マル太の『道草日記』

ほぼ毎日更新――

2009-10-01から1ヶ月間の記事一覧

結局は自分の心

人は、自分の心で世界をみつめていますから―― 何かをみつめ、それを大切に思うということは、 ――自分の心のある部分を大切にしている。 ということでしょう。 おカネを大切にするのも―― 友だちを大切にするのも―― お務めを大切にするのも―― 出会いを大切にす…

言葉の着崩し

子供の頃は、言葉を非論理的に使うことがカッコいいことだと思っていました。 例えば、 ――空が奏でる雨模様 みたいな使い方です。「空」と「雨模様」とは合っているけれども、「奏でる」は合っていない――「奏でる」というのは、通常、楽器などを演奏すること…

死と隣り合わせの世界は遠いか

漁船が八丈島沖で転覆し、90時間後に3人の乗組員が救出された――とのニュースが伝えられておりますが―― こういう海難事故のニュースに接すると、(僕らとはゼンゼン違う世界なんだな) ということを思います。「ゼンゼン違う世界」というのは、 ――死と隣り合…

実は犯罪や失恋が核

ミステリー小説を書く作家が、自身の性格や体験を最も反映させたがる登場人物は―― たぶん、犯人でしょうね。 ミステリー小説というのは、いってみれば犯罪小説で―― どんな悪事を働くかが、作家の腕の見せ所なわけです。 では―― 恋愛小説を書く作家が、自身の…

腱鞘炎が再発

左手の腱鞘炎が再発しました。 腕や指を全く使わないのは難しいので―― どうしても再発してしまいます。(あ、よくなった) と思って、すぐに以前と同じように動かしてしまうのです。 こんなことでは永久に治らないかもしれません。 左の手の平の内が、ニブ~…

「新型」

――新型 というと―― 最近では、たいてい、新型インフルエンザのことですよね。 だから―― たまに、 ――秋の新型モデルが発売されました! とかいった言葉をきくと――(え? なになに! 今度はどんな新型?) と、異様に反応してしまうのです。「新型」という言葉…

僕も同じ

3日前の『道草日記』で、 ――気になる女性 についてお話しましたが―― 時々、電車で一緒になる美人さんについて、です。 背もたれに寄りかかって二重アゴになってしまっている美人さんですね(苦笑 ――そうやって寄りかかると二重アゴになりますよ! もっとダイ…

哲学というのは

哲学というのは、不思議な学問ですね。 自然学と倫理学とを同等に扱うというのですから―― ――世界はどうなっているのか? を考えるのが哲学の自然学的な側面で、 ――人は、いかに生きるべきか。 を考えるのは哲学の倫理学的な側面です。 この全く次元の違う2つ…

仕事と趣味との両立は

――趣味はなんですか? と訊かれたら、 ――散歩です。 とお答えしています。 実際、休日は、けっこう散歩をしています。 散歩をしながら、あれこれと考え事をするのが好きなのですね。 が、より正しくは、 ――趣味はありません。 だろうと思っています。 という…

気になる女性

時々、朝の電車で一緒になる女性がいるのです。 たまたま一緒に乗り合わせるだけで―― 話などをしたことはありません。 30歳前後で、左手の薬指に指輪をはめています。 服装のセンスがよく―― 今朝なども、紫のカーデガンを上品に着こなし、ベージュのブーツの…

何が欲しくなるか

人間、何が欲しくなるかといえば―― ――手に入らないもの が欲しくなるのですよね。 例えば―― お店に入って良さそうな商品が目についたとしましょう。 棚は同じ商品がたくさん陳列されている―― そうすると、 ――あ、今すぐ買わなくても大丈夫だな。 と思います…

TVのCMをみていると

TVのCMをみていると、本当に感心してしまうのです。 単に、 ――この商品を買って下さい。 といいたいだけなのに―― あの手この手で、みる者を楽しませようとする―― 一種のエンターテインメントといってよいでしょう。 そういえば、 ――15秒の芸術 などと呼ばれ…

腱鞘炎その後

腱鞘炎の痛みは、だいぶ治まりました。 3日前の『道草日記』で触れた件ですね。 きのうは、少し風邪気味であったせいもあって夜の9時すぎには寝入っていたのですが―― それが、よかったみたいなんです。 けさ起きてみたら、体調はいいし、腱鞘炎はよくなって…

地元にプロ野球チームがあるということは

きのう、プロ野球パ・リーグのクライマックス・シリーズの第1ステージ第2戦があり―― 楽天イーグルスがソフトバンク・ホークスを破って第2ステージ進出を決めました。 試合の様子は、僕も自宅のTVでみていました。 終始、イーグルスが押し気味に試合を進めて…

仕事などでイヤなことがあったときに

仕事などでイヤなことがあったときに―― 帰宅した後で気持ちを切り替えるのか、帰宅する前に気持ちを切り替えるのか、好みは人それぞれだろうと思います。 僕は、「帰宅する前」のほうがいいのですね。 例えば、何かイヤなことがあって気持ちが平静でいられな…

