マル太の『道草日記』

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 歴史を学ぶ意義は――
 過去の失敗を省みることでしょう。

 決して過去の成功に倣うことではありません。

 成功よりも失敗のほうが、あてになるのです。

 世の中には――
 不思議に成功することなら、いくらでもありますが――
 不思議に失敗することなど、ありえません。

 どんな失敗にも必然が含まれます。

 その必然を見出すのが、歴史を学ぶ目的です。

 ですから――
 歴史を真摯に学び、その成果を現代に活かそうとするならば――
 悲惨な歴史、おぞましい歴史、バカげた歴史から、目を背けてはいけません。

 それら史実は、現代に活きる重要な教訓を示しているのですから――

     *

 民主党小沢一郎さんが、擬装献金疑惑に揺れています。

 きょうになって、東京地検特捜部は、小沢さんの元秘書らを逮捕しました。

 いずれ捜査の手は小沢さん本人にも及ぶ、との観測が流れています。
 なかには、小沢さんに民主党幹事長の職を辞するように求める声もあります。

 ――政治家が検察に嫌疑をかけられた場合には、推定無罪の原則をも曲げるべきである。

 との主張でしょう。

 ことは、大変に複雑でデリケートな問題です。

 この問題について考え、判断を下すときに――
 僕ら有権者は、歴史から学ぶ必要があります。

 過去のどの失敗を反面教師とするべきか――

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