マル太の『道草日記』

ほぼ毎日更新――

2008-06-01から1ヶ月間の記事一覧

人間の心理というものは

「明日から、またガソリン値上がりするみたいですよ」 タクシーの運転手さんが教えてくれました。 なので―― 今日、夕方遅くに慌ててマイカーを駆り出しましたよ。 ガソリンを入れてきました。 まだタンクに半分くらいは残っていたのですがね。 それにしても―…

本の食わず嫌いは恐ろしい

ここのところ、(あ、この本、読みたいな) と思うような新書の類いは―― どれも、自分の好む主張が展開されているものなのですよね。 つまり、(そうだ! その通りだ!) と思えるような本しか読もうとしていない、ということです。 ちょっとマズいですよね…

50代くらいの男女2人

僕は車を、自宅から歩いて20分くらいの距離の駐車場に停めているのですが―― なんで、そんなところに停めているのかといいますと―― その駐車場が、昔、通っていた大学の近くだからです(笑 大学を去った後も、片道20分の距離を歩くことが健康には良い、と思い…

顔を合わせることの大切さ

人付き合いのうちには、顔を合わせて雑談をするだけの時間というのが、とても重要だと考えています。 もしかしたら、ただ顔を合わせるだけで、十分かもしれません。 とくに、これといった雑談をしなくても、決まった頻度で会っていけば―― 遅かれ早かれ、お互…

英語の綴り

日本人なのに英語の綴(つづ)りを正確に覚えている人がいますね。 少なからずいます。 なぜ、あんなに正確に覚えられるのか―― 僕には不思議です。 僕は、中学生の頃から綴りを覚えるのが苦手でして、(だいたい、こんな感じ――) という曖昧な覚え方がせいぜ…

同時通訳

先日、同時通訳が行われる会合に出席してきました。 出席者にはイヤホンが配られ、 ――英語を日本語に―― というチャンネルと、 ――日本語を英語に―― というチャンネルとから選べるようになっていました。 僕は、中途半端に英語が聞き取れるので―― 講演者が英語…

喫茶店で聞き耳を立てる

喫茶店でお茶などを飲んでいて―― ふと、隣のテーブルの会話が耳に飛び込んでくることがあります。 その話題が、自分に馴染みのあるものだったりすると―― 俄然、聞き耳を立ててしまいます。 今日も、行きつけの喫茶店で本を読んでいたら―― 大学受験の勉強の話…

内容が大事

くっだらない、どうでもいい話を、すっごく硬い文体で―― キッチリとした論説文にしてみたくなることがあります。 例えば、 ――河童がアトピー性皮膚炎になったら、どうなるか。 とか―― その逆は、いいんですよ。 わりと、しょっちゅう書く機会があるので――「…

本屋さんでは、さまよう感覚を

本屋さんに入ると―― まず、全部の書棚を見てまわりたくなります。 官能小説の書棚なども含めて「全部」です(笑 僕は、本屋さんでは、さまよう感覚を大事にしたいのですね。 どこに何があって、あれはどこにあって――というように、あちこちをキョロキョロと…

週末の公園の脇を

週末の公園の脇を通りかかったら―― 幼い子たちが、思い思いに遊んでいました。 その様子を、のんびりと歩きながら眺めていたのですが―― ふと不思議に思ったのは、 ――みんな、野球やってる。 ということです。 サッカーをやっている子供が、ほとんどいない―― …

作家の「賞味期限」

作家には、 ――賞味期限 というのが、ほぼ確実にあると思っています。 もちろん、その期限は、人によって、長かったり短かったりするでしょう。 一概にはいえません。 が、たしかに「賞味期限」はある―― いま「人によって」と述べましたが―― この「人」は、作…

尻の次は腰

昨日、尻餅をついたところは―― その後、夜、眠る頃になっても、ジンジンと痛み続け―― 今も、少し痛みが続いている感じです。 が―― 困っているのは、尻の痛みではなく―― 腰の痛み―― 寝ている間に、体が勝手に尻を庇っていたためなのか―― 朝、起きたら、腰が痛…

小学校以来の痛み

小学生の頃、学校の教室で、休み時間のときに―― ちょっと座席から腰を浮かせ、すぐに座ろうとしたら、 ――ズってん と尻餅をついたことはありませんか? 友達がイタズラで座席をどけていたとかで―― 僕は、やったこともあるし、やられたこともあります。 小学…

女優さんは売れないほうがいい

女優さんは、売れれば売れるほどに、色気がなくなっていくように思うのですが―― そう感じているのは、僕だけですかね。 そうでもないと思うのですが……(苦笑 * ここでいう「売れる」とは―― 例えば、「一般的な人気が出る」とか「一般の認知度が上がる」とか…

世界の中心の2人

夕方の駅のプラットホームで―― 寄り添うようにベンチに座り込み―― 電車が来たのに立とうともせずに―― 言葉少なにうつむく男女の姿を、みかけました。 2人とも学校の制服を着ていましたから―― まだ相当に若いのです。 中学生か高校生でしょう。 2人の周囲で時…

