マル太の『道草日記』

ほぼ毎日更新――

2018-08-01から1ヶ月間の記事一覧

恋がわからなくなる理由

恋は―― わかりづらいのですよね。 少なくとも―― ある年齢までは、絶望的にわかりづらい―― わかるようで、わからない―― 例えば、 ――愛とは何が違うのか。 が、わからない―― …… …… もちろん―― それなりに人生経験を積めば、 ――ああ。これが恋か。 と―― ずいぶ…

恋は男女で違わないか

――恋は男女で違わないか。 という問いがあります。 つまり、 ――男にとっての恋と女にとっての恋とは、人の心の働きとして、同じとみなせるのか。 という問いです。 …… …… この問いに対して―― 僕は―― だいたい2通りの答え方をします。 「違うに決まってるじ…

恋に寄り添う、恋を突き放す

――恋は生殖欲求である。 と―― きのうの『道草日記』で述べました。 図式化すれば、 恋 ≒ 生殖欲求 となります。 両辺を繋ぐ記号が、「≒」であって、「=」でない理由は―― 真意として、 ――恋とは、単なる生殖欲求ではなく、誰か特定の人との間に自分の子孫を…

恋愛の問題で間違えないために

いわゆる“恋愛の問題”のほとんどは、 (実は、言葉の問題ではないか) と思っています。 つまり、 ――恋 ――愛 ――恋愛 ――恋愛感情 これら4つの言葉をすべて正確に定義できれば―― いわゆる“恋愛の問題”の半分は解決するように思います。 今月の『道草日記』で…

恋愛感情の制御で大切なこと

恋愛感情を制御する上で―― 大切なことが一つあると思っています。 それは、 ――恋愛感情にはブレーキしかない。 ということの理解です。 …… …… 恋愛感情にアクセルはないのですね。 ブレーキを緩めれば―― それがアクセルを踏むに等しくなる―― …… …… いいかえ…

恋愛感情の消し方

失恋をしたときに―― 行き場のなくなった自分の恋愛感情を、どのように処理していくか―― それは、 ――失恋の大問題 といってよいでしょう。 最も確実な方法は―― 恋愛感情を消してしまうことですが―― そんなに簡単には消えないのが恋愛感情である―― ということ…

失恋が苦しいわけ

得恋をするのと失恋をするのとでは、 ――得恋をするほうが、ずっと難しい。 ということを―― おとといの『道草日記』で述べました。 いわゆる、 ――モテる人 とは、 ――得恋をするのが巧い人 のことである、と―― きのうの『道草日記』で述べました。 裏を返せば…

モテる技の正道と邪道と

自分が恋愛感情を抱いた相手と確実に恋愛関係になれる能力ないし技能が―― いわゆる、 ――モテる技 であることを―― きのうの『道草日記』で述べました。 …… …… この技には―― 正道と邪道とがあります。 正道は―― 単純です。 ――自分の恋愛感情を相手に受け止めさ…

いわゆる「モテる」の本当の意味

あなたに誰かが恋愛感情を抱いたら―― という話を―― きのうまでの『道草日記』で―― してきました。 きょうは―― あなたが誰かに恋愛感情を抱いたら―― という話を―― しましょう。 …… …… あなたに誰かが恋愛感情を抱くときに―― その結末は、 1) 得恋させる 2…

上手に失恋させる難しさ

誰かに恋愛感情を抱かれたら―― その結末は2通りしかないことを―― 5日前の『道草日記』で述べました。 1) 得恋させる 2) 失恋させる の2通りです。 …… …… では―― 1) 得恋させる と、2) 失恋させる と―― いったい、どちらが難しいのか―― …… …… 1)…

恋愛感情の強さには偏りがある

誰かが誰かに恋愛感情を抱き―― その恋愛感情を抱かれた“誰か”が、抱いた“誰か”の恋愛感情を受け入れることこそが―― 狭義の「恋愛」である―― ということを―― きのうの『道草日記』で述べました。 実は―― きのうまでの話で―― やや不自然な前提を一つもうけてお…

広義の「恋愛」、狭義の「恋愛」

誰かの恋愛感情を受け入れて―― その“誰か”と恋愛関係になる意志を示すことは、 ――愛 であって、 ――恋 ではない―― ということを―― きのうの『道草日記』で述べました。 …… …… 「愛」は、「恋」と違って、意味が広いのですね。 「恋」とは、 ――誰かに恋愛感情…

恋愛関係になる意志 ≠ 恋愛感情

――恋愛感情の“受け入れ”と“受け止め”とは違う。 という話を―― おとといの『道草日記』で述べました。 恋愛感情の“受け入れ”とは、 ――相手の恋愛感情に応え、恋人としての関係を結ぶこと で―― 恋愛感情の“受け止め”とは、 ――相手の恋愛感情に気づき、人として…

恋愛感情を抱かれたら感謝――誰に?

誰かが、あなたに恋愛感情を抱いたら―― きのうの『道草日記』で述べたように―― まずは―― そのことに気づかなければなりません。 気づかなかったら―― どうにも対応のしようがないからです。 では―― 気づくには、どうしたらよいのか―― …… …… これが難しい―― ………

恋愛感情を上手に受け止めるには

誰かが、あなたに恋愛感情を抱いたときに―― あなたは―― どのように対応するのがよいのでしょうか。 …… …… 対応の仕方は―― 基本的には、2つしかありません。 相手の恋愛感情を受け入れ、相手の得恋とする場合と―― 相手の恋愛感情を受け入れず、相手の失恋と…

恋愛感情をもたれたことがない?

