マル太の『道草日記』

ほぼ毎日更新――

2010-01-01から1ヶ月間の記事一覧

現代とは

「現代」という時代区分は、 ――終戦後から現在まで―― と学校では習いましたが―― 実際のところは、どうなのでしょう。 終戦後といったら、65年も前のことです。 65年前を「現代」と呼ぶのは、どうも抵抗を感じます。 そろそろ「現代」の時代区分を見直しても…

手紙には二面性が

手紙は――電子メールの類いも含めて――自分の気持ちを伝える分にはいいのですが―― 相手に何かを要求するのは、非常に心苦しいのですよね。 手紙には二面性があるのです。 自分の気持ちを伝える手紙と―― 相手に何かを要求する手紙と―― これらは―― まったくの別…

ただお喋りをするだけで

自分の気持ちというのは、自分が一番わからないものです。 とくに自分の生の気持ち――本音、本心――は、本当にわかりません。 知識や理屈によって、すぐに質的に変化させられるからです。 ――本当はこう思っているんだけれども、世間では、ああ思うのがよいとさ…

人の信用の基準

ある人を信じるかどうかは―― その人の行動にかかってくると考えています。 行動であって言葉ではありません。 口では―― どんなに立派なことをいっていても―― どんなに些末なことをいっていても―― その発言が含む意味は、大したものではありません。 言葉では…

難しい仕事と易しい仕事と

難しい仕事と易しい仕事と―― 長い間、続けていくのは、どちらが難しいでしょうか。 僕は、易しい仕事を続けるほうが難しいと考えています。 難しい仕事というのは、難しいのですから、最初は全くできないのですよね。 それを、どうにかしてできるようになろ…

そろそろ冬季オリンピックが

そろそろ冬季オリンピックが始まるのですね。 今回の会場はバンクーバーでしたか。 実をいえば―― 僕は、オリンピックには、ほとんど関心を持っていません。 理由は幾つかあります。 1つは、当初、アマチュアリズムに根差していたはずなのに、昨今では、すっ…

わかりやすい文章というのは

わかりやすい文章というのは、単純な文章です。 飾りや遊びのない文章―― 素っ気ない文章といっても、よいでしょう。 場合によっては―― つまらない文章です。 が―― そのような文章こそわかりやすいのだということを、今、痛切に感じております。 単純な文章――…

真実はすべからく

――口に出してはならない真実もある。 などといわれますが―― そんなことはないと、僕は考えています。 真実はすべからく口に出してかまわない、と―― もし、「口に出してはならない真実」らしきものがあるとしたら―― それは、似非の真実でしょう。 何となく真…

学校教育の意義を

学校教育の意義をどこに見出すかは、簡単には決められません。 社会に出た後で役に立てられることを学ぶという意義が考えられるならば―― 社会に出たら簡単には学べないことを学ぶという意義も考えられます。 どちらの意義も、簡単には否定できません。 人生…

精神の活動力が弱まると

昨夕より体調が悪くて困っています。 体調が悪くなると、すべてのことが滞りますね。 集中力が落ち、ひらめきが減り、向上心が薄れる―― 精神の活動力が弱まるということです。 それでも仕事があるので、休むわけにもいかず―― 精神の活動力が弱ったままで、な…

「なぜ好きなのか?」を考える

――好きこそものの上手なれ。 などといいますが―― 多くの場合、人は、自分の好きなものが自分の得意なものになっているとは限りません。 作家が、小説を書きたがっているのに、定評があるのはエッセイであったり―― 科学者が、学会で発表をしたがっているのに…

春は悩む季節か

きょうの仙台は、3月なみの温かさだったそうですよ。 コートがなくても、なんとかなった感じですね。 春のぬくもりを、一足早く、楽しみました。 それで思ったのですが―― * 春は、本来、悩む季節ではなかったかと感じます。 寒さが緩み、体が楽になると―― …

笑わせていないのに笑われると

とくに誰かを笑わせようと思っていないにもかかわらず、目の前の人に笑われてしまうと―― けっこう傷つきますよね(笑 それが嘲笑なら、傷つくというよりは、腹が立つわけですが―― 心からの笑いであれば、傷つくより仕方がない―― とくに、巧みな冗談をいった…

経済学を自然学だと

経済学の評論やエッセイをみていると―― 経済学を自然学だと錯覚することがあります。 つまり、 ――人の経済活動を自然現象のようにみなしてしまう。 ということですね。「錯覚」という言葉を使いましたが―― あながち錯覚ではないかもしれません。 人の経済活…

ハイチを「南国の楽園」と思ったわけ

1月14日の『道草日記』で、 ――「ハイチ」から「南国の楽園」を連想したのは、なぜだろう? などと訝っておりましたが―― 理由がわかりました。「ハイチ」と「タヒチ」とを混同したのですね。 タヒチは、ポリネシアのフランス領で―― 第2次世界大戦後、近代的な…

