――韓国は、どうやら「約束は、ときには破っても構わない」という命題を国民の総意として保持しているらしいので、韓国に対しては、「結んでは破られ、結んでは破られ――」の“約束の結び直し”を忍耐強く続けていくより、ほかはない。
ということを――
きのうの『道草日記』で述べました。
もちろん、その韓国の命題は対日本に限ったことかもしれません。
日本以外の国家に対しては、きちんと約束を守り続けるのかもしれない――
が――
仮に、そうであったとしても――
日本としては、向き合う問題は同じです――そのような命題を本気で抱え込んでいるらしい韓国と、いかに付き合っていくべきか――
僕の結論は、繰り返し述べているように、
――「結んでは破られ、結んでは破られ――」の“約束の結び直し”を忍耐強く続けていくより、ほかはない。
です。
識者の中には、
――韓国との国交を断つのがよい。
との結論に達している人も少なくはないようですが――
そうした結論に至る過程を詳細に把握していくと――
実質的には、僕のいう、
――約束の結び直し
を求めていることが多いように感じます。
その“約束の結び直し”に韓国が応じないうちは、日本からの一切の働きかけをしないほうがよい――
との見解が、今のところは、主流のようです。
――約束の結び直しを地道に求めていく。
という対応は、一見、関係を断っていくことと等しいようですが――
実際には、等しくはありません。
――関係を断っていくこと
とは、
――約束の結び直しさえも求めない。
ということです。
そのような対応は、少なくとも隣国に対しては、現実的ではありません。
なぜならば、
――約束の結び直しさえも求めない。
ということは、相手が存在しないかのように振る舞う――つまり、無視をする――ということですが――
隣国という存在は、無視をしようにも、とうてい不可能だからです。
そこに何千万という人々が暮らしているという現実があり、その現実が存在しないとみなすのは、たんなる現実逃避です。