マル太の『道草日記』

ほぼ毎日更新――

2006-01-01から1ヶ月間の記事一覧

連想バトン

kikuさん(『客間』参照)から「連想バトン」を頂きました。 * ルール:イメージでつながっている言葉(イメージ)の最後に自分で1つ新しく付け加え、それを新たに「3名様を指名」した上でお渡ししてください。<現在まで>「海」→「ブルー」→「サッカー日…

「ルールがない」の危険

子供の頃から小説を書いていました。 遊びのつもりです。趣味というのが適切でしょう。 が、そのことを僕はずっと隠していました。 ――趣味は何ですか? と、訊かれ、 ――小説を書くことです。 とは、どうしても答えられなかった。 今でも、何となく気恥ずかし…

禁固刑に喘ぐ囚人のような

自宅はJR仙台駅から歩いて15分ほどのところです。 電車を利用した後は、いつも徒歩で帰途につきます。 その途中に―― ガソリン・スタンドがあるのです。 妙に、はやっていないガソリン・スタンドです。 店員さんが2名ほど、車道に向かって所在なく立っていま…

ファンタシー、政治

ファンタシー小説を書くときに―― 僕は、しばしば中心テーマの一つに政治を据えます。 高校生の頃から、そうでした。 理由は、歴史が好きだからでしょう。 ファンタシーとは―― それが、伝統的な正統ファンタシーであれ、僕のいう硬派ファンタシーであれ――「架…

実年齢を考慮しない

人間、どうしようもなく腹が立ったときは、人生の孤独を噛み締めるに限ります。 人生の孤独とは、 ――人は皆、一人で生まれ、一人で死んでいく。 という現実のことです。 無償の愛を注いでくれた親がいようと―― 誰かを愛し、結婚をし、無償の愛を注ぐ子ができ…

萌えについて/道草随想

『萌えについて/道草随想』を追加しました。 リンク欄の『道草随想のページ』から御覧になれます。 * いささかパーソナルにすぎる内容となっています。 それだけ強く想いがほとばしっているということで……。 なんだか、書いていて気恥ずかしいですね。

年下の方からのメール

先日、ある方からメールを頂戴しました。 面識のない方です。 高校3年生であられるそうです(イニシャルはCYさんです) 当サイトの日記などを御覧になり、お便りを下さったとのこと―― 嬉しいですね。 こういうメールは、どのような方からでも嬉しいものです…

他人の不幸は

昨日、所用がありまして―― 東京に行ってきました。 日帰りです。 日程は関係ありません。 日帰りだろうと1泊2日だろうと、お金がかかるのです。 新幹線で行くわけですから―― で―― 東京に行く前に財布の中身を補充しようと思い、銀行によったのですが―― 思い…

ライブドア事件

ライブドアの堀江貴文さんが逮捕されましたね。 昨日のことです。 * 堀江さんは、好きでも嫌いでもありませんでした。 いや―― どちらかといえば、嫌いでしたね。 嫌いだから、例えば『道草日記』では一度も取り上げていないはずです。 取り上げると悪口を書…

小説を読む力

小説を書く力というのは、わかりやすいですね。 例えば、ベストセラー作家が売れるのは、小説を書く力に秀でているからです。 が、小説には、読む力も大切だと思っております。 書く力だけではないんですね。 私の考える「読む力」とは、「好きになる力」と…

人と人との縁は

人と人との縁は、まことに奇妙なものだと思っております。 もう二度と会わないだろうと思っていたら、また会ってしまったりとか―― 長い付き合いになるだろうと思っていたら、すぐに別れてしまったりとか―― どうにもなりませんね。 人知を超えた力が差配して…

自分の欠点を認め、赦す/道草随想

『道草随想』を更新しました。 リンク『道草随想のページ』から、御覧になれます。 * 最初は、ここに記すつもりだったのですがね。『道草随想』に記すことにしました。 ちょっとテイストが違うようなので――

沢田知可子さんの『会いたい』

はっきりいえば、嫌いな詞だったのですよね。 沢田知可子さんの『会いたい』(作曲・財津和夫、作詞・沢ちひろ)のことです。 1990年のリリースです。 いまだにリクエストがかかる唄です。 優れた作品だとは思っていました。 何が嫌いだったかというと―― 人…

小説は

小説は、かえすがえすも不思議な手法です。 手法というのは、物語を伝えるための手法です。 不思議なのは、物語が濃密でも淡白でも、何となく成り立ってしまう、という点です。 あるんだか、ないんだか、わからないくらい淡白な物語でも、面白い作品にはなり…

2004年7月11日の告白

4日前の『道草日記』で、友人のことに触れました。 14年前に、僕が生まれて初めて長編小説を書き、それに丁寧な感想文を書いてくれた――彼のことです。 ワカバヤシくんといいます。 一昨日、そのワカバヤシくんからメールが来ました。 ――なんだ、オレのサイト…

