マル太の『道草日記』

ほぼ毎日更新――

“深遠な謎”の本態

 地球から宇宙空間へ放出をされるエネルギーのエントロピーの高まりが先か、地球上に生命が誕生をし、その生命に知性が宿るのが先か――

 どちらせよ、生命や知性に関わる深遠な謎は残る――

 ということを、きのうの『道草日記』で述べました。

 

 が――

 

 ここで気になるのは、

 ――深遠な謎

 の本態です。

 

 そもそも――

 宇宙や地球に関わる謎のほうが、生命や知性に関わる謎の根本であるという意味で、遥かに深遠といえるでしょう。

 

 宇宙や地球が存在をしなければ――

 生命や知性も存在をしえなかったはずです。

 

 少なくとも、

 ――宇宙

 の規模から、

 ――地球

 や、

 ――生命

 や、

 ――知性

 をとらえたら――

 

 ――地球の謎

 も、

 ――生命の謎

 も、

 ――知性の謎

 も――

 そんなに大した違いはないように思えます。

 

 ――知性の謎

 は、

 ――生命の謎

 に含まれ――

 その、

 ――生命の謎

 は、

 ――地球の謎

 に含まれます。

 

 もちろん――

 その、

 ――地球の謎

 は、

 ――宇宙の謎

 に含まれますが――

 その、

 ――宇宙の謎

 が、何の謎に含まれるのかは――

 少なくとも僕らにとっては不可知であると考えられるので――

 

 ――宇宙の謎

 だけは、別格とみることができます。

 

 要するに――

 

 ――知性

 や、

 ――生命

 や、

 ――地球

 について考えていると――

 どうしても最後は、

 ――宇宙

 について考える必要性に向き合うことになるのです。

 

 とはいえ――

 

 ――宇宙の謎

 が解けたからといって、

 ――知性の謎

 や、

 ――生命の謎

 や、

 ――地球の謎

 が解けるとは限りません。

 

 それでも――

 

 ――宇宙の謎

 を放っておいたままで、

 ――知性の謎

 や、

 ――生命の謎

 や、

 ――地球の謎

 に挑もうとするのは、

 (なんか違う)

 と思ってしまいます。

 

 少なくとも僕は、そうです。