マル太の『道草日記』

ほぼ毎日更新――

2021-08-01から1ヶ月間の記事一覧

知性は地球から放出をされるエネルギーのエントロピーを高める

――知性は、地球環境から放出をされるエネルギーの勢いを弱め、纏(まとま)りを乱すのではないか。 ということを、きのうの『道草日記』で述べました。 この、 ――エネルギーの勢い や、 ――エネルギーの纏り というのは―― ごく簡単にいってしまうと、 ――エネ…

知性が地球環境に及ぼす影響

――生命は「地球環境」という散逸構造の一部に過ぎない。 ということを、きのうの『道草日記』で述べました。 この文脈の下で、 ――知的生命体 あるいは、 ――知性 について、少し考えてみたいと思います。 つまり、 ――知的生命体 は、少なくとも、 ――知性 と、…

「“ケイ素系の生命”はありえない」の真意

――“地球上の環境”それ自体が1つの散逸構造である。 ということを、きのうの『道草日記』で述べました。 実際には、 ――地球上の環境 というように―― 話を地球の表面ないし表面付近に限る必要はなくて―― 地球の内部も含めて考えるのがよいでしょう。 ――地球上…

“地球上の環境”それ自体が1つの散逸構造である

――地球上とは異なる環境では、生命は決して誕生をしえないのではないか。 という憶測を―― きのうの『道草日記』で述べました。 つまり、 ――生命の誕生や進化は、“地球上の環境”の創成や展開と不可分ではないか。 ということです。 …… …… ――生命は散逸構造の…

地球上と異なる環境でも生命は起こりうるか

――生命 という現象は、 ――燃焼 という現象と同じように―― ある種の元素が主要な役割を担っている―― と考えられることを、きのうの『道草日記』で触れました。 その元素の候補の一つが、 ――炭素 である―― ということにも触れました。 他にも候補はあります。 …

炭素が関与をしない生命は起こりうるか

――生命を司る原理は、例えば、燃焼を司る原理が、この宇宙において、唯(ただ)一つしか存在をしていないと考えられるように、この宇宙において、唯一つしか存在をしていないはずである。 ということを、きのうの『道草日記』で述べました。 もちろん―― 生命…

生命の原理が1つしかないと考えられるのは……

――この宇宙には、生命を司る原理は唯(ただ)一つしか存在をしていないのではないか。 という憶測を―― きのうの『道草日記』で述べました。 こう述べると、 ――なぜ「唯一つ」といえるのか。 と訝る向きもあるでしょう。 その問いへの答えの一つは―― すでに、…

生命の誕生は本当に1回だけであったのか

――この宇宙には、“炭素系の生命”だけでなく、“ケイ素系の生命”も存在をしている。 との考えは、 ――机上の空論 ではなかろうか―― ということを、きのうの『道草日記』で述べました。 背景には、 ――地球上における生命の誕生は本当に1回だけであったのか。 と…

知性の分類は可能――生命の分類は?

――知的生命体 というのは、実に不思議な観念です。 ――知的生命体 の特性が、 ――知性 と、 ――生命 との2つに集約をされうることは―― 7月29日の『道草日記』で述べた通りです。 これらのうち、 ――知性 については、 ――“志向性”の高低 を尺度に据えた分類が可…

知的生命体の滅亡の原因2つを避けるには

――僕らと同程度の文明、もしくは、僕らの認識が及びうる程度に高度な文明が存続をしうる期間は、無視をされうるくらいに短い。 ということが、もし、本当であるとしたら―― その原因は、おそらく、 ――文明社会の自滅 と、 ――宇宙規模の災害 との2つであろう―…

「SETI」は「SETI」でも別の「SETI」

――ヒトの性質の最大の特徴は、知性が概して外向的である一方で、無視はできないくらいに内向的でもある点にある。 ということを、きのうの『道草日記』で述べました。 この特徴は―― ヒトが―― ここ数十年にわたって、 ――地球外知性の探査(Search for Extra T…

再考:ヒトの性質の最大の特徴は?

――ヒトの性質の最大の特徴は“外向性”にある。 ということを、8月9日の『道草日記』で述べました。 このことを―― 8月19日の『道草日記』で再定義をした、 ――知性の志向性 ――知性の外向性 ――知性の内向性 を踏まえて述べ直しますと―― ――ヒトの性質の最大の特徴…

地球外知的生命体で検知をされうるのは、知性の外向性が強い生命体のみ

――知的生命体が備える知性の多様性 について考えています。 現時点での僕の直観は―― 知的生命体が備える知性には、多かれ少なかれ、 ――志向性 が含まれていて―― その“志向性”が多く含まれているほどに、高度な知性とみなせる―― 一方、 ――知性の志向性 には、…

知的生命体が備える知性の多様性

知的生命体の知性が含む、 ――外向性 や、 ――内向性 を、まとめて、 ――志向性 とみなすことによって―― いわゆる、 ――知的生命体 について、どんなことがいえそうか―― ということを考えてみたいと思います。 …… …… 以下は、僕の直観です。 1)知的生命体の知…

ブレンターノやフッサールの「志向性」とは別――

――地球外知的生命体 の、 ――知性 を考える上で、 ――外向 と、 ――内向 とをまとめて、 ――志向 と記すことにする―― ということを、きのうの『道草日記』で述べました。 この、 ――志向 という言葉から―― 19~20世紀オーストリアの哲学者フランツ・ブレンターノ…

