2019-04-01から1ヶ月間の記事一覧
――真核生物は脇役であり、細菌こそ主役である。 ということを―― 3日前の『道草日記』で述べました。 …… …… たしかに―― 地球上の生命体の―― 今日の在り方や―― 今日までの来し方をみれば―― 真核生物は傍流であって、本流は細菌である―― といえるのですが―― お…
「界」の上位が「ドメイン」なのは―― 「界」の英語表記が、 ――Kingdom であり―― この「kingdom」の後半部分の「-dom」が「domain」を指しているからである―― ということを―― きのうの『道草日記』で述べました。 …… …… よって、 ――「界」の上位は「ドメイン…
地球上の全ての生命体は、 1) 細菌 2) 古細菌 3) 真核生物 の3つに分けられている―― ということを―― きのうの『道草日記』で述べました。 …… …… これら3つの分類階層を、 ――ドメイン(domain) と呼びます。 つまり―― 全ての生命体は、 ――細菌ドメイ…
原始生命から細菌と古細菌とが分化して―― その古細菌のほうから、僕らヒトを含む真核生物は分化したらしい―― ということを―― 3日前の『道草日記』で述べました。 …… …… 要するに―― 地球上の全ての生命体は、 1) 細菌 2) 古細菌 3) 真核生物 のどれか…
――「古細菌」は「古菌」でもよいのではないか。 ということを―― きのうの『道草日記』で述べました。 …… …… が―― それとは別に、 (本当は、「古細菌」も「古菌」も適当ではない) とも思っています。 「古細菌」という呼称は、 ――これまで知られていた細菌…
――古細菌の発見が、細菌と真核生物とを結びつけた。 ということを―― きのうの『道草日記』で述べました。 …… …… 誤解のないようにいっておきますと―― ここでいう「古細菌の発見」とは―― あくまで、 ――概念としての古細菌の発見 でして―― 古細菌それ自体の発…
――パンスペルミア説 か、 ――化学進化説 かは、さておき―― この広い宇宙のどこかで―― 地球上も含め、この広い宇宙のどこかで―― 生命は誕生しました。 誕生したばかりの生命を、 ――原始生命 と呼びましょう。 ひとたび原始生命が誕生したならば―― 生命の歴史は…
――生命の誕生は本当に1回だけか。 との懸念について―― きのうの『道草日記』で述べました。 …… …… もし―― 生命の誕生が2回以上、起こっているのなら―― 生命の誕生が1回だけにみえる理由は何なのか―― …… …… 考えられる可能性は―― 2つくらいに限られてきま…
――生命の誕生が1回だけにみえる不可解さを考えたら、パンスペルミア説も化学進化説も同じようなものである。 ということを―― きのうの『道草日記』で述べました。 …… …… ほんの50年くらい前は―― 次のように考えられていたようです。 ――生命の誕生は1回だけ…
――生命の起源 については、 ――生命は、いかに誕生したか。 との問いが最も根源的に感じられますが―― 案外―― それと同じくらい根源的に感じられる問いに、 ――生命の誕生は本当に1回だけか。 があります。 …… …… 今のところ―― 人類は、生命が2回以上誕生した…
――生命は、地球上の物質が、30億年以上の歳月をかけ、互いに化学反応を繰り返した結果、存在している。 という化学進化説に―― 僕は、 ――倒錯的な関心 を抱いているのかもしれない―― ということを―― きのうの『道草日記』で述べました。 化学進化説は、もっと…
――空想まがいの荒唐無稽なアイディアも含めて自然科学である。 ということを―― きのうの『道草日記』で述べました。 …… …… いわゆる、 ――生命の起源 の研究では―― そうしたアイディアも切り捨てることなく、活かしていくことで―― 例えば、 ――パンスペルミア…
――もし、生命が恒星の表面や近傍で誕生しているとしたら、きっと「散逸構造の発生」という過程をとっているに違いない。 と、僕は考えている―― ということを―― きのうの『道草日記』で述べました。 …… …… 当たり前ですが―― 仮に、恒星の表面や近傍で生命が本…
――生命は、恒星の表面や近傍で誕生したかもしれない。 ということを―― きのうの『道草日記』で述べました。 ――生命は、恒星の表面や近傍で、現在の人類が思いもよらぬ過程を経て、誕生しているかもしれない。 と―― …… …… ――思いもよらぬ過程を経て―― と述べ…
――パンスペルミア説(panspermia hypothesis) は、 ――生命は、地球上の空間で誕生したのではなく、地球上以外の空間で誕生した。 という仮説であることを―― ここ数日の『道草日記』で繰り返し述べています。 ここでいう、 ――地球上の空間 とは、「地球」と…
