2011-05-01から1ヶ月間の記事一覧
自分のプライベートは、それだけでは話の種にはならないものです。 それにユーモアやウイットを交えてこそ、種になる――「話の種」とは―― その話をきかされた人が、その話をもっとききたいと思うとか、今度は自分の話をしたいと思うとか―― そうなるキッカケの…
きょうは朝から大荒れのお天気で、(いったい、どうしちゃったの~? まだ5月だよ~!) と文句をいいたい気分でしたが―― 荒れちゃっているものはしょうがない……。 3月11日の震災を経験してからというもの―― 自然現象に文句をいっても仕方がないということを…
きょうの仙台は、朝から雨が降っていて、とても洗濯日和とはいえないのですが―― 洗濯をしました。 きょうを外すと、いつ洗濯ができるか、わからないからです。 震災後は、仙台の自宅にいるのは、ほとんど週末だけに限られています。 少なくとも洗濯の時間的…
わからないものをわからないままにしておく勇気というのがあるでしょう。 ひと昔前の僕は――つまり、20代の僕は、(そんな勇気など存在しない!) と叫んでいたに違いないのです。 つまり、 ――世の中には、わからないものをわからないままにしておいてよいも…
いわゆる組織の中では―― 上司は部下に、 ――当事者意識をもたせる。 ということが重要だと考えられています。 この場合の「当事者意識をもたせる」とは―― 部下に自分の裁量の範囲を正確に把握させ、その裁量の範囲内で決断をさせ、その決断には責任が伴うこと…
しょっちゅう気を使っている人には、思う存分に気を使ってもらうのも―― 優しさの一つなのだろうと思っています。 したがって―― そういう人が、あまり気を使わなくてもいいように何かと先周りをして手を打つことは―― ちょっと考えものだと思っています。 人は…
人が知性を最も厳しく試されるのは、 ――よくわからないことを、よくわからないままに扱わざるえないとき であろうと思います。 よくわかっていることを、よくわかった上で扱うときには―― 特段の知性は求められません。 十分な鍛練を積めば、誰でも無理なく扱…
――継続は力なり。 といいますね。 その意味するところは、 ――何事も地道に続けて行っていけば、経験が積まれ、知識が増え、理解が深まる。 でしょう。 つまり―― 大切なのは経験や知識、理解であって―― 継続それ自体が大切なのではない―― ということですね。 …
人には―― 何を感じても、ネガティブにとらえる時があります。 何を見ても―― 何を聞いても―― 何を嗅いでも―― 何を味わっても―― 何を触っても―― ついネガティブにとらえたくなる時というのがあるのです。 例えば……といって、僕の具体的体験を例示すると、思わ…
自己と自我との違いは―― そんなに広くは知られていないようです。 これらの言葉を混同して使っている例が、ときどきみられます。 自分で自分をみつめるときに――つまり、内省をするときに―― みつめられている自分が自己で、みつめている自分が自我です。 自己…
人が邪(よこしま)なことを考えやすいのは―― 精神エネルギーが余っているときだろうと思っています。 ――精神エネルギーが余っている。 とは―― 精神作用の潜在能が高まっているとき―― もっと簡単にいうと、 ――あれをしたい! これをしたい! と意欲が高まっ…
予期される美談は受け入れ難いと感じます。 ――今から、いい話をしますよ。 といわれて「いい話」をきかされると―― どうにも釈然としません。 思わず舌を打ちたくなる―― 美談は不意打ちに限ります。 それとなく話をきいているうちに、「いい話」になる―― それ…
人の優しさには様々な種類がありますね。 とりわけ味わい深そうなのは、 ――人のウソを黙って見逃してあげる優しさ ではないでしょうか。 ――ウソを見逃す。 というのは「ダマされる」と同じではありません。 ――それはウソだね。 と顔には書いておく―― が、口…
酒を飲むと、口が滑らかになり―― 色々と余計なことも喋ってしまいますが―― その「余計なこと」が人間関係の潤滑油になったりするので、ちょっと不思議です。「余計なこと」の多くは、 ――本音 でして―― 普段なら絶対に口にしないほうがよいことなのですが―― …
震災で深刻に被害を受け、 ――こんなことで負けてらんねえよ! と意気込むか、 ――こんなことが起きては仕方ない。 と諦めるか―― 人として、どちらの態度が賢明かは、そう簡単には決められません。 とかく「負けてらんねえよ!」と意気込むほうが、「仕方ない…
