マル太の『道草日記』

ほぼ毎日更新――

親との間に“つかず・はなれず”の関係を作っておけば――

 あなたが、

 ――人と人との関係

 で、辛(つら)く、苦しい思いをしないで、すむようにするためには――

 以下の2つのことができるようになるとよい――

 と、きのう、のべました。

 

 1)

 本当は、

 ――仲良くしたくない。

 と思っているのに、

 ――仲良くしなければならない。

 と思いこんだりしないようにする――

 

 2)

 自分が、

 ――仲良くしたい。

 と思っている相手が、実は、自分と、

 ――仲良くしたくない。

 と思っているのに、

 ――仲良くしなければならない。

 と思いこんでいるのではないか――

 と、しっかりと疑(うたが)うようにする――

 

 ……

 

 ……

 

 1)については、

 ――親孝行(おやこうこう)

 をしっかりと行うことで――

 かなり、できるようになります。

 

 8月27日に、のべたように――

 親は子どもと、

 ――仲良くしたい。

 と思っているものですから――

 もし、子どもの方が、

 ――親と仲良くしたくない。

 と思っているのなら――

 その子どもが行う、

 ――親孝行

 は、まさに、

 ――人と人との関係

 で、辛く、苦しい思いをしないためのトレーニングとなります。

 

 具体的には――

 8月27日に、のべたように――

 うっかり「親と仲良くしなければならない」と思いこんだりせずに――

 親との間に、

 ――つかず・はなれず

 の関係を作りあげ、それを保(たも)つことです。

 

 こうした、

 ――親孝行

 が、しっかりと行えている人は――あるいは、しっかりと行えた人は――

 自分が、

 ――仲良くしたくない。

 と思う相手と、うっかり、

 ――仲良くしなければならない。

 と思いこむようなことは、まず、ないでしょう。

 

 そのような、

 ――親孝行

 をやりとげている人は――あるいは、やりとげた人は――

 たがいに仲良くすることだけが人と人の間に望ましい関係を保つ唯一(ゆいいつ)の方法ではない――

 ということを身をもって感じとっているからです。

 

 よって――

 1)については――

 そんなに、むずかしくはありません。

 

 もちろん、

 ――幸いにも「親と仲良くしたくない」と思うことは一度もなかった。

 というような人には――

 ちょっと、むずかしいのかもしれませんが――

 

 それでも、

 ――もし、親と仲良くしないのであれば、どうするのがよいか。

 と考えることはでき――

 それを、ある程度(ていど)しっかりと考えることで――

 答えは何となくみえてきますから――

 

 そこまで、むずかしいわけではないのです。

 

 むずかしいのは――

 2)について、です。

 

 ……

 

 ……

 

 つづきは、あす――