マル太の『道草日記』

ほぼ毎日更新――

巧くはない文章でも

 巧くはない文章でも、グングンよめるということが、あるのですね。
(ちょっと洗練されてないな)
 と感じられる文章でも――
 一旦よみはじめると、なぜか、その先がよみたくなる。

 不思議なものです。

 もちろん、そうでない場合が圧倒的に多いのですが――

 とはいえ――

 表面的なことに注意を向けすぎるのは愚かなことです。

 文章の見かけ上の流麗さばかりに気をとられていると、自分にとっての真に価値のある文章に、巡り逢い損ねるかもしれない。

 結局、文章は、
(よんでみるしかないんだな)
 と感じます。

 その文章を、

 ――よんで良かった。

 と感じられるかどうかは、本当に、よんでみないとわからない――パッとみただけではわからない――ということです。