マル太の『道草日記』

ほぼ毎日更新――

2019-09-01から1ヶ月間の記事一覧

天気予報をみて服装を決めるように、世論調査をみて政策を決める

民衆一人ひとりの“脳の神経模様”の集合が、一つの塊として、どのような推移をみせるのか――それが神経経済学や神経政治学の主要な関心事となるであろう、ということを―― きのうの『道草日記』で述べました。 僕個人は、神経経済学よりも神経政治学のほうに興…

神経経済学や神経政治学の底流となる発想

学問の目的は、 ――現象を観察し、ときに実験で介入することで、その現象を司っているらしい原理を見出すこと である、という考えがあります。 この考えを踏まえるならば、僕のいう「生物社会科学」は、次のことを目的とすることになります。 ――“脳の神経模様…

“生物社会科学”で最終的に議論されてほしいこと

ある時刻における脳の中の全ての神経細胞の「静止」「興奮」の様式を、 ――脳の神経模様 と呼ぶことにする、ということを――きのうの『道草日記』で述べました。 僕のいう「生物社会科学」で重要な役割を果たすのは、この“脳の神経模様”である、と―― 実際には…

脳の神経模様

ヒトの脳や神経細胞の活動の実態を余すことなく観察できるようになれば――例えば、任意の時刻における脳の中の全ての神経細胞の状態を正確に把握できるようになれば――僕のいう「生物社会科学」は格段の発展を遂げるであろう、ということを―― きのうの『道草日…

「生物社会科学」の例――神経政治学

僕のいう「生物社会科学」の例の1つ――実在する例の1つ――として、神経経済学を、きのうの『道草日記』で挙げました。 同時に、神経経済学が現時点でもたらしている成果は、とうてい満足のいくレベルではない、ということも述べました。 また、その理由は、…

「生物社会科学」の例――神経経済学

僕のいう「生物社会科学」とは、結局のところは、 ――脳社会科学 あるいは、 ――神経社会科学 と呼ぶべきものである、ということを――きのうの『道草日記』で述べました。 より人口に膾炙しそうな言い回しは、 ――神経社会科学 のほうです――「神経―」には英語の…

「脳社会科学」あるいは「神経社会科学」

――社会科学の枠組みに「ヒト」という生物種の属性を導入する。 という試みについて、きのうの『道草日記』で述べました。 そして、そのような社会科学を、 ――生物社会科学 と呼ぶことにしたい、と―― ――生物社会科学 というのは僕の造語です。 自分でも、 (…

「生物社会科学」という発想

――社会とは何か。 や、 ――社会科学とは何か。 といった議論を、2020年代以降、重視していくのがよいのではないか、と―― きのうの『道草日記』で述べました。 とりあえず、 ――社会とは何か。 の問いに答えを与えておくと―― それは、 ――「ヒト」という生物種に…

「社会科学」とは何かを考え抜く雰囲気を作る

在韓アメリカ軍が撤退をしたら、日本列島の社会的環境に激変が起こりうる――ということについて―― 例えば、 ――アメリカに代わってロシアや中国の軍隊が駐留する。 とか、 ――民主主義の政治が部分的ないし全面的に停止される。 とかいった事態が起こりうる――と…

「教育」とは「影響」である

――「教育」とは「影響」である。 と、おとといの『道草日記』で述べました。正確には、 ――「教育」とは「今の世代が次の世代に及ぼしうる影響」である。 です。 僕が、 ――「教育」とは「影響」である。 と、あえて断定をしたのは、 ――教育というものは、決し…

いつまでも同じ時代が続くということはありえない

在韓アメリカ軍の撤退の可能性を考えるに際し、 (これからは教育のことをちょっと真剣に考えなければならないのではないか) と、僕が思っている、ということを―― きのうの『道草日記』で述べました。 教育を、学問的な分類に基づき、便宜上、 ――人文科学教…

そう簡単には答えを見出せない難しい問い

在韓アメリカ軍が撤退をしたら、後世からみて、日本史上の転換点となるような事態が続発するのではないか、ということを―― きのうの『道草日記』で述べました。 例えば、 ――アメリカに代わってロシアや中国の軍隊が駐留する。 とか、 ――民主主義の政治が部分…

想像を越えるか越えないかくらいの――

在韓アメリカ軍が撤退をすれば、それなりの外交的な圧力と、それに伴う内政的な応力(ストレス)とを、覚悟する必要がありそうだ――ということを―― きのうの『道草日記』で述べました。 それら“圧力”や“応力”の具体的な性状については、そう簡単には記せませ…

在韓アメリカ軍が本当に撤退すれば

外交で圧力がかかると、内政で応力(ストレス)が生じ、以後、思わぬ形で、国家が変容する――というのは、古今東西を問わず、普遍的に当てはまる原理といえるでしょう。 日本列島に長らく存在してきた国家(と目される組織)も例外ではありません。 この国家…

白村江の戦い――中大兄皇子による朝鮮出兵

いわゆる、 ――元寇 は、 ――朝鮮半島における日本列島防衛の軍事拠点の有無 という観点でみたときに、明治政府による日韓併合や豊臣秀吉による朝鮮出兵と並んで、無視できない歴史的事象である、ということを―― きのうの『道草日記』で述べました。 さらに、…