腱鞘炎か

きのうの夕方あたりから―― 左手の人さし指や中指の付け根あたりから手首のほうにかけて、何となく重苦しいのですね。 指を動かすと、鈍い痛みが広がります。 こんな感覚は生まれて初めてです。 たぶん、これが腱鞘炎というやつなのだと思います。 腱鞘炎に苦…

きのうのサッカーの親善試合のあとで

きのうのサッカーの親善試合のあとで―― 日本代表チームの監督である岡田武史さんは、試合後のインタビューを拒否したそうです。 インタビュアーは、試合を中継したTV局で―― TV局が日本サッカー協会と交わした契約の中に、岡田さんとのインタビューを最優先で…

極東は離れている

サッカー日本代表チームが、アフリカのトーゴ代表チームと親善試合を行い―― 5 - 0 で大勝しました。 日本代表はアフリカの国々の代表チームを苦手にしています。 アフリカの選手たちとの身体能力の差に圧倒されることが多いからとされています。 たしかに、…

朝は静寂か喧噪か

朝は静寂が好きです。 物音は一切しないほうがいい―― 朝、起きて、TVをつけて―― チャンネルが民放だと、すぐに変えてしまいます。 民放の朝番組は賑やかで、NHKの朝番組は静かだからです。 が―― 朝は喧噪のほうがいいという人も多いのだそうですね。 通りの…

偽物も大事

池田晶子さんに著作に『14歳からの哲学~考えるための教科書』(トランスビュー、2003年)があります。 その中に、 ――本物と偽物 と題された章があります。 そこで、池田さんは語りかけるのです、14歳の読者に―― 曰く、 ――本物と偽物とを見抜くには、自分が…

森が動くということ

自分の心と他人の心と、どちらが動かしやすいかといえば―― 皆さんは、どちらだと思われるでしょうか。 例えば、とくに手に入れたいとは思わないものが目の前にある―― それを心から、 ――欲しい! と思って手に入れるように仕向けるのです。 そのように自分を…

もう少し穏和な表現に

夕方、仙台市街に用事があったので―― 自宅の前からタクシーに乗ったのですよ。 曇天の合間に夕日が差し込む微妙な天候で、雨もパラついてはいたのですが―― タクシーに乗った辺りでは、ほとんど路面は濡れていなかったのです。 ところが、タクシーが走りだし…

世界の覗き窓というのが

世界の覗き窓というのが、あるとしましょう。 人が世界のことを知るために覗く窓のことです。 世界の覗き窓は、10代の頃は狭いのだけれど―― 20代、30代と歳をとっていくにつれ、しだいに広がっていきます。 その窓は、10代の頃は狭いのだけれど―― そこから流…

恋は残酷

きょうは、おりからの台風で電車の中に3時間ほど閉じ込められました。 最初は徐行運転をする程度にとどまっていたのですが―― しだいに、コトリとも動かなくなりました。 先発の電車が徐行運転に切り変わったために、時間合わせの必要が出たからか―― もっと直…

歳をとって異質になる

どんな作家にも―― 10代や20代のうちに仕上げておくべき作品というのがあって―― そういう作品を、30代や40代になってから仕上げても、ちゃんとした仕上がりにはならない―― そのように考えています。 作家というのは、広い意味で述べたものです。 小説家や画家…

マトモな政治ニュースが増えた

民主党政権に変わってから―― マトモな政治ニュースが増えましたね。「マトモな」というのは、 ――政局ではなく政策の―― という意味です。 政局というのは、簡単にいえば権力闘争のことで―― 有力な政治家が会合を重ねているとか、あの閣僚が罷免される見通しだ…

恐くて

電車から降りて、駅構内のトイレに向かったのですよ。 目の前を、女性が二人、ならんで歩いていて―― 二人ともトイレに向かっていました。 その二人の背中を、何とはなしにみていたら―― 一人が男性用トイレに入っていったのです。(ええ!) と思って、僕も男…

厚着嫌いを刺激する

仙台は、だんだん寒くなってきました。 とくに朝夕の冷え込みが無視できなくなってきました。 体を冷やして具合を悪くしては面倒です。 新型インフルエンザもハヤっています。 ですから―― この時期は服装に気を使うのですよね。 体を冷やさないようにする服…

そんなに難しいことなのか

2016年のオリンピックがリオデジャネイロに決まりました。 妥当な結果だと思います。 だって―― 南米初の開催なのですよね。 ――開催地域の偏りをなくす。 という観点からは、これ以上にないくらいに妥当な結果ですし―― その「開催地域の偏りをなくす」という…

期待よりは不安のほうが

何か重大なことが決まる直前の緊張感というのは、人の神経を大いに高ぶらせるのですよね。 先日の衆院総選挙の結果が出るときがそうでしたし―― これから2016年のオリンピックの開催都市が決まるという今夜なども、まさにそうです。 僕は、元来、オリンピック…