2011-08-01から1ヶ月間の記事一覧
人は、生きていく上で、必ず“障害物”にぶつかります。 障害のない人生などは、ありえません。 ――だからこそ、人生は素晴らしいのだ。 と、老練の先達たちはおっしゃりますが―― そこまでの達観は―― 僕にはできません。 障害があるからこそ人生を楽しめる―― と…
きのうの民主党の代表選挙では―― 野田佳彦さんが決選投票を制され、きょうの国会で内閣総理大臣に指名されました。 僕が、野田さんのお名前を最初に知ったのは―― 野田さんが民主党の代表選挙に初めて立候補されたときでした。 ネットで調べたら、2002年のこ…
誰かが自分の意見をいっているときに、(なんか、この人のいってることは変だな~) と思ったら―― たぶん、 ――あなたのご意見の○○の点に違和感を覚えます。××のように考えることもできませんか? と明確に指摘をするのが最も誠意のある対応ですが―― そのよう…
――人前で泣くことは厳に慎むべきである。 という風潮が根強くあります。 経済産業大臣の海江田さんが、国会の審議中に涙を流し、「政治家は泣いたらダメだ」という批判が噴出したことは、記憶に新しいことです。 海江田さんは民主党の代表選挙に立候補されて…
自分の外見は、自分が一番わからないものです。 それは―― 自分の外見を鏡などを用いずに自分の目で確かめることが困難だということをだけを意味するのではありません。 ――外見 は他者の主観で彩られることによって初めて意味を成すものです。 自分の外見は、…
リビア情勢が大詰めを迎えているようです。 首都トリポリで、カダフィ氏の住居兼軍事施設が反政府組織によって武力制圧されたそうです。 が―― カダフィ氏の行方は知れず―― 依然としてトリポリに潜伏しているとの見方があります。 事態は混迷したままといって…
おとといの島田紳助さんの夜更けの会見には、ビックリしました。 僕は次の日の朝にTVのニュースで知ったのですが―― 会見の直前には、ネットなどで噂が飛び交っていたそうです。 人々に与えた衝撃の大きさが、うかがえます。 報道では、当初は紳助さんに同情…
目の前の人が本当のことをいっているのか―― それとも、本当ではないことをいっているのか―― あるいは、デタラメのことをいっているのか―― そこを見抜く能力は、社会人には必須でしょう。 ここで注意すべきは―― その能力は、思いのほか繊細なものです。 それ…
存在しえない世界―― 生息しえない動物―― 発生しえない事象―― そういったものを―― 人は、ありありと思い浮かべることができるのですが―― このことの不思議は、どんなに強調されても、強調されすぎることはないでしょう。 なぜかといえば―― 例えば―― 幽霊が実…
心が強いとか弱いとかいいますが―― 強い心とは、どういう心でしょうか――弱い心とは、どういう心でしょうか。 僕は、それを、 ――つねに現実を速やかに受け入れる覚悟があるかないか。 で見極めるのがよいと考えています。 肝心なのは、現実への向き合い方なの…
日本人でない人に、 ――AかBか? と問われ、 ――どちらでもない。強いていえば両方、あるいはAでもBでもない何か―― と答えると、 ――そうした答え方は世界では通用しない。 などといわれることがあります。 その「世界」が何を指しているのかは、よくわから…
歴史上の人物について、 ――この人物のここが凄い。 といったコメントを耳にして、(うむ! まさにその通りだ!) と、うなずく度に思うことは、 ――その人物のそこが凄いと気付くあなたが凄い。 ということです。 逆に、そのコメントを耳にして、(何いってん…
ときどき、 ――あの政治家は、独創性はないけれど、良い政治家だ。 という評価を耳します。 すなわち―― 独創的なアイディアを自分では出さないけれど、他の人たちが出した独創的なアイディアを深くかつ広く学び、それらの良いところだけを活かして一つの案に…
人から何かいわれて納得がいかないときに―― その「納得がいかない」ということを巧く言葉で表すことができれば―― あとでトラブルが顕在化したりはしないのですが―― 実際の社会生活の中では―― なかなか、そうもいきませんね。「納得がいかない」を言葉で表す…
ときどき、(流行の中心には、誰がいるのだろう?) と思うことがあります。 どんな流行でも、かまいませんよ。 例えば、芸能、服飾、娯楽、書籍、学問など―― これらの諸領域において、一般に「いま流行している」と思われている風潮に対し、 ――私こそは、今…
