最近になって行きつけのカフェにしたところがあるのですよ。
ちょっと高めのお値段を売りにしておりまして――
だから、あまり混まないカフェなのです。
たしかに、10分や15分をつぶすには、どうかと思うのですが――
1時間や2時間で読書をするときなどは、重宝するカフェなのです。
で――
今日も、執筆のための資料などを持ち込んで、そこで2時間ほどをすごすつもりで行きましたら――
なぜか、今日に限って、珍しく混んでおりまして――
店員さんに、
「申し訳ありません」
と入店を遮られても――
日頃から贔屓にしているカフェなので、それほど腹が立つこともなく――
仕方なしに、いつもは混んでいる繁華街のチェーン店カフェの類い幾つかを見てまわろうと思ったら――
早くも1軒目でガラガラであることを確認してしまい、
(ヘンなの……)
と思いながら――
そこで2時間ほどかけて、ゆっくり資料に目を通しておりました。
最初はガラガラだったのが――
僕が席に着いて10分ほどする頃には、なぜか店内は込み合ってきて、
「申し訳ありません」
と、店員さんたちが店頭で頭を下げておりました。
そういう傍らでチビチビとコーヒーを飲みながら、ゆっくり資料に目を通していたりすると――
僕も、そんなに神経が太くはないので、少なからず罪悪感を覚えてきましたが――
それにしても――
いつもは空(す)いているカフェが混んでいて――
いつもは混んでいるカフェが空いていたというのは――
単なる偶然であったのか――
偶然でなければ何のか――
そこを解明するメカニズムは描けるものか――
そんな――
どうでもいいことまで考える――
今日はノンビリとした1日でした(笑