「現代」という時代区分は、
――終戦後から現在まで――
と学校では習いましたが――
実際のところは、どうなのでしょう。
終戦後といったら、65年も前のことです。
65年前を「現代」と呼ぶのは、どうも抵抗を感じます。
そろそろ「現代」の時代区分を見直してもいいのではないでしょうか。
ヨーロッパでは、1980年代後半の東西冷戦の終結や、1990年代初頭のソビエト連邦の崩壊をもって、現代の始まりとする向きが増えているそうです。
その頃の日本は、ちょうどバブル経済の熟成期でしょうか。
つまり、バブル経済の崩壊をもって現代の始まりとする考えも妥当ではないかと感じます。
そうしますと――
僕は1973年生まれなので――
僕は近代の生まれということになります。
一瞬、
(ええ~!)
と、たじろぎましたが――
実は、大した違和感を覚えません。
最大の理由は、携帯電話です。
僕が子供であった頃に携帯電話はありませんでした。
携帯電話が、こんなに普及している社会などは、想像すらしていませんでした。
携帯電話の普及をもって現代の始まりとするのも、意外に良案ですね。