マル太の『道草日記』

ほぼ毎日更新――

2009-06-01から1ヶ月間の記事一覧

晴れの日よりは雨の日がいい

今日の仙台は朝からグズついたお天気でした。 一昨日までの猛暑のうちに何度も洗濯機を回しておいたおかげで―― ずいぶんとゆったりした気分ですごせています。 もしも、洗濯物を溜め込んだままで梅雨空を迎えていたら―― さすがに心中穏やかではいられません…

梅雨といえば

ここ2、3日、仙台は猛暑が続いたのですが―― 今日は、夕方すぎから霧雨が降り注いでおります。 夜、タクシーに乗ったら、運転手さんが開口一番で、「いや~、ようやく梅雨らしくなりましたな」 と笑っておられました。 霧雨程度なのに「梅雨らしく」というの…

普遍で多様、多様で普遍

生物学の面白さは、 ――多様性の中の普遍性 もしくは、 ――普遍でありつつ多様でもあり―― といったところに集約されると思います。 地球上の生物種は現在200万種ほどが確認されているといわれていますが―― 未確認のものも含めれば、2000万種くらいはあるのでは…

B級映画には

B級映画には、B級映画なりの楽しみ方というものがあると思うのですよ。 どういう楽しみ方かといいますと、 ――世の中って、こんなんじゃないよね。 とか、 ――人間って、もっと違った存在だよね。 とかいうことを、確認する楽しみ方です。 ちょっと捻(ひね…

今日の騒ぎの理由が20年後には

今日はマイケル・ジャクソンさんが亡くなったというニュースで朝から騒がしかったようですね。 僕は、正直、ピンとこなかったのです。 なぜ、メディアが、そんなに大騒ぎをしているのか―― もちろん、「マイケル・ジャクソン」の名前は知っていたし、その歌や…

人類は本当に宇宙を

きょうのNHK『クローズアップ現代』で、月周回衛星「かぐや」によって撮影された映像が放映されていましたが―― それをみて思ったのです。(人類は本当に宇宙を目指すのだろうか?) と――(本当に地球を巣立っていくのだろうか?) と―― 15年前の僕にとっては…

当たり前すぎて凄みに欠ける

昨日の『道草日記』で、宮崎県の東国原知事について書きました。 自民党の古賀氏に対し、 ――自民党の総裁候補として迎えてくれるなら、次の衆院選に立候補しましょう。 とお述べになった件ですね。 意外にもといいますか、案の定といいますか―― 自民党の国会…

宮崎県の東国原知事が

宮崎県の東国原知事が、自民党の古賀氏から、次の衆議院選挙への立候補を要請され、 ――自民党総裁の椅子を用意する覚悟をお持ちなら立候補しましょう。 とお答えになったそうです。 ある意味、辛辣で僭越な回答ですが―― 痛快な回答でもありました。 古賀氏は…

凡例の1つでいい

世の中には―― 他人の物語をつむぐ人と自分の物語を生きる人とがいる―― そう思っています。「他人の物語をつむぐ」とは、文字通り、他人を主人公に物語を描くことです。 ふつうの意味での映画や小説は、これに当たります。 映画や小説の主人公は、通常、監督…

今日はノンビリとした1日

最近になって行きつけのカフェにしたところがあるのですよ。 ちょっと高めのお値段を売りにしておりまして―― だから、あまり混まないカフェなのです。 たしかに、10分や15分をつぶすには、どうかと思うのですが―― 1時間や2時間で読書をするときなどは、重宝…

若い女性が男性アイドルの広告を

地下鉄の駅の構内を歩いていたら―― 若い女性が壁に向かって携帯電話のフラッシュを焚いておりました。 写真を撮ったようですが――(さて、何を撮ったのか?) と壁の方をみてみると―― 男性アイドルの広告が壁一面に広がっておりました。 女性はどうみても社会…

身体観は脳死の議論の土台となる

昨日、 ――脳死を人の死とみなし、臓器提供に年齢制限を設けない。 とする法案が、衆議院を通過しましたね。 臓器移植医療を推進する立場の人たちにとっては、大きな一歩前進となりました。 が―― この法案が最終的に法として成立するどうかは、参議院での今後…

痴話喧嘩とは

先日、宵の口に仙台の街を歩いていたら―― 若い男女が自動販売機の脇で口喧嘩をしていました。(ああ、痴話喧嘩だ) と思って―― そのまま通り過ぎたのですが―― つい先ほど、(痴話喧嘩ってどういう意味なんだろう?) と思ってネットの辞書をみたところ、 ――…

子供がダメなら大人もダメだろう

先日、TVでオーディション番組のようなものをみていたら―― 10歳くらいの女の子たちがステージの上で歌って踊っていたのです。 その声の色や振り付けが、かなり艶かしかったものですから―― 審査員から苦言が出されました。 ――そういう歌や踊りは、もう少し歳…

TV画面で得た第一印象は

今日のネット・ニュースによると―― 日本郵政の社長の西川善文さんが、いわゆるブラ下がり取材を受けているときに、記者たちに向かって怒声を浴びせたそうですね。 ――失礼なことをいうな! と―― サイトには強面の写真が出ていました。 たしかに、記者たちの拙…

結末が惨い物語は

昨日の『道草日記』で、 ――闘いの物語はイヤだ。 みたいなことを述べましたが―― 闘いの結果、惨い結末を迎える物語は、逆に、ほっとするのですよね。 いや、「ほっとする」はいいすぎですが――(苦笑 でも―― そういう結末を不安に思うことはありません。 今日…

闘いのない活劇は?