――心に孤独を持て。 という言葉を誰から伺ったか―― 今では定かではないのですが―― たぶん男性の作家さん――僕より20~30歳くらい年上の――だったかと記憶しております。 この場合の「孤独」とは―― 自分自身と対峙をする時間のことです。 自分自身の気持ちや心…
経済の議論をきいていて―― いつも、(なんだかな~) と、僕は思うのですが―― それは、 ――結局、どの主張が正しいかは、議論しているだけでは決まらない。 ということを痛切に感じるからです。 例えば、 ――東日本大震災の復興財源をどうするべきか? という…
きょうの仙台は、街中の車通りが少なくて―― すっかりお盆の雰囲気です。 ご先祖様の霊をお迎えする時節ですね。 僕がお盆を意識するようになったのは―― 関東以西より仙台のほうにやってきてからのことです。 その理由は、僕が年齢を重ねたことと無縁ではない…
人は、自然に触れることで、 ――世の中には、自分たちの思い通りにならないことがある。 ということを知ります。 さらにいえば、 ――自分たちの思い通りにならないことが、大部分である。 と―― が―― 自然から遠ざかっているとき――つまり、自分たちの作った事物…
新たに何かを書くためには―― 新たに何かを知らねばなりません。 新たに何かを知るためには―― 新たに何かを調べねばなりません。 新たに何かを調べるためには―― 新たに何かの問いを立てねばなりません。 つまり――「書く」とは「問う」ということに通底してい…
脱水症の予防のためと思い、こまめに水分補給をしていたら―― やたらとトイレが近くになってしまって、困っています。 毎年この時期に出くわすジレンマです。 要するに―― 底に穴の開いたバケツの水位を下げないようにするには、バケツから溢れんばかりに水を…
僕は車の運転が嫌いなのですが―― その理由は、 ――車の運転をしていると、自分の死を気安く想像してしまうから―― です。 例えば、高速道路を走っていて、(あの壁に激突すれば、死ぬな~) とか、(あの橋からダイブしたら、死ぬな~) とか―― 本当は、そんな…
朝、起きて、すぐにイヤな気分になったりすると―― その日は夜まで、ず~っとイヤな気分になったりします。 ですから―― できることなら、朝からイヤな気分にさせられるのは勘弁していただきたいのですが―― きょうは、まさに朝からイヤな気分にさせられまして―…
ちょっとした合間に、ちょっとした贅沢をする―― 例えば、職場の昼休みに、ちょっと散歩に出て、青空のもとで昼ご飯を食べる、とか―― そういうことをやっていると―― けっこう人生を楽しんでいるような気分になります。 ふだんなら無意識にすごしている時間帯…
自分の思いが猛っているときは、何も語らないほうがよいようです。 そういうときに、何かを語ろうとすると―― 必ずや誤解を生むことでしょう。 思いが猛っているときというのは、視野が狭くなっているものです。 周囲のことがみえなくなっている―― 喩えていう…
街中を歩いていたら―― お祭りの屋台に囲まれた即席のステージの上で、若い女性がマイクを片手に歌って踊っていました。 周囲には、そんなに多くはない男性の観客がいて―― どの男性も視線の送り方は、そんなに熱心ではなさそうでしたが―― 視線が送られている…
毎日、日記を書くよりは―― 毎日、手紙を書くほうが、少し楽かもしれません。 日記は、誰へとはなく書くのに対し―― 手紙は、宛先の読み手に向けて書く―― 読み手は、通常は自分以外の誰かですから―― その読み手が考えていることや感じていること、知っているこ…
人と人との争いは―― 財が絡むと、途端に凄惨となります。 AとBとが、 ――aがいい。 ――いや、bがいい。 と言い争っているうちは―― 建設的な討論で済んでいたものが―― もし、討論の決着に金銭的な利害が付与されたりすると―― 例えば、「a」という主張が通…
妥協のない人間関係は存在しませんが―― 妥協だけの人間関係も存在しません―― そう、僕は信じています。 妥協だけの人間関係―― すなわち、 ――妥協に妥協を重ねて残った人間関係 というものが、もしも存在するのだとしたら―― それは、単なる利害関係のことでし…
健康と生活とは切っても切れない関係にあります。 健康が乱れれば、生活は乱れます。「健康が乱れる」とは、簡単にいえば「病気になる」ということですから―― 元気なときの暮らしができなくなるのは、当たり前ですね。 一方―― 生活が乱れれば、健康は乱れま…