マル太の『道草日記』

ほぼ毎日更新――

知性は地球から放出をされるエネルギーのエントロピーを高める

 ――知性は、地球環境から放出をされるエネルギーの勢いを弱め、纏(まとま)りを乱すのではないか。

 ということを、きのうの『道草日記』で述べました。

 

 この、

 ――エネルギーの勢い

 や、

 ――エネルギーの纏り

 というのは――

 ごく簡単にいってしまうと、

 ――エネルギーのエントロピー

 のことです。

 

 ――エントロピー

 とは、しばしば、

 ――乱雑さ

 と、いいかえられますね。

 

 以下――

 かなり大雑把な話をします。

 

 放出をされるエネルギーの勢いが弱まり、纏りが乱れれば――

 その“乱雑さ”が増すことは――

 何となく、おわかりいただけるでしょう。

 

 つまり――

 放出をされるエネルギーの勢いが弱くなり、纏りが乱れれば、乱雑さは増し、エントロピーは高くなり――

 放出をされるエネルギーの勢いが強くなり、纏りが整えば、乱雑さは減り、エントロピーは低くなる――

 ということです。

 

 今――

 地球環境を1つの散逸構造とみなしたときに――

 

 地球上に生命が誕生をし、その生命に知性が宿ったことで――

 地球から宇宙空間へ放出をされるエネルギーは、そのエントロピーが高まった――

 と考えることができます。

 

 たんにエネルギーのエントロピーが高まっただけではなくて――

 放出をされるエネルギーの量も、おそらくは、少し減ったのでしょう。

 

 エントロピーの高いエネルギーの代表例は、熱エネルギーです。

 

 つまり――

 地球上に生命が誕生をし、その生命に知性が宿ったことで――

 地球から宇宙空間へ放出をされるエネルギーのエントロピーが高まり、エネルギーの量は少し減った――

 そのために、エントロピーの高いエネルギーが、熱として、少し余計に地球に滞留をするようになった――

 

 これが、いわゆる、

 ――地球温暖化

 の本態ではないか、と――

 僕は思うのです。