TVや映画やマンガ、ゲーム、小説――どんなメディアでも同じなのですが―― 最近、活劇が好きになれないのですね。 そんな物語をみたり、よんだりしていると―― 何となく不安になってくるのです。 不安というより―― 不快といったほうがいいくらい――(笑(そんなに…

新幹線で日焼け

新幹線の指定席で、窓側の席に座ったのですよ。 隣の通路側の席には70~80代のお婆さんが座っていて―― 通路をはさんだ向こう側の席にはダンナさんと思しきご老人が―― 後ろの席には付き添っている親族と思しき若い男性が―― それぞれ座っていました。 昨夜は寝…

プロとアマチュアとを分ける山稜は

プロとアマチュアとを分ける山稜は、 ――くせ だろうと思います。 ひと癖もふた癖もある――の「くせ」ですね。 この「くせ」という名の山稜をどちらに下っていくかで―― プロとアマチュアとが分けられます。 どちらであろうと、人から受け入れられるためには「…

小説の前に作文技術

小説を書こうと思ったら、まずは作文技術を磨くべし―― などと述べると、 ――つまらん小言だ。 とお叱りを受けるかもしれませんね(笑 実は僕も10年前はそう思っていたのですが―― ある小説書きの入門書を読んで、考えが変わりました。(たしかに、そうだよな)…

戦術、戦略、政治

昨日は毛利元就でしたね。 日本の戦国時代の厳島の戦いです。 何の話かといいますと―― 昨日の『道草日記』で触れたバラエティ番組『名将の采配』(NHK)ですよ。 番組のノリとしては、基本的に前回と同じでした。「名将」になりきって、効率の良い人殺しの手…

殺された6万人の中の誰かの視点に

先週の火曜日の深夜にTVをつけていたら―― 何とも異色のバラエティ番組がやっていました。 NHKの『名将の采配』という番組です。 古今東西の戦場での激的な場面を、バラエティ仕立てで面白おかしく紹介する――というのが、番組のコンセプトのようです。 その夜…

申し分のないプロフェッショナリズム

昨日の『道草日記』で、 ――サッカーの日本代表がワールド・カップ本大会への出場をやけに軽々と決めた。 と述べましたが―― もちろん、選手の皆さんにとっては、とても大変なことだったと想像します。 日本代表が本大会への出場を決めた一昨日のウズベキスタ…

「軽々と」の度合いが強ければ強いほどに

――趣味は何ですか? と訊かれたら、「スポーツ観戦です」 と答えるようにしているのですが―― 正確には、野球やサッカーのTV観戦なのですがね(苦笑 実際のスタジアムに出かけたりはしていません。 その理由を語りだすと長くなるので―― 今日の『道草日記』で…

酒席などで初対面の人と

酒席などで初対面の人と話をするときに気をつけていることは―― なるべく相手に話題を合わせようとするということです。 というのは―― 僕が日頃から興味を持っていることというのは、どれも、かなりエキセントリックだろうと思っているからです。 根拠もなし…

極悪人とは善良人を自認する人

完璧な極悪人というのは、完璧な善良人を自認する人だろうと思います。 完璧な極悪人を自認する人は、むしろ中途半端な悪人か善人か――もしかしたら、ほぼ完璧な善良人なのかもしれません。 悪事であろうと善行であろうと、いつもそれだけに徹するのは厳しい―…

いわゆる足利事件で

いわゆる足利事件で犯人とされた男性が―― 服役していた刑務所から、今日、釈放されました。 各種報道機関が伝えているところです。 有罪を確定させたのはDNA鑑定でした。 事件が起こった1990年当時―― DNA鑑定は、まだ犯罪捜査に応用され始めたばかりで、現在…

梅雨の来ぬ間に

夜中に散歩をするのが気持ちよい季節になってきました。 あと少しで梅雨の始まりですが―― それが始まるまでの何日間かは、申し分のない季節です。 暑すぎず、涼しすぎず―― 梅雨が始まると―― これは、どこでもそうでしょうが―― 憂鬱なのですね。 とくに仙台で…

声量よりは発音

死んだ父は、よく、「こいつの英語はイギリス英語だから聞き取りやすい。アメリカ英語はダメだ」 などとコボしておりました。 TVのニュース番組でイギリスの政治家が出てくると、「やっぱり聞き取りやすい」 などと、うなずき―― アメリカの政治家が出てくる…

僕が通ってみたい大学

最近、理想の大学について考えてみることがあるのです。「理想の大学」というよりは「僕が通ってみたい大学」でしょうか。 ここ数ヶ月ほど、ヨーロッパの大学の黎明期を知る機会があったので―― そんなことを考えるようになったのだと思います。 当時の大学は…