知性について、“外向”と“内向”とをまとめて「志向」と記す

――知的内向性 は、 ――知的非外向性 とでも呼ぶべき観念であった―― ということを、きのうの『道草日記』で述べました。 だいぶ考えが錯綜をしています(苦笑 そもそも―― なぜ、“知的外向性”とか“知的内向性”とかいった観念を扱っているのかといいますと―― そ…

書き言葉・話し言葉、“知的外向性”・“知的内向性”

――知的外向性 という観念と、 ――知的内向性 という観念との対比―― そして、 ――書き言葉、 と、 ――話し言葉 との対比―― について、考えています。 これら2つの観念と2つの言葉との関係は―― 決して単純ではありません。 例えば、 ――“知的外向性”を担うのが書…

書き言葉は“知的外向性”を強める

――科学技術や政治・経済とは無縁の地球外知的生命体がいるとしたら、その生命体は、内向的な要素を多く含む知性を備えていて、書き言葉をもたず、話し言葉のみをもち、その“話し言葉”は、僕らの話し言葉よりも遥かに高度な機能を全うしうるものであろう。 と…

僕らの話し言葉よりも遥かに複雑な機能を全うしうる話し言葉とは?

――この宇宙に、もし、科学技術や政治・経済とは無縁の地球外知的生命体が存在をしているとしたら、その知的生命体は、僕らの話し言葉よりも遥かに複雑な機能を全うしうる話し言葉を用いていて、その“話し言葉”が、彼らの芸術や教養を高度なものにしているの…

科学技術や政治・経済とは無縁の地球外知的生命体が存在をしているかもしれない

本気で、 ――地球外知的生命体 や、 ――SETI(Search for Extra Terrestrial Intelligence) を考えるのなら、 ――“科学技術や政治・経済”の縛り から自由になる必要がある―― ということを、きのうの『道草日記』で述べました。 この主張は―― つまりは、 ――この…

“科学技術や政治・経済の生起・発達”は、僕らの文明に固有の事象かもしれない

――“芸術や教養の存立・発展”は、僕らの文明に固有の事象ではない。 ということを、8月7日の『道草日記』で述べました。 この主張は、 ――芸術や教養は“知性の内向的な要素”に依拠をしていて、この“知性の内向的な要素”は“ヒトらしい知性”の最大の特徴とはいえ…

学問の外向性:自然科学>社会科学>人文科学

――自然科学は外向的である。 ということを、きのうの『道草日記』で述べました。 では―― 社会科学や人文科学は、どうなのか―― …… …… ――人文科学 は、間違いなく、 ――内向的 でしょう。 一方、 ――社会科学 については、ちょっと難しい―― ――人文科学ほどに内向…

ヒトの性質の最大の特徴は“外向性”にある

――「ヒトの性質の最大の特徴は“好戦性”にある」とはいえない。 ということを、きのうの『道草日記』で述べました。 代わりに、 ――ヒトの性質の最大の特徴は“外向性”にある。 というのがよい、と―― 僕は思っています。 ヒトの知性は、 ――外向的な要素 を多分…

「ヒトの性質の最大の特徴は“好戦性”にある」といえるか

――ヒトらしい知性 には、 ――外向的な要素 が多く含まれる―― ということを、きのうの『道草日記』で述べました。 この、 ――“ヒトらしい知性”の“外向的な要素” の存在は―― 実は、かなり厄介です。 この要素は―― 正に作用をするときは、 ――融和・協調 となって…

“芸術や教養の存立・発展”は、僕らの文明に固有の事象ではない

――ヒトらしい知性 とは、 ――外向的な知性 に他ならない―― ということを、きのうの『道草日記』で述べました。 ここでいう、 ――外向的な知性 とは、 ――興味や関心が生態の外部へ向けられやすい。 という意味です。 もちろん―― ヒトの興味や関心が生態の外部だ…

「ヒトらしい知性」とは?

――知的生命体 という言葉を用いるときには、 ――ヒトらしい知性 を備えた生命体なのか、 ――「ヒトらしい」とはいえない知性 を備えた生命体なのかを念頭に置くのがよい―― ということを、きのうの『道草日記』で述べました。 つまり―― 一口に、 ――知的生命体 …

ヒト型知的生命体と非ヒト型知的生命体と

――地球外知的生命体 や、 ――SETI(Search for Extra Terrestrial Intelligence) について考えていると―― たいていは途方に暮れることになります。 それは―― 端的にいえば、 (わからないことが多すぎるから――) です。 そもそも、 ――知的生命体 の定義が、…

“文明社会の自滅”は僕らには差し迫った脅威だが……

――僕らと同程度の文明や僕らの認識が及びうる程度に高度な文明にとって、“宇宙規模の災害”は普遍的な脅威といえそうであるが、“文明社会の自滅”は、果たして普遍的な脅威といえそうであろうか。 ということを―― 7月29日の『道草日記』で述べました。 この問…

本当は「ただ一種の知的生命体しか知らない」とはいえない

――僕らは、ただ一種の知的生命体しか知らない。 ということを、7月30日の『道草日記』で述べました。 が―― きのうの『道草日記』では、ヒト以外の動物にも、ヒトの精神とは異なる原理の司り精神やヒトの精神とは異なる素材の成す精神が備わっているかもしれ…

精神を司る原理や精神を成す素材は?

――地球外知的生命体の身体を司る原理や身体を成す素材は、僕ら地球上の知的生命体――つまり、ヒト――と殆ど同じであろう。 ということを、きのうの『道草日記』で述べました。 では、 ――地球外知的生命体の精神を司る原理や精神を成す素材 については、どうで…