今後、もし、
――世界政府の樹立
が成し遂げられるとしたら――
それは、
――民主主義国家の陣営
によって、
――これで、しばらく戦争はなさそうだ。
との安堵の実感が、世界中の人々にもたらされるときであろう――
ということを、きのうの『道草日記』で述べました。
より具体的には、
――北大西洋条約機構
が拡大を続け――
この条約機構が擁する軍事力に比肩をしうる軍事力を要する勢力が――
この地球上から見出せなくなるときです。
実は、今でも――
この条約機構が擁する軍事力に比肩をしうる軍事力というのは、少なくとも数字の上では、存在をしないといってよいのです。
そのような数字の一例を挙げれば――
この条約機構に参加をしている諸国家の軍事費の合計は、地球上に現存をしている全国家の軍事費の合計の、
―― 70 %以上
を占めているといわれています。
とはいえ――
いみじくも――
今回のロシア政府によるウクライナ侵攻――あるいは、その前段階であったウクライナ危機の発生――が明らかにしたように――
少なくとも今のロシア政府は――
この条約機構に対抗をする姿勢をあからさまにしてきました。
今の中国政府も、おそらくは――
そのような姿勢を内に秘めていると考えられます。
よって、今後、
――民主主義国家の陣営
によって、
――これで、しばらく戦争はなさそうだ。
との安堵の実感がもたらされるのは――
いいかえると――
今後、
――北大西洋条約機構
によって地球上の国際情勢が武力統一をされるのは――
ロシア政府や中国政府が、自分たちの主導権を失う形で、
――北大西洋条約機構
への参加を強いられるときでしょう。
もちろん――
その頃には、「北大西洋条約機構」の呼称は、すっかり別のものに変わっているに違いありません。