マル太の『道草日記』

ほぼ毎日更新――

2023-09-01から1ヶ月間の記事一覧

理科は自然科学で社会は人文学――では、国語や算数は?

いわゆる、 ――国語・算数・理科・社会 の主要4教科が、 ――社会科学(しゃかいかがく) ――自然科学(しぜんかがく) ――人文学(じんぶんがく) のどれに当てはまるのか―― きのう、みなさんに問いかけました。 ――理科は自然科学で社会は社会科学だろう。 とい…

理科は自然科学で社会は社会科学?

――学問(がくもん) とは、 ――さまざまな物事の陰(かげ)に隠れていると考えられる根本のルールのようなものを見つけだそうとする活動のこと であり―― そうした活動のうち、 ――さまざまな物事に関して仮(かり)の説明をして、その説明が正しいかどうかを実…

学問・科学・社会科学・自然科学・人文学

――社会科学(しゃかいかがく) ――人文学(じんぶんがく) ――自然科学(しぜんかがく) という3つの言葉について―― そして、 ――学問(がくもん) ――科学(かがく) という2つの言葉について―― きのう、のべました。 これら5つの言葉は―― それぞれ、ちがっ…

文系・理系:今も使われている言葉

ぼくが、みなさんくらいの年令であったころ――今から 40 年くらい前――は、 ――社会のことばかり勉強をする者 は、 ――文系(ぶんけい) と、よばれ、 ――自然のことばかり勉強をする者 は、 ――理系(りけい) と、よばれていた―― と、きのう、のべました。 ――よ…

不得意だから「勉強しなくてよい」とはならない

社会のことばかり勉強をしている大人も―― 自然のことばかり勉強をしている大人も―― どちらも問題である―― と、きのう、のべました。 これらの問題のことをぜひ―― みなさんには知っておいてもらいたいと思っています。 なぜかというと―― みなさんには―― 社会…

社会の勉強ばかりは問題だけど……

社会についてばかり勉強をしている大人が―― 自分たちは人である前にヒトであり、社会に生きている前に自然に生きている―― ということをわすれないようにするのは、ものすごく難しい―― と、きのう、のべました。 これは―― 社会についてばかり勉強をしている大…

まんべんなく勉強をするのが大人には難しい

ぼくらは人である前にヒトであり、社会に生きている前に自然に生きている―― ということをわすれないようにするには、 ――社会だけでなく、理科もしっかり勉強をすること が必要である―― と、おととい、のべましたが―― これは、あくまでも、みなさんくらいの年…

理科:その教科の名前は変えたほうがよい

ぼくらは人である前にヒトであり、社会に生きている前に自然に生きている―― ということをわすれないようにするには、 ――社会だけでなく、理科もしっかり勉強をすること が必要である―― と、きのう、のべました。 それは、 ――社会 が、 ――ヒトに固有の生態(…

社会は理科と深い関わりがある

ぼくらは―― 自分たちが人である前にヒトであり、社会に生きている前に自然に生きている―― ということをわすれないようにするには―― どうしたらよいか―― と、きのう、問いました。 この問いへの答えは―― 大人については、ちょっと難(むずか)しいのですが―― …

ぼくらは人である前にヒトである

――人と人とによって約束事が取りかわされているところ が、 ――人の世の中 である―― と、きのう、のべました。 そして―― ここで、もし、 ――人 という言葉に、あえて意識(いしき)を向けないようにすれば―― ――約束事が取りかわされているところ が、 ――世の中…

約束事:自然の影響を直接には受けない

人工物であろうと、なかろうと―― 自然の環境(かんきょう)の中にあるものは―― いずれも、自然から直接の影響(えいきょう)を受けるので―― どれも自然の一部である―― と、きのう、のべました。 では―― 自然から直接の影響を受けないものが―― 何か、あるので…

人工物も自然の一部である

――学校 とは、人と人とによって取りかわされている約束事であり、 ――「学校」と呼(よ)ばれている場所や建物 は、約束事ではなくて、自然の環境(かんきょう)の中にあるものである―― と、きのう、のべました。 一方で―― 9月15日に、のべたように、 ――ある…

学校と「学校」と呼ばれている場所や建物と――

――社会 とは、 ――ある約束事を取りかわしている人たちが集まって生きている様子 である―― と、9月15日に、のべました。 そのような約束事として、どのようなことがあるのか―― そのことについて―― きょうは、少しくわしく、のべましょう。 …… …… 人と人とが取…

ヒト以外の生き物も“社会”を成しているか

――社会 は、自然の環境(かんきょう)の中にないけれども、 ――生態(せいたい) は、自然の環境の中にある―― と、きのう、のべました。 そして、 ――社会 とは、 ――ヒトに固有の生態 であり、 ――ある約束事を取りかわしている人たちが集まって生きている様子 …

生態:自然の環境の中にある

――社会 とは、 ――ヒトに固有の生態(せいたい) である―― と、きのう、のべました。 ここでいう、 ――生態 とは、 ――生き物たちが集まって生きている様子 である―― とも、のべました。 このようにのべると、 ――集まって生きているわけではない生き物たちの生…

