マル太の『道草日記』

ほぼ毎日更新――

厚着嫌いを刺激する

 仙台は、だんだん寒くなってきました。
 とくに朝夕の冷え込みが無視できなくなってきました。

 体を冷やして具合を悪くしては面倒です。
 新型インフルエンザもハヤっています。

 ですから――
 この時期は服装に気を使うのですよね。

 体を冷やさないようにする服装です。

 と同時に――
 日中は、まだ汗ばむこともありますから――
 そんなに暑苦しくはみえない服装にもしないといけない――

 そんなわけで――
 きょうは厚手の黒のジャケットで出かけたのですが――
 それが、まわりには、けっこう暑苦しくみえたらしく――
 街頭を歩いていたら、突然、訝しげな視線を浴びました。

(そんなに訝ることもないのに――)
 と思いましたが――
 まあ、当然でしょう。
 その人は半袖のポロシャツでしたから――

 薄着の人には厚着の人をあからさまに嫌う人がいます。
 体だけでなく心まで暑く感じさせられるからでしょう。

 僕は冷房に弱く、夏の薄着が大の苦手なのです。
 だから、厚着嫌いの人をよく刺激するのですよね。

 大学1年の初夏の夜に――
 いわゆる合コンに出たことがあって――
 そこに麻のジャケットを着ていったのですよ。

 薄い緑色のジャケットでした。

 そうしたら、向かいの席の女の子に、

 ――暑苦しいよ。

 といわれたのですね。

(うわ~、容赦ねえな~)
 と思いましたね。
 ちゃんと気を使って薄い色を選んだのに――

 それ以来――
 合コンには一度も行っていません(ウソです