道草日記』で述べま…

軍事的な抵抗を試みるべきか否か

今回のロシア政府のウクライナ侵攻について―― 日本の識者のなかには、 ――たとえ一方的に侵攻をされた場合であっても、その侵攻に対して軍事的な抵抗を試みれば、いわゆる戦争となって大勢の軍人や民間人が殺されるので、軍事的な抵抗は試みずに、降伏をする…

ロシア政府の首脳部は世界で少数派か

――ロシア政府の首脳部は、自分たちの主張が“世界の多数決”によって拒まれていると感じているのではないか。 ということを―― きのうの『道草日記』で述べました。 が―― この、 ――世界の多数決 というのも―― その内実は、それほど単純ではありません。 2014年…

ロシア政府の首脳部が“人道の罪”を意に介さない理由

――人道の罪 といわれると、ドキリとします。 ――人道の罪 に対する概念は、おそらくは、 ――法律の罪 つまり、 ――違法性 でしょう。 ――人道の罪 は、 ――法律の罪 よりも一見、重いように感じられます。 少なくとも日本語で扱う場合は、そうです。 が―― 今回の…

世界は急には変わらない

――世界は変わってしまった。 と、きのうの『道草日記』で述べましたが―― ――実は、そうじゃない。 という話をききました。 ――世界は本当は、だいぶ前に変わってしまっていたんだけれども、そのことに我々が気づいていなかっただけなんだ。 と―― どういうこと…

世界は変わってしまった

(世界は、2022年2月24日を境に変わってしまった) と思っています。 ――2022年2月24日 というのは―― もちろん、ロシア政府によるウクライナ侵攻の開始の日です。 必ずしも、 ――世界は変わってしまった。 という必要はないでしょう。 実際のところ、 ――第二次…

もし侵攻前に国民投票が行われていたら――

今回のロシア政府によるウクライナ侵攻について、 ――なんとか戦争を避けることはできなかったのか。 と、きのうの『道草日記』で述べました。 以下は、完全に後知恵であり、結果論的な発想でしかないのですが―― それでも、思わずにはいられないので、述べよ…

なんとか戦争を避けることはできなかったのか

――ウクライナ大統領のウォロディミル・ゼレンスキーさんは、組織のトップとしての誠実さと有能さとを兼ね備えている。 ということを、きのうの『道草日記』で述べました。 その点については―― 本当に、 (申し分ない) と思うのですが―― …… …… (なんとか戦…

元俳優であるからこそ――

――ウクライナ政府が瞬時の瓦解を免れたのは、これ以上はないくらいにトップが有能で誠実であったからである。 ということを―― きのうの『道草日記』で述べました。 ウクライナ政府のトップ(大統領)は、ウォロディミル・ゼレンスキーさんですね。 1978年1月…

ウクライナ政府は、なぜ瞬時の瓦解を免れたのか

――組織はトップ次第で、どうにでもなる。 と、よくいわれます。 このことが最も明瞭かつ劇的に示されたのが―― 今回のロシア政府によるウクライナ侵攻でした。 当初―― ロシア政府は、軍を動かせば、ウクライナ政府は瞬く間に瓦解をすると考えていたようです。…

戦禍の最も残虐な部分

ウクライナの戦禍によってもたらされた瓦礫や廃墟の惨状を報道で目にすると―― 僕は、東日本大震災の津波によってもたらされた光景を思い出します。 あの日―― 僕は、宮城の沿岸から数キロほどしか離れていないところにいて―― 津波の直撃を目の当たりにしまし…

ウクライナの首都キーウの日常が、いとも簡単に崩れ去ったということは――

今回のロシア政府によるウクライナへの侵攻で―― 何が最も衝撃的かといえば―― 平和で豊潤な日常が、いとも簡単に崩れ去った―― ということです。 いわゆる、 ――ウクライナ危機 という言葉で―― 数か月ほど前から現地の情勢は、わりと克明に伝えられていました。…

「えぇ? なんで今なの?」というタイミングで戦争は起こりうる

――戦争は時に国家指導者が抱く不安や憤怒によって起こる。 ということを、きのうの『道草日記』で述べました。 このことは―― よく考えてみると―― とても恐ろしいことです。 ――国家指導者 といっても―― 具体的には、一人の人間です。 性格に歪みがあり、能力…