マル太の『道草日記』

ほぼ毎日更新――

そう簡単には答えを見出せない難しい問い

 在韓アメリカ軍が撤退をしたら、後世からみて、日本史上の転換点となるような事態が続発するのではないか、ということを――

 きのうの『道草日記』で述べました。

 例えば、

 ――アメリカに代わってロシアや中国の軍隊が駐留する。

 とか、

 ――民主主義の政治が部分的ないし全面的に停止される。

 とかいった事態です。

 

 そのようなことを考えて、何とも嫌な気分になったのですが――

 同時に、

 (これは、ちょっと真剣に考えておかざるを得ないな)

 と思ったことがあります。

 

 それは

 ――教育

 です。

 

 ――教育

 という言葉は、これを「教え育てる」と捉えるか「教わり育つ」と捉えるかで、多少、話は変わってくるのですが、概して、

 ――今の世代(先達)が次の世代(後進)に及ぼしうる影響

 を意味しています。

 その影響として最も期待されるのは、

 ――生きる力の体得や保持

 でしょう。

 ここでいう「生きる力」とは、

 ――環境の変化に巧く適応をして生き残る力

 です。

 また、「環境」とは、生態的環境・社会的環境もろもろを含みます。

 

 在韓アメリカ軍が撤退をすると、日本列島に未曽有の社会的環境の変化が生じる可能性があります。

 そうした変化に巧く適応して生き残る力をどのように体得し、維持してもらうのか――

 それが、今日の教育――今の世代から次の世代への教育――における喫緊の課題であるように、ふと思えたのです。

 

 具体的には――

 例えば、

 ――アメリカに代わってロシアや中国の軍隊が駐留する。

 とか、

 ――民主主義の政治が部分的ないし全面的に停止される。

 とかいった事態が仮に起こってしまったとしても、そうした事態に巧く対応し、逞しく打開していく――そんな能力を、いかに過不足なく身につけてもらうか――です。

 

 これは、そう簡単には答えを見出せない難しい問いではないかと思います。