社会と生態と

人の世の中は人の心の中にしかない―― と、きのう、のべました。 ここでいう、 ――人の世の中 というのは、 ――社会 という言葉と―― だいたい同じ意味です。 ――社会 という言葉の意味には、さまざまな説明が付けられるものですが―― ぼくは、 ――ある約束事を取り…

人の世の中は人の心の中にしかない

人の世の中は、たくさんの約束事から成り立っている―― と、きのう、のべました。 それら約束事が、人の世の中には十分に行きとどいているために―― お金(かね)をもって、お家(うち)に入っていれば―― どうとでも生きていくことができます。 少なくとも―― …

たくさんの約束事から成り立っている世の中――人の世の中

人の世の中というものは―― 無人島とは、わけがちがう―― と、きのう、のべました。 食べ物や飲み物をかんたんに手に入れることができるし―― あぶない動物に追いまわされるようなこともない―― お金(かね)をもってお店へ行けば、食べたり飲んだりはできるし――…

生きるか死ぬかの問題が運・不運の問題になっているとは?

もし、あなたが、人の世の中で、だれからも助けてもらえなくなったら―― あなたは生きていけない―― と、きのう、のべました。 少なくとも―― 生きるか死ぬかの問題が、純粋(じゅんすい)に運・不運の問題になってしまう―― と―― …… …… 生きるか死ぬかの問題が…

人は“人と人との関係”を結ばなくても生きていけるか

人は、だれかと気持ちを分かち合ったり、損得(そんとく)を分け合ったりするために、 ――人と人との関係 を作っている―― と、きのう、のべました。 そして―― もし、あなたが、だれかと気持ちを分かち合ったり、損得を分け合ったりしたいと思わないのであれば…

その“人と人との関係 ”の働きとは?

――人と人との関係 の働きというのは―― その関係が―― 望ましい在(あ)り方になっているときには―― わかりにくく―― 望ましくない在り方になっているときには―― わかりやすい―― と、きのう、のべました。 つまり、 ――人と人との関係 の働きをさぐろうと思った…

病気のことをよく考えてみると――

――人と人との関係 は、ときに“病気になってしまう”ことがある―― と、9月5日に、のべました。 ここでいう、 ――病気になってしまう。 というのは、あくまでも喩(たと)え話でして―― 実際(じっさい)には、 ――望ましくない在(あ)り方になってしまう。 とい…

親の立場を思いえがいてみる:とても、むずかしいこと――

――人と人との関係 で、辛(つら)く、苦しい思いをしないようにするには、 1) 本当は、 ――仲良くしたくない。 と思っているのに、 ――仲良くしなければならない。 と思いこんだりしないようにする―― 2) 自分が、 ――仲良くしたい。 と思っている相手が、実…

親との間に“つかず・はなれず”の関係を作っておけば――

あなたが、 ――人と人との関係 で、辛(つら)く、苦しい思いをしないで、すむようにするためには―― 以下の2つのことができるようになるとよい―― と、きのう、のべました。 1) 本当は、 ――仲良くしたくない。 と思っているのに、 ――仲良くしなければならな…

あなたが“人と人との関係”で辛く、苦しい思いをしないために――

――人と人との関係 が“病気になってしまう”のは―― たいていは―― 片方(かたほう)の人が、もう片方の人と、 ――仲良くしたい。 と思っていて―― もう片方の人は、実は、 ――仲良くしたくない。 と思っているのであるけれども―― どういうわけか、 ――仲良くしなけ…

人と人との関係:“病気になってしまう”のを防ぐ

人の世の中を生きていく上で―― 人と人との関係をだれかとの間に結ぶことは、決してさけることができない―― と、きのう、のべました。 つまり、 ――人と人との関係 というのは―― 人の世の中を生きていく上で、どうしても考えないわけにはいかないことなのです…

人と人の関係の望ましい在り方を学ぶための“親孝行”は――

ある程度(ていど)は、 ――親孝行(おやこうこう) が上手になっていないと―― 人と人との関係を望ましい在(あ)り方にすることは、夢(ゆめ)のまた夢である―― と、きのう、のべました。 だからこそ―― 人は、 ――親孝行 をするのですね。 人と人との関係の望…

ある程度“親孝行”が上手になっていないと――

人と人との関係は親子関係と同じではない―― と、きのう、のべました。 その理由として―― 親は、ふつう子どもと、 ――仲良くしたい。 と思っているものであるけれども―― 人は、ふつう人と、 ――仲良くしたい。 と思っているものではない―― ということを挙げまし…

人と人との関係は親子関係と同じではない

人と人との関係は、“親孝行(おやこうこう)”の段階(だんかい)の親子関係よりも3倍くらい複雑(ふくざつ)である―― と、きのう、のべました。 それゆえに、 ――親孝行 の段階の親子関係は、人と人との関係を学ぶ上で、とてもよい教材である―― といえるので…

人と人との関係は“親孝行”の段階の親子関係よりも3倍くらい複雑――

人と人との関係の複雑(ふくざつ)さについて―― きのうまでに、のべてきました。 まず、相手が自分と、 1)「仲良くしたい」と思っている場合 2)「仲良くしたくない」と思っている場合 3)「どちらでもない」と思っている場合 の3つに場合分けをして―― …