マル太の『道草日記』

ほぼ毎日更新――

2020-05-01から1ヶ月間の記事一覧

少なくともヒトがヒトになる以前は満杯であったはず

ヒトが風邪ウイルスをプール(pool)するキャパシティ(capacity)は、この21世紀前半の現代において、すでに満杯なのか、それとも、まだ余裕があるのか、その点が気になる―― ということを―― きのうの『道草日記』で述べました。 結論をいえば、 ――どちらも…

そのキャパシティは満杯なのか、余裕があるのか

ヒトが風邪ウイルスをプール(pool)するキャパシティ(capacity)に影響を与えうる条件として―― きのうまでの『道草日記』で、 ――ヒトの世代が完全に入れ替わる周期 と、 ――ヒトの生態の広がりの区域数 との2つを挙げました。 これらのうち、 ――ヒトの世代…

“ヒトの世代が完全に入れ替わる周期”のほかに

ヒトが風邪ウイルスをプール(pool)するキャパシティ(capacity)に影響を与えうる条件として―― きのうの『道草日記』では、 ――ヒトの世代が完全に入れ替わる周期 を挙げました。 その周期は―― 現代では、 ――約100年 であり―― ヒトがヒトになった頃――だいた…

ヒトが風邪ウイルスをプールするキャパシティ

――ヒトは風邪ウイルスをプール(pool)しているのではないか。 ということを―― きのうの『道草日記』で述べました。 ここでいう、 ――プールする。 が、 ――共同で負担をする。 くらいの意味であることは―― きのうの『道草日記』で述べた通りですが―― 何かをプ…

新型コロナ・ウイルスは、どれくらい性急で凶悪か

――風邪ウイルスは、性急でも凶悪でもないので、あたかもヒトを共生の相手に選び、その進化に何らかの寄与をしようとしているようにみえる。 ということを―― きのうまでの『道草日記』で述べました。 見方を変えると、 ――ヒトは風邪ウイルスをプールしている…

風邪ウイルスは凶悪でない

――風邪ウイルスは、エイズ(AIDS, acquired immunodeficiency syndrome)ウイルスと違って、性急でない。 ということを―― きのうの『道草日記』で述べました。 エイズ・ウイルスに触れたついでに―― 他のウイルスにも触れましょう。 例えば、 ――エボラ・ウイ…

風邪ウイルスは性急でない

――ヒトと風邪ウイルスとの関係 について―― この1週間ほどの『道草日記』で考えています。 簡単にまとめると、 ――風邪ウイルスは、ヒトの進化に何らかの寄与をするべく、ヒトとの共生を始めたばかりのウイルスではないか。 となります。 もちろん―― すべての…

風邪ウイルスが風邪ウイルスでなくなる

ウイルスは、ヒトの進化に何らかの寄与をしていると考えられるが―― 風邪ウイルスは、せいぜい“ヒトの免疫を鍛える”といった程度でしか、寄与はしていないと考えられる―― ということを―― 3日前からの『道草日記』で述べています。 以上のことは、 ――風邪ウイ…

風邪ウイルスはヒトに、どんな“手助け”をしているか

――風邪ウイルスが、ヒトに対し、少なくとも何らかの“手助け”をしている可能性は高い。 ということを―― 3日前の『道草日記』で述べました。 一方―― きのうの『道草日記』では、 ――風邪ウイルスがヒトの進化に何らかの寄与をしているかもしれない可能性は、ほ…

風邪ウイルスはヒトの進化に寄与をしているか

ヒトは、度重なるウイルス感染によって、脳の機能の一部が繰り返しアップ・グレードをされたことで、 ――人らしい社会性の獲得 を遂げたのではないか―― ということを―― きのうの『道草日記』で述べました。 もちろん―― これは僕の空想であり―― 今のところ、い…

ウイルスに感染をしたおかげで、ヒトは……

ヒトの個体がもつ遺伝情報のなかには、ウイルスの感染によってもたらされたと考えられるものがあり―― そうした遺伝情報のなかには、ヒトの生物種としての進化に寄与をしてきたのではないかと考えられるものがあるそうだ、と―― きのうの『道草日記』で述べま…

ヒトと風邪ウイルスとは共生をしているようにみえる

――ヒトと風邪ウイルスとの関係を考えるのは面白い。 ということを―― おとといの『道草日記』で述べました。 ――面白い の要点は、 ――共生をしているようにみえる。 という点です。 ――共生をしている。 ですから、 ――ヒトと風邪ウイルスとは互いに助け合ってい…

風邪ウイルスはヒトにのみ感染をする

ヒトと風邪ウイルスとの関係について―― きのうから、『道草日記』で考え始めました。 まずは、 ――ヒト について―― きのうの『道草日記』で述べました。 簡単に述べ直すと、 ――ヒトは、進化の観点からいえば、だいたい今から1万~3万年前に、ヒトになった。 …

ヒトは、いつからヒトになったのか

ヒトと風邪ウイルスとの関係を考えるのは―― けっこう面白いことです。 が―― 考えの材料が、ちょっと多くありすぎて―― 僕自身、まだ考えをまとめきれずにいます。 この5日間ほどの『道草日記』において―― ヒトと風邪ウイルスとの関係について述べたことのう…

“約100年周期”で“爆発的な感染”を起こす

――これから出現するであろう新型コロナ・ウイルスより新参の風邪ウイルスは、約100年ごとに出現するのではないか。 ということを―― きのうの『道草日記』で述べました。 つまり―― 新型コロナ・ウイルスを、 CV(0) とし―― インフルエンザ・ウイルスを、 CV(1)…

