マル太の『道草日記』

ほぼ毎日更新――

2010-04-01から1ヶ月間の記事一覧

いわゆる名文は

いわゆる名文は、一つひとつの文章が短くなっています。 音読をすれば歯切れがよい―― このことは、現代文であろうと古文であろうと、基本的には同じです。 例外はあります。 とくに、平安期の古文に、あります。 やたらと長い文章が頻出しているのに―― なぜ…

「セクシー」は簡単なものではない

マスコミなどで、 ――セクシーな装い などといいますと―― 一般には、肌の露出が目立つ服装のことであったりするわけですが―― それはウソでしょう。「セクシー」は、そんな簡単なものではない―― 少なくとも、男のスケベ心にとっては――(笑 男にとって―― 女性の…

天気が人の気持ちを左右することは

きょうの宮城県は、一日中、雨でした。 しかも、ときには土砂降りになったりして―― 天気が人の気持ちを左右することは珍しいことではありませんが―― 自分の気持ちが天気の影響を、きょうほど強く受けたことはなかったように思います。 降りしきる雨をみて、…

高い所に住むのが

高い所に住むのが恐くてね。 どうにもダメなんです。 いえ―― べつに高所恐怖症ではないのですよ。 たまに高い所に上って眺めを楽しむのはいいのです。 が―― そういう眺めを、毎日はみたくないのですね。 なぜならば―― リラックスできなさそうだから―― 毎日ド…

桜の木の配色は

春ですね。 桜が咲いています。 僕の自宅の近所も、きょうが見頃でした。 * 桜の木をみていたら、ふと感じたのです。 あの配色は、実はかなりバランスが悪いのではないか、と―― ――茶色と薄紅色 ですよね。 幹や枝が茶色で、花が薄紅色―― 同じ配色で料理を作…

パソコンよりも携帯電話

今から10年ほど前のこと―― 僕が日常的にインターネットを使い始めた頃には、顔文字や絵文字の類いが、これほど一般的になるとは思っていませんでした。 今では、顔文字や絵文字をまったく使わない人のほうが珍しいといってもよいでしょう―― とくに携帯電話の…

毎日、文章を書いていると

毎日、文章を書いていると、飽きがくるのです。 文章を書いていること自体に飽きがくる―― だから、しばらくは書きたくなくなってしまう―― が―― そうやって、しばらく書くことから遠ざかっていると―― また書きたくなる―― 何でなんでしょうね。 不思議です。 …

カネの恐ろしさは

カネの恐ろしさは―― 本来は全く異なるはずの価値を、金額という同一の尺度で計るところにあります。 比べてはいけないもの同士までも比べることを可能にする恐さです。 例えば、ミカンのおいしさと馬の駆ける速さとは、本来、比べるものではないですよね。 …

政治家が有権者を

ニュースや新聞などで、昨今の我が国の政治情勢をみていると、 ――政治家が有権者を教え導くではなく、有権者が政治家を教え導くのだ。 という思いを新たにします。 こう述べると、政治家の人々は面白くないでしょう。 が―― どんなに有能な政治家が頑張ってみ…

桜を擬人化したら

仙台の街にも、ようやく桜が咲き始めました。 もう少しで満開です。 ところで―― 桜を擬人化したら、どうなるのでしょうね。 昭和の初め頃―― 桜は軍国青年になぞらえられていました。 この時代を描く映画やTVドラマなどでは、 ――オレとオマエは同期の桜―― と…

なかなか仕事が捗らないときには

なかなか仕事が捗(はかど)らなくてイライラしてしまうことがありますね。 頑張っているのに、なかなか進まない―― いつまでも仕事が残っている―― そんな風に仕事が捗らないのは―― 実は、心のどこかで、すっかり諦めてしまっているからではないかと感じるこ…

僕は子供の頃から朝寝坊で

僕は子供の頃から朝寝坊で―― そのために、イヤな思いを散々にしているものですから―― 翌朝、早くに家を出なければならないときには、徹夜の覚悟を決めるのですよ。(よし、今夜は朝まで寝ないぞ!) と―― 部屋の電気を消すこともなく―― わざと寝間着に着替え…

無題

判断に迷うときというのは―― 自分の足元が、ぐらついているときなのでしょうね。 足元がぐらついているから―― 視界が揺れる―― 視界が揺れれば―― 認識が歪む―― 認識が歪めば―― 判断を誤る―― そういうことなのだろうと思います。 以上の「視界」や「足元」とい…

ケーキ

駅やデパートの地下を巡っていて、ケーキ売り場をみかけると―― つい見入ってしまいます。 商品のケーキをみているだけで、幸せな気分になれるのですよ。 子供みたいでしょう? でも―― その幸せ気分は、たぶん子供以上なのです。 だって―― 僕のほうが長く生き…

依存への依存

――他者に依存する快楽 というのがあるように、 ――他者に依存される快楽 というのも―― あると思っております。 家族や親族、友人・知人、その他の誰かに甘えられ続けることで覚える快楽のことです。 快楽ですから、依存を伴います。 つまり―― いったん他者に…

