マル太の『道草日記』

ほぼ毎日更新――

本の食わず嫌いは恐ろしい

 ここのところ、
(あ、この本、読みたいな)
 と思うような新書の類いは――
 どれも、自分の好む主張が展開されているものなのですよね。

 つまり、
(そうだ! その通りだ!)
 と思えるような本しか読もうとしていない、ということです。

 ちょっとマズいですよね。
 自分の考えがドンドン凝り固まっていく――

 老いを実感しました(笑

 もちろん――
 考えが固まること自体は、決して悪いことではないと、僕は思います。

 が――
 悪い形に固まったり、間違った方向で固まったりするのは、厳に避けなければなりません。

(なんだ! この本は! けしからん!)
 と思うものほど、積極的に読んでいかなければなりません。

 その結果、途中で読むのがイヤになる分には、構わないと思います。
 食わず嫌いになって、狭量な思考に陥るのが、恐ろしいのです。