現代の日本はネット社会であるといってよいでしょう。
「ネット社会」というのは、
――インターネットが誰でも容易に利用できる社会
ということです。
ネット社会になってから――
エイプリル・フールが賑やかになりました。
本当に賑やかです(笑
ブログなどで、読者の顔色を、
――え、マジで?
と一変させるイタズラが目立ちます。
とくに、ブログなどを定期的に更新している人は、本当にウソが上手なのです(笑
コロッと騙されてしまいます(笑
ひと昔前なら――
そのようなウソは、新聞や雑誌の独壇場でした。
毎年、4月1日になると思い出すことがあります。
さる大手新聞が、4月1日付けの紙面で――
当時、ある国で在野にあった高名な外国人政治家の名を出し、
――日本政府は、近く特別職を用意し、顧問役として迎え入れる方針を固めた。
といった記事を出し――
一部の読者から反感を買ったようなのです。
ネット社会となった今では――
こういうことで怒る人は、ほとんどいないでしょうね。
第一に――
ブログなどで、毎年のように上質なウソに接しているために――
誰もが十分な免疫を持ち始めた――簡単には騙されなくなった――
第二に――
そのようなウソをつきたくなる心情というものが――
多くの人たちによって理解され始めている――自分でもブログでウソをつくから――
ネット社会の到来を、こういう形で実感することもできるのです。