マル太の『道草日記』

ほぼ毎日更新――

ハイチが酷いことに

 ハイチが酷いことになっているようですね。

 日本時間のきのうの朝――
 マグニチュード7.0の大地震が首都を襲い、数万人規模の死傷者を出しているそうです。

 公的施設の多くが倒壊し、通信網は寸断され――
 国家機能は麻痺している、とか――

 大統領府や議会議事堂も倒壊したそうですから、目も当てられない惨状でしょう。

 ハイチには、

 ――南国の楽園

 のイメージがありました。
 温暖な気候と豊かな自然に囲まれ、観光産業で潤っているのだろうと思っていました。

 そうではないのですね。

 中米の最貧国なのだそうです。

 前世紀には軍事クーデターが繰り返され、治安は悪化し、経済活動が疎かにされてきました。
 今世紀に入っても混乱は続いており、衛生状態も悪く、外務省のホームページでは、

 ――渡航には慎重になるように――

 といった主旨の警句が掲載されています。

(ハイチって、そんな国だったの?)
 と――
 思わず訝ってしまいました。

 むしろ、なぜ自分が「南国の楽園」のイメージを持っていたのかを不思議に思ったくらいです。

 ハイチがカリブ海沿岸の国だからでしょうか。