仮に最古参の風邪ウイルスが実在するとしても

ヒトにとって最古参の風邪ウイルスが出現したのも、ヒトがヒト属の最後の生き残りとして繁栄を極めはじめたのも、どちらも今から1万~3万年前のことではないか―― ということを―― きのうの『道草日記』で述べました。 ――ヒトにとって最古参の風邪ウイルス と…

最古参の風邪ウイルスを想定すると

いわゆる新型コロナ・ウイルスは、ヒトにとって最も新参の風邪ウイルスであり―― その次に新参の風邪ウイルスは、今から約100年前に出現したと考えられるインフルエンザ・ウイルスであろう―― ということを―― きのうの『道草日記』で述べました。 さらに―― 病…

新型コロナ・ウイルスの次に新参の風邪ウイルスは?

新型コロナ・ウイルスは、ヒトにとって新参の風邪ウイルスであり―― それゆえに、この風邪ウイルスに対し、ヒトは免疫的に弱い―― ということを―― きのうの『道草日記』で述べました。 新型コロナ・ウイルスの次に新参の風邪ウイルスは何か―― …… …… おそらくは…

結局、新型コロナ・ウイルス感染症とは何なのか

――結局、新型コロナ・ウイルス感染症とは何なのか。 と問われたら―― 様々な答えがありうるかと思いますが―― 僕は、 ――未知の風邪 であると、考えています。 あるいは、 ――新規の風邪 といってもよいかもしれません。 …… …… こう述べると、 ――けしからん! と…

PCR検査の議論が面白くならない理由

いわゆるPCR(polymerase chain reaction)検査の問題を―― この1週間くらいの間ずっと論じてきましたが―― …… …… 面白くないのですよね――この話―― …… …… (なんで、面白くないんだろう?) と思って―― ちょっと考えてみたのですが―― たぶん―― その理由は、 ―…

なぜ国論が二分されたのか

いわゆるPCR(polymerase chain reaction)検査のことで国論が二分されている状況に辟易としている人たちが多い―― ということを―― きのうの『道草日記』で述べました。 なぜ国論は二分されたのか―― …… …… 極論をすれば―― ――PCR検査を増やせ。 という声が大い…

国論が二分されている状況に辟易としている

この国のいわゆるPCR(polymerase chain reaction)検査の問題では、 ――不安感情の問題 ――体制不備の問題 ――検証不能の問題 ――広報不足の問題 の少なくとも4つが複雑に絡み合っていて―― その解決策は、 ――PCR検査を増やせ。 ではなく、 ――収容施設を増やせ …

答えは「隠さずに説明せよ」

この国のPCR(polymerase chain reaction)検査の問題は―― 少なくとも、 ――不安感情の問題 ――体制不備の問題 ――検証不能の問題 の3つが複雑に絡み合ってできている―― ということを―― きのうまでの『道草日記』で述べました。 さらに、もう1つ付け加えるな…

答えは「感染調査を行え」

この国のPCR(polymerase chain reaction)検査の問題は、 ――不安感情の問題 や、 ――体制不備の問題 が複雑に絡み合っている、と―― きのうまでの『道草日記』で述べました。 少なくとも、もう1つ―― 問題が絡まっています。 それは、 ――検証不能の問題 です…

答えは「増やす前に、増やす準備をせよ」

この国のいわゆるPCR(polymerase chain reaction)検査の問題は、単純な1つの問題ではなく、幾つかの問題が複雑に絡み合った複合体の問題である―― ということを―― きのうの『道草日記』で述べました。 複雑に絡み合っている幾つかの問題のうちの1つが、 ―…

その答えは「PCR検査を増やす」ではない

いわゆる新型コロナ・ウイルス感染症に関して―― 日本国では、PCR(polymerase chain reaction)検査の実施数の少なさが、ここ数か月間ずっと問題になっています。 この問題は1つの単純な問題ではありません。 幾つかの問題が――おそらくは複雑に――絡み合った…

“国家の主治医”が踏むべき手順

疫病が蔓延しかかっているときに、政府が素早く政策を講じるには、 ――国家の主治医 ともいうべき官職にある医師が重要な役割を果たしうるはずだ、ということを―― きのうの『道草日記』で述べました。 その際に―― 日本のような民主主義の国家では―― 1つ注意…

国家の主治医

疫病の蔓延に際し、いわゆるロックダウン(lockdown)をかけるかどうかは、 (やはり、医師が責任をもって判断をするのがいいのではないか) と―― 僕は考えています。 きのうの『道草日記』で―― 僕は―― ロックダウンを、 ――強い副作用を伴う劇薬の1つ に喩…

ロックダウンは恩恵に与れる人たちばかりではない

――疫病のロックダウン(lockdown)は、“疫病による直接の変化”に対し、“疫病の制御に好都合な反応”を狙って行われるが、しばしば、好都合な反応を上回る不都合な反応をきたしかねない。 ということを―― きのうの『道草日記』で述べました。 同じことを、 個…

ロックダウンが困難な理由

疫病では、 A:疫病による直接の変化 B:疫病の制御に好都合な反応 C:疫病の制御に不都合な反応 の3つを混同しないことが大切だということを―― きのうの『道草日記』で述べました。 このことに留意をして―― いわゆる、 ――ロックダウン(lockdown) につ…