――生命は、地球上の空間で誕生したのではなく、地球上以外の空間で誕生した。 と考える、 ――パンスペルミア説(panspermia hypothesis) は―― 全宇宙の空間に占める地球上の空間の割合を意識するとき―― それほど疑似科学的には感じられない―― ということを―…
この全宇宙で、生命が存在しているのは―― 今のところ、 ――地球上のみ ということになっています。 少なくとも―― それが、宇宙生物学の総意――さらにいえば、全・自然科学の総意――といって、よいでしょう。 この総意に反し―― 例えば、地球外生命が存在している…
生命といえば―― 古来より、この地球上に存在することが――「地球」という惑星の表面上に存在することが――自明でした。 が―― 生命は―― 実際には―― 宇宙に存在しているのですよね。 「地球」という惑星の表面上は―― 厳密には―― 宇宙の一部です。 …… …… 生物学は…
生命の本質に迫ろうとするときに立ちはだかる“壁”があることを―― きのうの『道草日記』で述べました。 ――たった1種類の生命しか知られていない。 という“壁”です。 そして―― この“壁”を何とかコジ開けようとする人たちがいることも―― きのうの『道草日記』…
――生命 は現象であり―― 現象であるからには―― その本質――つまり、 ――生命の本質 を―― 人は、端的に指摘できるはずなのだが―― これまでに端的に指摘できた人は誰もいない―― というようなことを―― きのうの『道草日記』で述べました。 …… …… 生命の本質を―― 誰…
――元号は現象か。 という問いについて―― きのうの『道草日記』で述べました。 この問いは、 ――元号の本質は何か。 を問うならば―― 避けられない問いであることも述べました。 このように、 ――○○の本質は何か。 を有意義に問うには―― その「○○」が、 ――現象 …
――元号の本質は、国家による時間支配である。 という考えについて―― きのうの『道草日記』で述べました。 なぜ―― そのような考えになるのか―― きょうは―― やや詳しく述べましょう。 …… …… ――「本質」の対義語は「現象」である。 といわれますね。 これは―― …
――本質 という言葉を―― 僕は、しばしば気軽に使っています。 例えば、 ――元号の本質とは何か。 みたいに使っています。 20代の頃には―― すでに、 ――本質 という言葉を―― よく使うようになっていたと思います。 が―― …… …… それから20年近く経ち―― 40代も半ば…
――令和 の新元号について―― ――「令」は元来、人が多く集まって跪(ひざまず)き、命令を待っている様子を表した象形文字であるので、「令和」は高圧的な印象を与えうる。 ということを―― きのうの『道草日記』で述べました。 つまり、 ――たしかに「令」には…
――元号こそ、国民投票で決めたらよい。 ということを―― きのうの『道草日記』で述べました。 …… …… 今月1日に決定・公表された新元号、 ――令和 は―― 今のところ、概ね好評のようですが―― それでも―― 幾つか難点が指摘されています。 その筆頭は、 ――「令和…
――民主主義になじむ元号の扱い方がある。 ということを―― きのうの『道草日記』で述べました。 では―― それは、どんな扱い方か―― …… …… 簡単です。 民主主義の手続きに沿って元号を決めたり、変えたりする―― という扱い方です。 具体的には―― 民意で決めたり…
――元号は民主主義の国家になじまない。 という考え方があることは―― おとといの『道草日記』で述べました。 たしかに―― 歴史的な観点からみれば、 ――あきらかに、その通り―― といえます。 元号は専制君主が用いていた制度ですから―― 専制君主制と民主主義制…
――日本人は、なぜ元号が好きなのか。 …… …… 色々と考えましたが―― 現時点の僕の答えは、 ――自主独立の象徴だから―― というものです。 …… …… きのうの『道草日記』で―― 僕は、 ――元号は、空間だけでなく、時間も支配しようとする専制君主によって、使用を求め…
――元号は民主主義の国家になじまない。 という考え方があります。 これは―― 元号が、 ――専制君主は空間だけでなく時間も支配する。 という思想に基づいていて―― その時間の支配の象徴として―― 民や他国に使用を求めたからです。 元号を考案し、その制度を確…
新しい元号が公表されましたね。 ――令和 です。 …… …… ――平成 が公表されたとき―― 僕は中学3年でした。 それまで慣れ親しんでいた、 ――昭和 と比べて―― 強い違和感を覚えました。 それから30年余り―― ――令和 で―― とくに違和感はありません。 出典は万葉集…