この世界の冷徹なる掟

今日はお昼すぎに仙台に戻ってきました。 街の雰囲気は、いつもの日曜日と全く同じでした。 昨日の地震のことなど、誰もが忘れているかのようです。 が、TVやネットのニュースなどをみていると、いやでも地震のことを思い出しますね。 9名の方が亡くなり、13…

今朝の地震が起こったときに

今朝の地震が起こったときに―― 僕は部屋のベッドで横になっておりました。 突然、辺りがカタカタといいだして―― はっと気づいたときには、わっさわっさと揺れていました。 それでも―― 大きな物音がするわけではなく―― 窓の外をみたら、天気も良さそうだった…

ちょっと無理じゃないかな

サッカー欧州選手権が開かれています。 その競技のレベルはワールドカップをも凌ぐといわれる大会です。 本場ヨーロッパのサッカーをみていると―― 野球との違いが、実によくわかります。 例えば、野球が確率のスポーツであるならば、サッカーは動態のスポー…

顔や仕草で歌っている

昨夜、NHKの『SONGS』という番組で―― 歌手の石川セリさんが出演されていました。 石川さんは、1972年にデビューされ、モデルとしても活躍――『八月の濡れた砂』や『SEXY』などのナンバーが知られています。 井上陽水さんの奥さんとしても有名です。 が、実を…

芸術の始点にあるもの

映画評論家の水野晴郎さんが亡くなりました。 昨日の午後のことだったそうです。 * 僕の物心がついたときには―― すでに、TVのブラウン管の中で、こう仰っていました。 ――いやあ、映画って本当にいいもんですね。 日本テレビ系列の映画番組での決め台詞です…

拒みえぬ事実

人生は、ちょっとしたことで大きく変わります。 例えば、 ――大学の頃は公務員になることしか考えていなかったのに、今、老舗のラーメン屋で修行中―― とか、 ――役者を目指して高校を中退したのに、今、大学院の社会人コースで福祉を学んでいる。 とかいうよう…

男の業

美人に向かって、 ――お美しい。 などと話しかけるのは―― 礼儀正しい態度とはいえません。 女性がいうぶんには OK かもしれませんが―― 男がいうのは、明らかに NG でしょう。 なぜならば―― 男が、女性を、 ――美しいか、美しくないか の視点でみているときに――…

不安が芸への執念になる

人の芸への執念は、その人の心の不安に由来しているのだと感じます。 心が不安で満ちているから、芸にのめり込めるのだと、と―― 逆に―― 日々の生活に満足をし、日頃から不安と無縁の生活を送っている人に、人の心を動かす芸は難しいでしょう。 芸の肥となる…

スポーツ観戦が嫌いになったかもしれない

ふだん、人を相手にサービス業をやっているので―― その日にあった印象ぶかいことの多くは、守秘義務が付きまといます。 よって、『道草日記』には書けないようなことばかりなのですね。 このことは、僕が日頃、『道草日記』と銘打っておきながら、日記らしい…

「笑わせる」と「笑われる」と

「笑わせる」と「笑われる」との境界について考えることがあります。 何か意外なことをいって「人を笑わせる」のと「人に笑われる」のと―― そこに大きな違いはあるのか、ないのか―― ということです。 時々、 ――最近、笑わせる芸人が減った。笑われる芸人ばか…

サマータイムのこと

朝が早くなっていますね。 日の出の時刻が早くなっているということです。 今朝の宮城県は、朝5時には、すっかり明るくなっていました。 朝が早いと、何だか得をした気分です。 他の季節より、お日様の光をたくさん浴びられる、ということです。 サマータイ…

美の調和という必要条件

いくつになっても娘みたいな顔の女性―― というのをみかけます。 首から下は年相応に豊満なのに―― 首から上は10代みたいにホッソリとしている―― 男の勝手な視点でみれば、すごく幸せな歳の取り方にみえるのですが―― 当の女性は、どう思っているのでしょう。 …

気まぐれで幸せを感じる

喫茶店に入って手元の小冊子をメクっていたら―― 面白い対談の記事をみつけまして―― その喫茶店には、本を読もうと思って入ったのですが―― 結局、その小冊子の全ての紙面を、隅から隅まで読むことにしました。 どの紙面も、小さな活字でピッシリと埋められて…

説得力の源

実用書の魅力というのは―― そこに書かれていることが正しいのかどうかということは、あまり関係がないように思えます。 実用書の魅力というのは、語り口に滲み出る説得力に尽きるだろうと思うのです。 説得力というのは、簡単にいうと、 ――ウソだと思うなら…

衣替えの時期

今日から6月―― 衣替えの時期ですね。 もっとも、今日は日曜日なので―― 高校生や中学生の制服の衣替えは明日以降に持ち越しですが―― 僕は、衣替えが嫌いでした。 とくに夏服への衣替えが、です。 急に涼しい格好をしなければならない―― 中学・高校時代と、僕…