「天才少年」信仰

世の中には、 ――「天才少年」信仰 のようなものがありますね。 たいていは「少年」ですが、「少女」であることも珍しくはなく―― だから、厳密には、「『天才少年・少女』信仰」と記したほうがいいのかもしれませんが―― とにかく、「天才少年」信仰と呼ぶほか…

科学という光が照らす自然の周りは

きょうは、夕方になって風が強まり、冬のような寒さでした。 冬物のコートをはおって防寒対策です――4月も半ばだというのに―― まあ、なかなか暦どおりにはいかないのが自然の気候ですから―― ここでブツクサいってみても始まらないのですが―― 自然の気候が暦ど…

男言葉と女言葉と

僕らは、日頃、男言葉と女言葉とを何気なく区別しておりますが―― その違いをわかりやすく説明しようとすると、意外に難しいことに気づきます。 真っ先に思い付くのは、語尾ですね。 ――きのうは雨だったわ。 というと、一見、女言葉のようですが―― ちょっと抑…

雨で憂鬱

きょうの仙台は、朝から晩まで一日中、雨が降っていました。 全国的に、そうだったようですね。 とっても憂鬱でした。 一日が終わる頃には、グッタリしていそう―― 子供の頃は―― 雨が全く苦にならなかったと記憶しております。 むしろ、嬉しかった―― 近所の水…

何ともやりきれないニュースが

ポーランドの政府専用機が墜落し―― 大統領夫妻を含む政府要人が数多く亡くなったそうです。 こんなことが起こるのですね。 小説に書いたら、かえってマユツバな感じがするくらいに、衝撃的です。 事故原因は、今のところは、パイロットの判断ミスないし操縦…

自由時間はムリにでも

学生時代は、自由時間がたくさんあったのに―― なぜか、その多さを実感することができませんでした。 社会人になって、(なんで、あんなに時間があったのに……) とコボしたくなったことは―― 一度や二度ではありません。 なぜなのでしょう。 ちょっと不思議な…

巧いスピーチというのは

巧いスピーチというのは、できる限り、一人称で語ろうとされたものであり―― 三人称で語られる部分が少しでもあると―― ――なんだかイマイチだな~。 という印象を与えてしまいます。 なぜかといえば、それは―― スピーチというものが、たいていは人前でなされる…

今年はサッカー・ワールドカップが

今年はサッカー・ワールドカップが開催される年ですが―― 日本代表チームに人気がないようです。 日本はサッカー先進国ではありませんから―― 世界スケールで人気がないのは、もちろんなのですが―― 日本国内でも人気がない―― 数年前までは、 ―― Jリーグで最も…

自分の思い込みから逃れるのは

自分の思い込みから逃れるのは困難です。 油断をしていると―― 知らず知らず、思い込みにとらわれる―― いや―― とくに油断をしていなくても――十分に警戒をしていても――何らかの思い込みにとらわれることは、決して珍しくはありません。 だからこそ―― 人の意見…

「どんな?」や「いかに?」だけでなく、「どこで?」

社会人は、 ――どんな仕事をするか。 とか、 ――いかに仕事をするか。 といったことを常に自問する必要があると思いますが―― さらに重要なことは、 ――どこで仕事をするのか。 と自問することでしょう。 あるいは、 ――いま自分は、どこで仕事をしているのか。 …

疑う力をいつ教えるべきか

大人の能力の一つに、 ――疑う力 があるでしょう。 古来の常識や多数派の意見を―― すぐには受け入れようとしない意志ないし感性のことです。 例えば―― あるイベントについて、メディアが一様に大騒ぎをしながら報じているときに、その報道の内容や姿勢に疑義…

「スゴく深いウソ」ではなかったけれど

松井五郎さん作詞の『また君に恋してる』がヒットしていますね。 かなり息の長いヒットだそうです。 もともとはビリー・バンバンの唄として世に出されました。 その後、坂本冬美さんも歌われて、静かなブームになっていったといいます。 お酒のCMで流されて…

もちろん、そういうときは何もしない

お顔は知っているし、お話をしたこともないわけではないけれども―― 面識があるとは、ちょっといえないような方がいたとします。 その方は壮年の男性で、社会的地位は高く―― たぶん、奥さんやお子さんがおられ、安定した家庭生活をお持ちです。 そういう男性…

名著は自分で作る

いわゆる名著は、 ――自分で作るものだ。 と思っています。「自分で書くものだ」ではないのですよ。「作るもの」です。 例えば―― ある人がある本に出会い、それを夢中で読み込んでいったなら―― その本は、その人にとって名著に感じられているでしょう。 が―― …

ネット社会の到来は

現代の日本はネット社会であるといってよいでしょう。「ネット社会」というのは、 ――インターネットが誰でも容易に利用できる社会 ということです。 ネット社会になってから―― エイプリル・フールが賑やかになりました。 本当に賑やかです(笑 ブログなどで…