この春から初夏にかけて風邪がハヤっているようです。
やたらと咳が長引く風邪なので――
本当に風邪(風邪症候群)といえるのかどうかは微妙なところですが――
以外に多くの人が1か月程度の咳に悩まされています。
実は、僕もそうでして――
きょうで3週間ほどになります。
5月の下旬から、ずっと咳が続いているのですね。
咳は、めんどうです。
とことん体力を消耗させる――
咳が続くこと自体、疲れますし――
咳が続くことで、夜間に不眠となって、それで疲れるし――
咳は、もともとは体の生理的な働きで――
気道や肺の空気を体の外に押し出す役目を負っています。
この働きには相応のエネルギーが必要で――
1回の咳で2キロカロリーが費やされるというデータがあるそうです。
2キロカロリーといえば、成人が1日に必要とするエネルギーが、ざっと2000キロカロリーですから――
その1000分の1ということになります。
けっこうバカになりません。
1咳を10回したら100分の1、100回したら10分の1です。
100分の1はともかく、10分の1は使いすぎでしょう。
にもかかわらず――
人は平気で100回くらい(1日あたり)の咳はしていると思いますよ――
とくに今回のような“風邪”にかかったりすれば――
いわゆる咳の働きに、
――10回くらいやって効果がなければ、それ以上はやらないようにする。
という働きも追加されていると、楽なのですがね~。
人の体といえば、その精緻な仕組みばかりが強調されがちですが――
意外に不器用な面もあるのです。