一見、道理に合わないことであっても―― それが本当に非難に値することかどうかは、確実にはわかりません。 真相を知れば、 ――なんだ、そういうことか。 で済む話かもしれません。 一般に―― 世事の真相は、たいていは複雑です。 少なくとも、すぐに「道理に合…
――メルトダウン という言葉が注目を浴びています。 福島第一原発の文脈です。 どうやら、原子炉の炉心溶融のことをいっているようです。 原子炉の中の核燃料体は、放っておかれると、過熱し、融解するそうです。 これを「燃料溶融」といいます それを防ぐた…
何か話を振られたときには―― 結局は黙っているほうが得であると思います。 もちろん―― 日本での話です。 アメリカでは、おそらくは黙っているほうが損でしょう。 黙っている人をみると―― 日本では、 ――あの人にもいいたいことはあるはずなのに、じっと我慢を…
考えは、誰かに伝えようとする直前に、まとまることがあります。 それまでは、 ――何となくこんな感じ……。 くらいにしか、まとまっていなかったものが―― 誰かに伝えようと口を開いた瞬間に、スルスルとまとまっていくことがあるのです。 これを一度でも経験し…
今回の震災で、 ――日本に天罰が下ったのだ。 と発言をした政治家がいるそうです。 事の真相を僕は知りません。 その政治家の発言を目の前できいたわけではありませんし、TVカメラの前でいっているのを画面越しにみたわけでもありません。 ですから、その政治…
学生の能力の高さというものは、決して試験の点数で測れるものではなく―― 所詮は、教師の主観的な印象で評価せざるを得ないものだ、と―― 僕は考えています。 その「主観的な印象」の中身とは、 ――どれくらい学び取ったか。 ――学び取ることで、どれくらい自分…
設備の古いホテルなどに泊まると―― 備え付けのシャワーの不具合で十分な量のお湯を浴びれないことがあります。 このときのもどかしさというのは―― ある種、独特の感覚でして―― 喩えていうならば、 ――穴だらけの毛布に包まって寝ている感覚 あるいは、 ――虫喰…
不自由な時間が増えると、不幸せを強く意識するようになります。 不自由な時間を過ごしている間に―― それまでは何とも思ってこなかった些細な不幸せですら、どうにも我慢のならないもののように感じられるのです。 そうした不幸せは、自由な時間を過ごしてい…
きょうはお昼頃に強烈な雷鳴に見舞われまして―― 思わず、(もう勘弁してくれよ~) と天を仰ぎたくなりました。 ちょっとした自然の異変が、得体の知れない無気味さを引きずっているようです。 3月11日の震災のせいで、すっかり神経質になってしまったのでし…
きのうの菅総理の浜岡原発停止要請については―― 案の定―― きょうの夜までに多くの疑問が投げかけられています。(そりゃそうだろう) と思うのですが―― 中には、的外れの疑問もあります。 ――東海地震の予知は以前から発表されていた。今になって、なぜ停止さ…
菅総理が、浜岡原発を停止するように、中部電力へ要請を出したそうですね。 その根拠は、簡単にいうと、 ――東海地震の想定震源域の真ん中に建っていて、あまりにも危険性が高いから―― というものです。 正直にいって、(なんだかな~) と首を傾げたくなりま…
仙台市の中心街で過ごしていると―― だいぶ震災のことが忘れられるようになってきました。 が―― それでも―― 例えば、行きつけのお店が、いまだに開かれていないのをみたりすると、(まだまだ復興は遠いのかな~) と思います。 津波をかぶった沿岸部では、な…
電車に乗っていたら―― 若い男女2人組が乗ってきて、隣に座りまして―― 2人とも、すぐに読書を始めました。 お互いに遠慮をしている素振りが全くなかったので―― 2人は、たぶん恋人か夫婦なのでしょう。 読書を始めて20分くらいすると―― 女性のほうが居眠りを始…
国際テロ組織の指導者・ビンラディン容疑者が、アメリカ軍の特殊部隊によって殺害されたという報道を知って、(やっぱり、アメリカ政府は、この人に「犯罪者」のレッテルを貼り損ねたな) と感じました。 ビンラディン容疑者は、警察によって逮捕・起訴され…
被災者の心情を気遣って自粛――というのは、やめてほしいと感じました。 派手な行事を控えたり、物を景気よく買い付けたり―― そういったことを自粛してしまう―― 深刻に被災をした人々が自粛をするのはいいのですよ。 ――今は、そういう気持ちになれないから―― …