美文は文章が滑らか

美文とは―― 派手な修飾語や奇抜な修辞法にかかっているのではなく―― 文意が滑らかに繋がっているかどうかにかかっていると考えています。「文意が滑らかにつながっている」とは―― 文章中の言葉と言葉との関連が、句読点の前後で、明瞭に示されているというこ…

現在、探索中

歴史を学ぶ意義は―― 過去の失敗を省みることでしょう。 決して過去の成功に倣うことではありません。 成功よりも失敗のほうが、あてになるのです。 世の中には―― 不思議に成功することなら、いくらでもありますが―― 不思議に失敗することなど、ありえません…

ハイチが酷いことに

ハイチが酷いことになっているようですね。 日本時間のきのうの朝―― マグニチュード7.0の大地震が首都を襲い、数万人規模の死傷者を出しているそうです。 公的施設の多くが倒壊し、通信網は寸断され―― 国家機能は麻痺している、とか―― 大統領府や議会議事堂…

あたかも自分の意志で進んだかのような

人の社会で、うまくやっていこうと思ったら―― 我を通さないことでしょう。 流れに身を任せる――「あれをしよう! これをしよう!」とは思わないようにする―― もちろん―― それだけではダメですよ。 なぜなら―― 流れに身を任せているだけでは、満足を覚えない――…

面白くないけれど、読む気にはなれる

エッセイは―― たとえ、どんなにつまらない作品であっても―― そこに、とても重要そうなことが書かれてあって――しかも、かなりシッカリとした文章で書かれてあれば、(まあ、読んでみようか) という気持ちにさせられます。 が、小説は―― そういうことは、あり…

機械イジりが好きではない

機械イジりが好きではありません。 例えば、電化製品を分解したりするのは億劫です。 好きでないというだけで―― まるっきり苦手というわけでもないようです。 父は機械イジりが好きな人でした。 ときどき電化製品を分解したりしていました。 機械イジりに限…

男の恋というのは

女の恋なら、いざしらず―― 男の恋というのは、基本的には、ろくなものではないと感じております。 恋というのは、体の反応が心に影響を及ぼしていると思うのです。 つまり―― 男の恋とは、男の体が人の心に引き起こしているもので―― それは、男の本能的な欲求…

1993年にリリースされたB`zのシングル『愛のままにわがままに僕は君だけを傷つけない』はスゴく長い曲名

1993年にリリースされたB`zのシングル『愛のままにわがままに僕は君だけを傷つけない』はスゴく長い曲名に感じられましたが―― 実際に文字を数えてみると―― そんなに長くはないのですよね。 21字です。 …… …… え? なんで、そんなことを思ったかって? 実は、…

言葉遊びの完成度

良い詞というものは―― メッセージ性もさることながら―― やはり、言葉遊びの完成度にかかっていると感じます。 メッセージ性というのは―― その詞が人の心に響くかどうかということです。 これに対し、言葉遊びの完成度とは―― 声に出して読んだときにリズムが…

政治とカネ

――政治とカネ の話が喧(かまびす)しいですね。 昨今も―― 政権の要人に関わる金銭疑惑が、連日のように報道されています。 そうした疑惑の真偽はともかく―― 相応のカネが政治に必要なのは、否定しがたい事実のようです。 では、なぜ政治にカネが必要なので…

気分が落ち込むと眠くなる

僕は、気分の落ち込むことがあると、すごく眠くなるのですよね。 例えば、昼間にイヤなことがあると、その日の夕方には、もう眠くなる―― 医学書には、 ――うつ病で落ち込んでいる人は不眠に苦しんでいることが多い。 と書いてあるのですが―― 最近では―― うつ…

世界一高い高層ビルが

世界一高い高層ビルが完成したそうですね。 アラブ首長国連邦の都市ドバイに建っているそうです。 全高は828メートル―― これまでの世界一が500メートルあまりだそうですから―― 記録を大幅に塗り替えたことになります。 800メートルの高層ビルというのは、ど…

説得をする、説得をされる

説得をするのが上手な人は―― 説得をされるのもまた上手なものです。 説得が上手な人はゼッタイに他人の説得は受け入れないと思われがちですが―― そうではありません。 他人の説得を受け入れず、いたずらに説得をしようと躍起になる人は―― ただの強弁にこだわ…

帰省先から戻る人たちをみて

正月三箇日も3日目となれば―― 日常の気配が立ち戻ってきます。 ふつうの日曜日と、あまり変わりがない――(笑 ところが、唯一、(あれ?) と思うのが―― 街中をゆく10代や20代の人たちが大きなカバンをもっていることです。 これから自宅に戻るわけですね―― …

先月あたりから

先月あたりから、歩数計をつけて歩いています。 にわかに健康のことが気になりだしたからではなく――(苦笑 たまたま人から歩数計をもらったので、それを使っているだけなのですが―― 自分の歩数などは想像したこともありませんでしたから―― それなりの発見が…