マル太の『道草日記』

ほぼ毎日更新――

2006-06-01から1ヶ月間の記事一覧

努力の量、努力の質

どんなに努力を重ねても結果の出ないとき――というのがあります。 たいてい、やり方が間違っているのですね、そういうときは―― やり方が間違っているのに、いくら努力を重ねても、意味はありません。 ちり紙を、いくら捩(よじ)って繋(つな)いでも、ロープ…

美人顔 = 平均的な顔

美人顔というのは、平均的な顔なのだそうで―― つまり、 ――超美人 というのは、世の中の全女性の顔を数値化し、平均値をとった顔――ということになります。 ――どうやって顔を数値化すんだ? という疑問は措いておいて―― とにかく、偏差値50の顔が、 ――超美人 …

味わえたかもしれない物語

本屋にいって、 ――あ、この小説、面白そう。 と思って本を買ったとしますよね。 で、実際によんでみて、 ――つまんねえ! と思ったとする―― 皆さんは、どうお感じになります? 僕は、意外に腹が立たないのですね。 その後も、本棚に飾ったりなんかして、わり…

巧くはない文章でも

巧くはない文章でも、グングンよめるということが、あるのですね。(ちょっと洗練されてないな) と感じられる文章でも―― 一旦よみはじめると、なぜか、その先がよみたくなる。 不思議なものです。 もちろん、そうでない場合が圧倒的に多いのですが―― とはい…

感じが悪い

仕事で携帯電話に電話をかけたら、間違い電話でした。 ――はあ? わけわかんない。 みたいな受け答えをされました。 他人からきいた番号だったので、どうしようもない―― 電話口の反応から推し量るに、全くの無関係者ではなかったようですね。 微妙な関係者―― …

死は関係ない

時間はあっという間に過ぎていきますね。 もう、恐いくらいに―― ――体調が悪い。 とかで横になっていると―― 今日という一日は、あっという間に過ぎていきます。 どんな一日だって、掛け替えのない一日なのに―― * 時間を浪費することの恐怖に、僕は鈍感になり…

義務教育ではない教育

高校生が学ぶべきことというのは何なのでしょうね。 最近、それがわからなくなりました。 小・中学生ならわかるのです。 義務教育ですから―― この国で幸せに生きていくために必要な教養を身に付けてもらえばいい―― もちろん、小・中学生の学習内容の全てが、…

派手に負けましたね

派手に負けましたね。 サッカー・ワールドカップ(W杯)ドイツ大会のことです。 日本は今日の未明にブラジルと対戦し、1-4 で敗れました。 結局、予選リーグは2敗1分の勝点1――最下位の敗退です。 敗退の原因は様々に挙げられると思いますが―― 戦術的な原因…

他人の生き方を評価するのは

他人の生き方を評価することほど、愚かなことはありません。 とくに、お決まりの基準で評価するのは滑稽ですらあります。 例えば、ある家庭の主婦が、 ――あそこの家のお坊っちゃんは、有名大学を出て、有名企業に就職して――ホントに御立派ねえ。 などといっ…

美しい女性をみていると/道草随想

久々の『道草随想』更新です。 リンク「道草随想のページ」から御覧になれます。 * 随分、ご無沙汰でしたね。 ひと月以上ですか。 とくに意味はなかったのですが―― * タイトルは『美しい女性をみていると』―― 何やら不穏な感じがしませんか? ええ―― ちょ…

前代未聞のサッカー

サッカーの試合をみていて感じたのですが―― サッカーには日本人の美徳が通用しないのですね。 野球には通用します。 例えば、 ――「皆で繋ぐ」の精神 は野球では好まれます。 ノーアウト2塁で4番バッターが打席に入るとしましょう。野球ファンは、 ――ここは後…

携帯メールで初歩的なミス

昔―― 付き合っていた女性が、僕宛の携帯メールを他人に送ってしまったことがあって、(そんなバカな!) と思ったことがあります。 携帯メールというのは、携帯電話での電子メールですね。 当時、僕らはプライベートで親しくしていたわけで―― その文面から、…

サッカーW杯の醍醐味

サッカー・ワールドカップ(W杯)ドイツ大会―― 日本の第2戦・対クロアチア戦は引き分けに終わりました。 第1戦、日本はオーストラリアに2点差で敗れ、予選リーグ突破は、ほぼ絶望的となりました。 その流れを食い止めるには、勝利しかなかったのですが―― 仕…

梅雨のストーブが

昨日、一昨日と仙台地方は雨ばかり降っていました。 梅雨ですから、当然ですね。 が、どうも様子がおかしい―― 亜熱帯のような雨なのです。 梅雨っぽくないのですね。 少なくとも仙台の梅雨らしくはない―― 地球温暖化と結び付けたくなるような雨です。 もちろ…

小説の読み方を説く本が

小説を書くことの恐ろしさは、素の自分が剥き出しで突出することだと考えています。 虚構という約束事が、書き手を無防備にさせるのでしょうね。 これは実に危ない―― 日頃、何気なく思っていることが、全て露(あらわ)になってしまう場合があるからです。 …