豊臣秀吉や明治政府が試みたことを鎌倉幕府も試みていた

――朝鮮半島における日本列島防衛のための軍事拠点の有無 という観点でみたときに―― 豊臣秀吉による朝鮮出兵よりも以前の歴史的事象として無視できないことは、何といっても、 ――元寇 でしょう。 時代は、朝鮮出兵から300年ほど遡ります。 ――元寇 というと、 …

直近の400年間で“未曾有の異変”

韓国のムン・ジェイン政権が、アメリカや日本と手を切り、ロシアや中国と手を結ぼうとしている――との憶測が強まっています。 ムン・ジェイン政権を選んだのは韓国の有権者であり、そのムン・ジェイン政権が決断することは、韓国の有権者の決断ということにな…

韓国との関係を考える上で何よりも大切なこと

個人的につながりのある韓国人というのは、僕個人についていえば、ほぼ皆無である―― ということを、きのうの『道草日記』で述べました。 当然ながら、そうした個人的なつながりは、人によっては多数あるわけです。 個人的につながりのある韓国人が何十人とい…

個人的につながりのある韓国人がいるかどうか

韓国との関係を考える上で、どうしても影響を受けないわけにはいかないことの1つに、 ――個人的なつながりの有無 があるでしょう。 個人的につながりのある韓国人が――あるいは、韓国人の友人・知人などが――1人でもいるかいないかによって、話は大きく変わっ…

朝鮮半島の統一国家のことを小説に書いてみたことがある

朝鮮半島の分断を終わらせるのは、並大抵のことではない、ということを――きのうの『道草日記』で縷々述べました。 ――並大抵のことではない ということを百も承知の上で――僕は、やはり1日も早く朝鮮半島の分断は解消されて欲しいと願っております。 というの…

朝鮮半島が南北に分断されている現状は――

朝鮮半島が南北に分断されている現状は、やはり、 ――災厄 としかいいようがないと、僕は思います。 1日も早く分断が解消されればよいと思っています。 が、簡単にはいかないでしょう。 なぜか―― 他の国家の利害が複雑に絡み合っているからです。 その結果、…

小中華思想が朝鮮半島で生まれた理由を考える

きのうの続きです。 ②「韓国は、分断される前は、小中華思想という独特の思想で統べられた国家であった、ということ」について―― 小中華思想というのは、簡単にいってしまうと、 ――朝鮮半島の人たちは、中国大陸の人たちを除けば、他の地域の人たちよりも優…

その“災厄”に見舞われている人たちへの心からの共感を示す

韓国に約束の結び直しを地道に求めていく際には、韓国が抱える歴史的な背景を十分に踏まえる必要がある、ということを―― きのうの『道草日記』で述べました。 「韓国が抱える歴史的な背景」とは、 ――韓国は、分断されて互いに(少なくとも形式的には)争って…

韓国が抱えている歴史的な背景を十分にわかった上で

韓国との関係を考える上では―― 韓国が、 ――分断されて互いに(少なくとも形式的には)争っているうちの片方 であること、および、 ――分断される前には、小中華思想という独特の思想で統べられた国家 であったことの2点を踏まえる必要がある、ということを――…

小中華思想の滑稽感

韓国との関係を考える上で加味せざるをえない要素として ――小中華思想 がある、ということを―― きのうの『道草日記』で述べました。 この小中華思想のことを、 ――滑稽だ。 と評された方がいます。 作家の司馬遼太郎さんです。 ご自身の随筆『この国のかたち…

小中華思想

韓国との関係をこれ以上ないくらいに複雑にしている事情として、 ――本来は1つの国家であるはずなのに2つに分断されていて、今もって互いに(少なくとも形式的には)争っている。 という近現代史的な経緯を―― きのうの『道草日記』で挙げました。 かつ―― こ…

韓国との関係をこれ以上ないくらいに複雑にしている事情

韓国との関係を考える上で、韓国が、 ――分断された国家のうちの片方 であることは大変に重要である、ということを―― きのうの『道草日記』で述べました。 当然ながら、その“片方”には、 ――もう片方 が存在します。 北朝鮮です。 韓国との関係を考えるときに…

厳密には、国家ではないかもしれない――

韓国との関係を語るのは、様々な背景を理解しておかねばならないので、かなり厄介といえます。 最も理解しておかねばならないことは、 ――分断された国家のうちの片方 である、ということでしょう。 “分断された国家のうちの片方”なので―― 厳密には、国家では…

韓国にも約束の結び直しを地道に求めていく

――韓国は、どうやら「約束は、ときには破っても構わない」という命題を国民の総意として保持しているらしいので、韓国に対しては、「結んでは破られ、結んでは破られ――」の“約束の結び直し”を忍耐強く続けていくより、ほかはない。 ということを―― きのうの…

韓国は隣国だから――

韓国のムン・ジェイン大統領が、3日前に、 ――1度の合意で過去の問題に決着をつけることはできない。 と発言をしたそうです。 1965年に締結された日韓請求権協定が念頭にあったものと考えられています。 この発言を、僕はネット・ニュースで知りました。 は…