愛想笑いの悪夢

お店で、商品を手にとってレジに並ぶときに、いつも、よぎる悪夢があります。 ――財布におカネがなかったらどうしよう! という悪夢です。 商品を手に持っているので、財布の中身を確認することができません。 そのままレジに突入し、レジの前に商品を置き、…

凶器の手紙

私は、手紙やメールを積極的に出すほうだと思うのですが―― いまだに失敗ばかりしています。 とくに最近、以前では考えられなかったようなミスが続いています。 油断でしょうか。 思い込みや舌足らず―― 文字に書かれたメッセージは、後々まで残るだけに、実に…

書くことが嫌いな作家

ときどき、思うことがあります。 書くことが嫌いな作家というのは、存在し得るのか、と―― ――書くことなんて、ないんですよ、本当に―― 1、2年ほど前―― 有名な文学賞受賞歴のある作家さんが、マスコミの質問に答え、おっしゃったことです。 曰く、 ――作家は、…

覆面作家企画に参加

ねこK・Tさんが主催されている覆面作家企画に参加しております。 覆面作家企画『わたしは だあれ?』 よろしければ、一度、御覧になってみて下さい(『客間』にもリンクを貼っておきます) ちなみに―― 私(当サイト管理人)はDブロックに参加しております。 …

生まれて初めて長編小説を

生まれて初めて長編小説を書いたのは―― 高校3年の9月のことです。 14年前です。 原稿用紙500枚の大作でした。 スペース・オペラです。 太陽系の外側のほうで戦争をやっています。 西暦2491年だそうです。 この辺の設定が甘いですね。 * 高校3年の9月です。 …

昨日は見忘れました

最近、TVは、ほとんどみないのですが――『音楽・夢くらぶ』―― あれだけはみています。 毎週木曜夜11時15分から、NHKで放映中ですね。 進行役・中村雅俊さんの静かな語り口が、気分を落ち着かせてくれます。 邦楽を扱うという点も好きです。 10年くらい前のNHK…

硬派ファンタシー

物語には3つの要素があります。 1)世界 2)人物 3)事象 の3つです。 1)は舞台設定のことですね。 2)はキャラクターです。 3)は出来事です。あるいは、あらすじといってもいいでしょう。 このうち、物語を最も制約するものは、世界です。 私たちは…

「懲善勧悪」の様式美/道草随想

道草随想を更新しました。 リンク『道草随想のページ』で御覧になれます。 * 実に、しょうもないことを書いています。 本当のことですけどね。

ミスを認める勇気

昨日の朝日新聞(仙台版)のスポーツ欄をみていたら―― プロ・サッカー審判員・吉田寿光さんの述懐が掲載されていました。 去年の9月3日、ワールドカップ・アジア・プレーオフ第1戦(ウズベキスタン対バーレーン)で主審を務めた方です。 吉田さんは、重大な…

健康、不健康

――地位や名誉や財産はいいから、健康だけは欲しい。 と強く思います。 健康は何物にも代えがたい。 よく「健康」とか「不健康」とか、いいますよね。 あれは、どういうことでしょうか? 例えば、 ――あの人は健康だ。 とか、 ――きみは、なんて不健康なんだ。 …

新奇の作風の模索

――人は、自分がみたくない物語を、つくれるだろうか? という問題について考えています。 物語とは、つくるものではなく、みせるものだと、僕は思っています。 だから、上記の問題は、 ――人は、自分がみたくない物語を、みせられるだろうか? と、言い換えて…

虚栄心

いつも家でコムズカしい哲学書ばかり読んでいる人が、外では、これみよがしにマンガばかりみる―― この心理は、いったい、どうしたことでしょうか。 一つ、いえそうなことは―― いつも家でオチャラケのマンガばかりみている人が、外では、これみよがしに哲学書…

道草随想『スカートの中身』

道草随想『スカートの中身』を追加しました。 リンク『道草随想のページ』から御覧になれます。

笑って、泣いて――

甥に会ってきました。 数日前のことです。 妹夫婦の息子です。 去年の11月で3歳になったばかりです。 二言三言は喋ります。 抱きかかえたら、すっかり重くなっていました。 体重は15キロだそうです。 部屋の中でスポンジ・ボールを投げっこして遊びました。 …

道草随想『小説批評の落とし穴』

道草随想を更新しました。 私が望ましいと思う小説批評について触れています。 左下のリンクからお入り下さい。 せっかくですから、その主旨に依って批評してみましょう。 * 佐々木譲さんの歴史小説『駿女』(2005年、中央公論新社、1900円+税)です。 舞…