恋について学ぶなら―― まずは、“する恋”ではなくて、“される恋”から学ぶのがよい―― ということを―― きのうの『道草日記』で述べました。 そして―― 恋の帰結には、 ――失恋 と、 ――得恋 との2つがあって―― “される恋”での失恋とは、 ――誰かの恋愛感情を受け入…

失恋や得恋から学ぶのではなく

――失恋 という言葉がありますね。 意味は、どなたもご存じかと思います。 ――誰かに対する自分の恋愛感情が受け入れられないこと です。 これに対し、 ――得恋(とくれん) という言葉があります。 意味は、「失恋」の反対―― つまり、 ――誰かに対する自分の恋…

する恋、される恋

恋には、 ――する恋 と、 ――される恋 とがあります。 「する恋」とは―― 自分が誰かに恋愛感情を抱くことです。 「される恋」とは―― 誰かが自分に恋愛感情を抱くことです。 一般に―― 「恋」といえば、もっぱら“する恋”のことばかりが取り沙汰されますが―― “さ…

恋の本質が隠れているところ

恋愛は、 ――いつ誰と恋に落ちるかを人は自由に選べる。 と思っている限り―― 些細な問題です。 いつ何処で食事をするかと同じくらいに―― 些細な問題です。 もちろん―― その“些細な問題”を―― 例えば、 ――美食 として大きく取り上げることはできますが―― そんな…

部活や受験と恋愛と、どちらが大切か

――恋愛は部活や受験の邪魔をする。 という考え方は―― 中学生や高校生、あるいは、それら指導者らの間で―― 今も根強く残っています。 曰く、 ――恋愛にかまけていては、練習がおろそかになる。 とか、 ――恋愛のことが気になって、勉強に集中しなくなる。 とか―…

恋と愛とを区別できるようになるには

――恋に賞味期限はない。 と思う人は―― おそらく、恋が満たされる充足感と愛を全うできる幸福感とを混同しているのでしょう。 恋は体の無意識的な反応であり―― 愛は心の意識的な志向です。 体の反応は―― 寝たら眠気がとれるように―― 食べたら空腹がなくなるよ…

恋に賞味期限はあるか

――恋に賞味期限はあるか。 の問いが―― ときに話題にのぼります。 恋や愛の理解を深める上で―― 格好の話題です。 …… …… 僕は、 (恋にも賞味期限はある) と思っています。 むしろ、 ――「恋に賞味期限はない」と断言している人は、恋をわかっていないのではな…

恋人となり、夫婦となる条件

どんなに相性の良い男女であっても―― 恋人となって、さらに夫婦となるには―― 幾つかの条件を満たさなければなりません。 どんな条件か―― …… …… 恋人となるには―― 男女ともに自身ないし相手の恋を認めて受け入れる意思が必要です。 この意思が男女で揃わない…

恋人たちが愛を語らっている?

恋は情感的で―― 愛は理知的です。 だからでしょう。 恋を語るときには、何となく軽やかで、柔らかくなるのですが―― 愛を語るときには、何となく重々しくて、堅苦しくなるのですね。 よく、 ――恋人たちが愛を語らっている。 などといいますが―― (あれは嘘だ…

相手優先の愛、自分優先の愛

恋は、感情ないし情動である一方―― 愛は、意志ないし意思ですから―― 恋と比べると―― 愛は、自分自身で意識しやすく、かつ制御しやすい心の働きといえます。 が―― 愛には、少なくとも大まかにいって2種類があって―― それら2種類の愛を混同すると―― 大変に厄…

離婚は失敗か

男女関係にない相手と結婚してしまい―― 当初は、 ――こんなものか。 と思っていたけれども―― いつしか、その夫婦関係の“凄惨さ”に耐えられなくなってきたら―― 離婚したほうがよい―― ということを―― きのうの『道草日記』で述べました。 …… …… 以上のような提…

「しまった!」と思うのなら、離婚

男女関係にない男女の夫婦関係に潜む凄惨さは―― なるべく年若いうちに感知しておいたほうがよい―― ということを―― きのうの『道草日記』で述べました。 ――なるべく年若いうちに―― というのは―― 具体的には、 ――12歳になるまでに―― ということです。 つまりは…

男女関係にない男女の夫婦関係

――男女関係や夫婦関係のこと を主題に―― ここ10日間くらい『道草日記』を記してきました。 きのうまでに―― あえて深くは触れてこなかった話題があります。 それは、 ――男女関係と夫婦関係とが交わらない事例 についてです。 もう少し噛み砕いていうと、 ――男…

男女関係――15歳&45歳? 5歳&15歳?

生物種としての人は―― つまり、ヒトは―― 12歳から16歳までに、脳を完全に成長させ―― その後、18歳から21歳までに、体を完全に成長させる―― と考えられているそうです。 要するに、 ――先に脳が成長し、次いで体が成長する。 ということですね。 脳の成長は心…

12歳からでは遅すぎる

――“公認交際の制度”では、公認交際の届け出を12歳以上で可能―― とする空想を―― 3日前の『道草日記』で述べました。 そして、 ――「12歳以上」では遅い。「10歳以上」がよいかも。 という懸念を―― きのうの『道草日記』で述べました。 …… …… 結論からいうと、…