マル太の『道草日記』

ほぼ毎日更新――

迫っているつもりが、逆に

 おとといの島田紳助さんの夜更けの会見には、ビックリしました。

 僕は次の日の朝にTVのニュースで知ったのですが――
 会見の直前には、ネットなどで噂が飛び交っていたそうです。

 人々に与えた衝撃の大きさが、うかがえます。

 報道では、当初は紳助さんに同情的な姿勢が目立ちました。

 その後、紳助さんが述べられたことと報道機関が取材で把握していたらしいこととの間に矛盾が生じ――
 今は紳助さんに手厳しい姿勢が目立ちます。

 はたして、紳助さんは本当のことをいったのか――
 それとも、本当でないことをいったのか――
 あるいは、デタラメなことをいったのか――

 きのうの『道草日記』で僕が触れたことに、自然と関心が向かいます。

 その際――
 事実確認を徹底するだけでは不十分です。

 指摘されている矛盾は、紳助さんの人間性を地に堕としめるものではありません。
 単なる事実誤認や記憶違いをされていた可能性が残るからです。

 紳助さんが夜更けの会見でお話になった事柄、そして、そのときのお顔つきやお振る舞いの仕方などから――
 紳助さんのお考えになっていたことやお感じなっていたことを推し量ることで――
 事の真相に、いくらか迫ることができるでしょう。

 もちろん、

 ――迫っているつもりが、逆に遠ざかっていた。

 ということも十分に起こりうるでしょうが……。