何かを主張する虚しさ

何かを主張する虚しさに閉口することがあります。 とりわけ文芸畑で主張するときは、そうです。 例えば、自分の尊敬する作家が何かを主張しているのに触れ、 ――それは違うだろう。 とか、 ――何がいいたいのか、わからないぞ。 とかと、感じてしまうようなと…

僕が日本のサッカーを応援するわけ

サッカー・ワールドカップ(W杯)で日本代表がオーストラリア代表に完敗してから、2日が経っています。 新聞やTVでは、様々な階層で様々な角度からの問題提起が、なされています。 このうち、僕らファンにとって最も大切だと感じるのは、 ――何のために日本を…

オーストラリア戦、考察

――リードしているときは動かない。 それがジーコ流の戦術哲学だと思っていました。 たとえ、どんなに劣勢でも、得点にみえる形で劣勢にならない限り、ピッチ内に介入すべきではない―― 選手の技術や体力を信頼し、選手の自発性や創造性を妨げないように細心の…

とりあえず

とりあえず、 ――日本、先制! です。 あまり気持ちの良い得点ではありませんでしたが―― ――ごっつあんゴール! って感じです。 ファウルをとられても、おかしくはないプレイでした。 前半が終了し、1-0 で日本リード―― さて、後半はどうなりますか―― ちなみ…

何となく落ち着きませんね

何となく落ち着きませんね。 あと20分ほどで、サッカー・ワールドカップ(W杯)日本 vs オーストラリア戦が始まります。 仙台の街全体がソワソワしている感じです。 コンビニには20代の人たちが酒の買い出し詰め掛けていました。 これから皆でTV観戦というこ…

このままズルズルいくかなあ

力負けでしょうね。 1-3 で日本は敗れました。 チャンスの場面で何度もミスを重ねれば勝てるわけがありません。 その原理はサッカーでも同じでしょう。 2点差での敗戦です。 予選リーグ突破は絶望的といってもよいでしょう。 8年前のフランス大会を思い出し…

よめない本をウンウン唸ってよむよりも

よめる本は、いくら速くよんでも意味がわかるし―― よめない本は、いくらゆっくりよんでも意味がわからない―― そういうものであるようです。 よめない本に、いくら時間をかけても、無駄だと思っています。 もちろん、建前としては、 ――自分と相性の悪い本をよ…

梅雨入り宣言は何となく

仙台地方は昨日、梅雨入りが宣言されたのですが―― 今日は晴れましたね。 ちょっと汗ばむくらいの陽気です。 昨日までの長雨は、どこかにいってしまいました。 雲は、それなりに立ち込めてはいましたが―― * 長雨が梅雨入り宣言と同時に止んでしまう――という…

まやかしのスピリッツ

選手が自分のために闘っているか、チームのために闘っているかで、ファンにとっての身近さが違ってきます。 そこが一番の理由なのでしょうね。 * いよいよ世界最大のスポーツ祭典が開幕します。 サッカーのワールドカップ(W杯)です。4年に一度の祭典です…

いかなる女性も人間である

どうして男はわからないのでしょうね。 例えば―― 若くて綺麗な女優さんの写真をみ、心の底から、 ――美しい。 と思うようなときに―― その美が、人間としての美ではなく、あくまで人形としての美なのだということを―― いや―― 僕は今「どうして男は」と書きまし…

物語の人物を多角的に眺める

僕が小説を書いていて非常に面白いと感じるのは―― 物語の人物を多角的に眺めるときです。 例えば、 ――フリーターの青年が勤め先の上司に気に入られ、正社員に昇格し、出世街道をひた走り、最後は、その会社の社長に抜擢されたが、部下の裏切りにあい、無一文…

政治学や経済学の甘美

世の中のたいていのことは、心理で決まっている感じがします。「世の中」とは人間社会のことです。 政治や経済の動向などは、その最たるものでしょう。 あれほど心理が関わっていることも珍しいーー にもかかわらず―― 10年くらい前の僕は、その関わりの重さ…

マル太に辛勝!

実は、これ―― 昨夜も、よそで書いたことなのですが―― * 今朝のニュースで、 ――ジーコ日本、マルタに辛勝! とありましたね。 このせいで、昨夜は気が気でありませんでしたよ(笑 サッカー日本代表 vs マルタ代表の試合のことです。 ドイツ・ワールドカップ…

道端で些細な異変

道端に買い物袋が置かれていました。 初老の女性が幼い女の子を抱きかかえ、路上に、しゃがみ込んでいました。 一見したところ、切迫した様子はなかったので、そのまま通り過ぎてもよかったのですが―― 買い物袋の置かれ方が微妙に無造作にみえたことと、幼い…

退くべきときは退く

つかの間の散歩を楽しみました。 仙台市街に定禅寺通りという並木道があります。 両側を2車線だか3車線だかの車道で挟まれている並木道なのですが―― 僕は、この並木道が好きなのですね。 僕だけではないと思います。 仙台の街並を代表する景観として、しばし…