いわゆる“恋愛の問題”のほとんどは、
(実は、言葉の問題ではないか)
と思っています。
つまり、
――恋
――愛
――恋愛
――恋愛感情
これら4つの言葉をすべて正確に定義できれば――
いわゆる“恋愛の問題”の半分は解決するように思います。
今月の『道草日記』では――
恋愛のことばかりを取り上げてきましたが――
お気づきの方も多いでしょう。
これら4つの言葉の定義を――
僕は、きちんとは示してきませんでした。
ただ――
注意深くお読みになっている方は気づかれたかと思います。
僕は――
今月の『道草日記』の中では、
恋 ≠ 愛
恋 = 恋愛感情
などの関係性を――
暗に強調してきました。
つまり、
――“恋”や“恋愛感情”は”愛”とは決定的に違うのだ。
ということです。
こういうと――
当然ながら――
以下の疑問に行き着きます。
つまり、
――恋とは何なのか。
――恋愛感情とは何なのか。
――恋と愛との決定的な違いは何なのか。
という疑問です。
……
……
これはね――
はっきり指摘しまえば――
味気なくなるのですよ。
だから――
きょうまで、あまりはっきりとは指摘しないで、『道草日記』を書いてきたのですが――
……
……
この辺で、はっきりと指摘しておかないと――
僕の述べてきた内容が、
(まったく伝わらないかもしれない)
と心配になったので――
きょうは、はっきりと指摘しておきます。
……
……
僕のいう「恋」と「恋愛感情」とは、ほぼ同義で――
その意味するところは、
――生殖欲求
つまり、
――自分の子孫を残そうとする欲求
です。
……
……
よって――
僕が、
――恋は脳を含む体の反応である。
とか、
――恋愛感情にはブレーキしかない。
とかいっているときの「恋」や「恋愛感情」は――
「生殖欲求」それ自体、もしくは、その修飾形ないし亜型なのですね。
そのような意味で、「恋」とか「恋愛感情」とかいった言葉を用いるようにしていかないと――
いわゆる“恋愛の問題”は、その本質を見誤ってしまうに違いない、と――
僕は考えています。
それにしても――
……
……
――恋は生殖欲求である。
か――
……
……
ホント――
味気ないなぁ(笑